いつも読んでいただき誠にありがとうございます。
日常生活を楽しく過ごせるよう日々工夫をしているアイデアわくわくリハビリの山口です!
デイサービスで、料理訓練するにあたり悩まれている方に聞いてほしいこと、料理の工夫などについて書いてみました。
また、料理訓練に挑戦してみようかなと思われている方の参考になったら幸いです。
今回は、片手でも楽しくハンバーグを作る方法・料理訓練について一緒に考えていきたいと思います。
目次
デイサービスで料理訓練のポイント
デイサービスで料理訓練の強みとポイント
・強み:自宅でも料理が作れるようになる体験できる・学べる
この強みを活かすポイントは、デイサービスでは送迎で自宅の台所の様子を確認するということ。
ご自宅の様子を確認することで、その方の調理方法に合わせて練習ができるということなんです。(個別機能訓練加算を算定する場合は、家屋訪問は必須)
なので、自宅の台所、冷蔵庫のスペックを知った上で料理の練習は効果的です。
強み・障害や病気があっても料理できる方法を体験できる・学べる
この強みを活かすためには、障害や病気をハンディキャップと思わないようにし、調理練習をすることです。
例えば、脳梗塞後遺症があったとします。
硬い食材は切ることが難しい場合は、蒸してから切る、てこの原理で切れる包丁を使うなどして、成功体験を繰り返すことで調理技術を習得できます。
そして、調理体験を通じて、できないをできるという発想に変えていくことで重要です。
それに同じ障害や病気を持った方達と意見交換ができる・調理方法の相談ができることはその強みを活かすことにつながります。
自宅での悩みや障害の悩みについて語ることで治療効果になります。(カタルシス効果)
話すことで気持ちの整理にもなりますもんね。
スッキリした気持ちになります。
皆さんも経験はないでしょうか?
悩んでいる時に、たくさん話しを聞いてもらったらスッキリした経験。
解決してもらっていないのに、話をしたらスッキリしたという経験。
ですから、活動を通して話すことがいろんな強みを活かすことになるのです。
解決は自分の中にもあるし、自分の外にあるのですね。
このことを知ってもらい、行動をしてもらえるように関わっていきたいですね。
では、次は便利なオリジナルクッキング道具をご紹介します。
便利な調理道具の使用体験ができる
みじん切りタッパー
みじん切りするのは、なかなか大変です。
片手でする場合は、食材も押さえておかないといけないし、飛び散らないようにしたいなどがあります。
みじん切りって面倒なんです。
ただ、電動調理器具を使うと洗うのが面倒だったりする場合に活用してほしいのがコレです。
みじん切りタッパーです。
タッパーの縁をカットして作成できます。
ようはタッパーの中でみじん切りをするのです。
そうすることで食材が飛び散らなくてすみます。
押して切るという動作の反復動作が簡単できます。
こんな感じでみじん切りができます。
食材に応じてタッパーの色を変えることで見えやすくなります。
たこ焼きで使用するキャベツの千切りをする場合は、クリアのタッパーを使うと見えやすくなります。
ハンバーグ作りのレシピ
レシピは5工程くらいまでにしたほうがいいです。
多すぎるとモチベーションがさがります。
あくまでも料理は楽しいと思ってもらえないと自宅の活動に繋がりません。
また、継続性が低くなります。
そして、工程には、切る、混ぜる、形成、準備、焼くの簡単に工程をイメージできる文字を入れておくと簡単にできます。
調理訓練をグループでやる時なんか、〇〇さんは切る、〇〇さんは混ぜる・・・など分担がしやすくなります。
誰もが調理のイメージしやすいよう工夫することがモチベーションアップになり、調理訓練の効果があがります。
支援するスタッフも関わりやすくなります。
調理訓練は時間に追われますので、バタバタすることがあります。
そんなバタバタ練習をしたら、悪いな〜と思われてしまいます。
それではいけません。
楽しく料理しないと意味がないんです。
レシピなんですが、自宅に持ち帰ることができ、自宅の料理活動に活かしてもらいやすくなります。
レシピを持って帰ってもらえたら、次回来所時に『どうでした?家でもできました?』など感想をさり気なく聞くことができるのです。
その言葉が料理訓練を持続しやすくなるきっかけになります。
また、訓練意識(モチベーション)の持続ができますので、
・レシピを作ること
・レシピを持って帰ってもらうこと
をオススメします。
それに加えて、レシピは5工程がオススメです。
サランラップとスプーンを使ったハンバーグの簡単形成は、前編でご紹介しています。こちらから
まとめ
デイサービスで人気の料理訓練!片手でも楽しくハンバーグ作り後編はいかがだったでしょうか?
デイサービスにおける料理訓練のポイントと強みを活かす方法は
・自宅でも料理ができる体験ができる・学べるでしたね
その強みを活かす背景には、送迎があり、自宅の調理環境を知って練習ができるということ
・病気や障害があっても料理訓練が体験できる・学べるもありましたね。
この強みを活かすためには、調理活動を通じて同じ思いの方と話しながら調理していくことでカタルシス効果もあるということでしたね。
できないをできるという発想の練習になるということなんですね。
ポイントと強みを意識して料理訓練を提供してみましょう。
それとみじん切りの工夫についてご紹介しました。
少しでも調理してみたいという思いを支援することが、自宅の調理活動に繋がります。
今後も自宅の活動が広がるよう支援していきたいですね。
今回、以外にもADLのリハビリや練習方法をご紹介している書籍があります。
自分も執筆しています。よかったら手元においてくださいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございます