いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
有酸素運動は高齢者の脳機能(認知症予防になる)を上げると言われていますが、本当に上げるのでしょうか?
どのくらいの負荷で、どの程度すると効果があるのでしょうか?
などなど思われている方は、いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は、そのようなお悩みを解決する記事をご紹介します。
とても簡単な有酸素運動を10分間、行うだけで高齢者の脳機能は上がりました。
その結果を記事にまとめましたのでご覧になってください。
では、どうぞ!
目次
有酸素運動について
有酸素運動は認知機能・脳機能を向上する。どんな運動で向上するの?
脳機能・認知機能を向上させる有酸素運動は、歩いても上がります。
結論から、言いますと、散歩でも脳機能・認知機能は上がります。
理由は、全身の血流が良くなり脳への血流が上がることで脳機能・認知機能が活性化します。
結果、集中力や反射神経や判断力が良くなりますよ。
散歩でも、早く歩いたり、ゆっくり歩いたりするを繰り返すだけでも効果があります。
それを『インターバル歩行』と言います。
そして、高齢者の方に『脳機能が上がった』を身近に体験していただける方法があります。
それはピコピコモグラキングというおもちゃで遊んでいただくことで検証することができます。
このピコピコモグラキングというおもちゃは、モグラが光ったら叩くというルールです。
間違いを5回すると終了します。とても反射神経を必要とするおもちゃなんです。
ピコピコモグラキングは有酸素運動で脳機能が上がったその結果を検証するのに最適なおもちゃです。高齢になると反射神経が低下すると言われていますが、運動することで向上すると言われています。
今回は、僕のお義母さんと僕の結果をご紹介します。
本当に有酸素運動は効果があることが実感できました。
今回、ご紹介する有酸素運動は、座ってできる歌体操を行いましたので、下記をご覧ください。
ピコピコモグラキングの点数の比較
おかあさんの結果
有酸素運動の前は、350点でした。
有酸素運動の後は、470点でした。その後、もう一度すると465点でした。
山口の結果
有酸素運動の前は440点でした。
有酸素運動の後は、615点でした。
有酸素運動をすることで、二人とも、反射神経・判断力・集中力の脳機能はあがり、高得点を出せる結果となりました。
やはり、全身の血流が良くなることで脳は活性化されていたのですね。
次は、今回行った有酸素運動について簡単にご紹介します。
座って行う有酸素運動について
今回は、365歩のマーチを約2分間・5種類運動で10分間行いました。
運動の種類について
- 腕振り・足踏み
- 腕引き・足伸ばし
- 肘・膝を対角につける
- 手と足を対角にタッチ
- 背伸び
の5種類の運動を行いました。
腕振り・足踏み
腕振り・足踏みは、座ってできる有酸素運動の鉄板です。
難しい運動するより、簡単な運動で速度を上げて、腕や足を繰り返し動かすことの方が運動効果は高いですよ。
腕引き・足伸ばし
肘引きの運動は、肩甲骨周囲の血流を良くして、脳への血流をアップしてくれます。
足伸ばしは、大腿四頭筋の運動になり、足の血流が良くなり、結果、全身の血流が良くなります。
大腿四頭筋を動かすことで、転倒予防にもなる運動となります。
肘・膝を対角につける
肘と膝を対角にくっつける運動は便秘解消にもなる運動の一つです。
体幹をひねり腸に刺激を与えて、腸の蠕動運動を促進する運動です。
手と足を対角にタッチ
どうですか、この写真!笑顔で体操をやっているでしょ笑
背伸び
最後の方は疲れてきたので、背伸びを繰り返し行う有酸素運動にしました。
背伸びは、頸部・体幹の血流を良くする運動なのです。
脳機能を上げたい時にオススメな運動の一つですよ。
それに深呼吸がしっかりとできるので、心肺機能の向上にもなる運動ですよ。
まとめ
高齢者は10分間の有酸素運動で脳機能が上がる!ピコピコモグラキングで検証したら、おかあさんは、すごい結果が出たはいかがだったでしょうか?
10分間、簡単な有酸素運動を行うだけで、脳機能は上がることが理解してもらえたと思います。
有酸素運動は、脳機能を上げる以外にも下記の効果がありますよ。
- 高血圧
- 糖尿病
- 貧血
- 冷え性
- 便秘
- 認知症
- 骨密度
- ダイエット
- 美容
- 免疫力
などなどにも効果がありますよ。
ぜひ、毎日の習慣として有酸素運動をやって行きたいですね。
簡単で続けられる有酸素運動といえば、歩く・散歩です。
ぜひ、皆さんもやってみてください。
アイデアわくわくリハビリchでも、たくさん体操をご紹介しています。
歩くに飽きたらやってみてください。
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。