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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
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山口が人生で経験してきたことや働きながら体験したこと、学んできたことを読者の皆様のために自分なりにできる限り、分かりやすくお伝えしていきますね。
今回は、レクリエーションをバカにしてくる人・軽視してくる人への対処方法をご紹介します。
目次
レクリエーションをバカにしてくる人への対処方法について
レクリエーションをバカにしてくる人への対処方法とは、どのようにするのか?
介護施設の業務でレクレーションをすることがあります。
ただ最近は、 自立支援を推奨するあまりレクリエーションを軽視する人が内部・外部にいます。
たまにそういう人は、レクリエーションをやってる職員さんに『レクリエーションなんかやってんじゃないわよ。これからはもっと自立支援に力を入れていかないといけないのよって国の方針が決まっているんだからね』なんて言って職員さんを馬鹿にする人がいます。
職員さんとしては目の前の高齢者の方のために一生懸命やっているのにあたかも全否定されたような気分になります。かなり一方的な言い方をする人や冷たい視線を送る人がいます。
そのような人を見たり聞いたりすると、同じ介護従事者・医療従事者として、残念でしかありません。なんて理解力がないんだとつい思ってしまいます。
研修をした際に参加者の方から『レクをバカにされました。どのような対応をとればいいですか?』とか『レクの効果は?と問われて答えられませんでした』など質問や意見を聞くことがあります。
そのような時には、個別的に対処方法をお伝えしています。
しかし、そのような悩みを抱えている方はたくさんいるのではないか?と思いました。
そこで、今回は、レクをバカにされた時の対処方法・考え方についてご紹介したいと思います。
項目は下記の内容でご紹介します。
- レクをバカにされた時の対処方法の結論
- バカにしてくる方の特徴
- 対処方法・リフレーミング編
- やってはいけないこと
今回の記事を動画でもまとめているのでよかったら、ご覧になってください。
動画と合わせて記事を読まれることで、レクリエーションをバカにしてくる方への対処方法スキルがあがりますよ。
レクをバカにされた時の対処方法の結論
レクリエーションをバカにされた時の対処方法の結論を2つお伝えします。
- 1つ目は、相手にしないということです。
- 2つ目は、リフレーミングするということです。
この2つのどちらかでも構いませんので、することで気持ちの安定化ができます。
下記にその理由を解説していきますね。
1つ目の『相手にしない』が対処方法になるということを解説します。
レクリエーションをバカにしてくる人をまともに相手にすること自体が値しないのです。
その言葉をまともに受け入れる必要はありません。
なぜなら、上から目線で一方的な見解しかできていないからです。
そのような言葉を言ってくる人がもし、こちら側の心情や業務内容・流れや 高齢者の方々の思いを考慮していれば、そのような言葉は出てきません。
もうちょっと、優しい言葉や勇気づけの言葉やアドバイスと言った形で言葉をかけてくれるでしょう。
なので、そのような言葉を発した時点で『対等な関係ではない』と思ってよいです。
その言葉に反応するから、さらに反応してくるのです。悪循環が続きますので、相手にせず、対応・反応を打ち切りましょう。
次に2つ目の『リフレーミング』が対処方法なるというを解説します。
レクリエーションをバカにしてくるような人のコメントを冷静に前向きにとらえて、いかしましょう。
そうすることで、あなたには、神対応のスキルが身につきます。
個人的に神対応に必須だと考えている思考方法はリフレーミングです。
リフレーミングとは、ネガティブな意見も捉え方次第ではポジティブに捉えられるということなんです。
なので、『レクなんかやってんじゃないわよ!』と言われたら
こんな風に返してみましょう。
『ご指摘ありがとうございます。レク以外にもケアやリハビリも頑張ります』
と笑顔で返答しましょう。
笑顔で感謝を伝えて、違う見解も持ち、その他のこともやっていきます。と感謝と気持ちを伝えることでレクをバカにしてきた人は、言い過ぎたかもしれないと反省をします。
誰だって言い間違いや言い過ぎたということはあるでしょう。と思うことで寛容な気持ちが育まれます。
認める・許す・感謝する・受け入れるということができれば、大抵のことは気にならなくなります。
あなたなら大丈夫です。何事もプラスに捉えられます。
リフレーミングのバリエーションを増やしたい方は、関連記事でリフレーミングレクをご紹介していますのでよかったらこちらも読んでください。
関連記事:あなたの短所を長所に変えるリフレーミング・レクリエーション
バカにしてくる方の特徴
レクリエーションをバカにしてくる方の共通した特徴があります。
その特徴を知っておくと対処方法に役立ちますので、ご紹介します。
- 暇人
- 本当の努力をしたことが無い人
- ストレスがたまっている人
- 仕事ができない人
特徴その1:暇人
本当に忙しい人は、暇ではありません。暇人ではない人は、他人をバカにする暇があれば、誰かの役に立つようなことを考えたり、実行しているものです。
つまり自分の仕事に集中できていないのです。
自分の仕事に集中もせず、他人をバカにすること自体がバカげていますよ。
なので、あなたは忙しいし、誰からの役に立つ仕事をしているので、暇人の相手をする必要はありません。
特徴その2:本当の努力をしたことがない人
何かしらに一生懸命になって努力したことがある人は他人を馬鹿にするようなことは一切いたしません。なぜなら、その苦労や努力を知っているからです。
あなたは、人に喜ばれることを一生懸命に努力している人です。
なので、レクリエーションをバカにしてきた人の対処方法として、努力が足らないんだなあと思うことで割り切れます。
特徴その3:ストレスが溜まっている人
人は何かしらの不満やストレスがたまると吐き出したくなります。その時に脳内には、ドーパミンが増えます。
レクリエーションをバカにしてくる人は不満やストレスを抱えてて、ドーパミンが増えています。そして、そのドーパミンを放出したくなります。
このように人は、ストレスや不満が溜まった時にドーパミンを放出して、モヤモヤした気持ちを発散しているのです。他人をバカにするということは、簡単にいうと八つ当たりのよう形でドーパミンを放出しています。そして、この時に『気持ちい』という快刺激を感じます。
しかし、上記のような対応を繰り返してしまうと知らないうちに同じルーティンをしてしまう結果になります。
なので、レクリエーションをバカにしてくる人がいた場合は、
- 『そうなんですね』
- 『そのようなお気持ちなんですね』
- 『そのような考え方もありますね』
と思い、その方のストレスを解消してあげているというカウンセラーような気持ちでいましょう。
あなたはストレスが溜まっている人のカウンセリングをしているのです。
人助けをしていると思えば、あなたの気持ちは楽になります。
特徴その4:仕事ができない人
特徴その1で言ったようにレクリエーションをバカにしてくる人は、自分の仕事に集中できていない人です。なので、仕事ができない人と捉えるようにしてよいです。
仕事のできない人の意見は聞くに足らないと捉えて結構だと思います。
自分の上司や同僚で、仕事ができている人の意見などは前向きな意見が多いはずです。
なぜなら、仕事ができる人たちは、仕事の効率化を図り他人の喜びにつながるように何かしらを常に考えているモノです。
あなたは、仕事のできる人とできない人、どっちなりたいですか?
ですよね。仕事ができる人ですよね。
仕事ができる人になったほうが人生は楽しく過ごせますよね。
リクリエーションをバカにされたら、仕事ができる人になるための勉強をしているのだと思うようにしてみてはいかがでしょうか?人の役に立てることを勉強していると思えれば、少しは楽しくなりませんか?
対処方法・リフレーミング編
『モノはとらえよう』という言葉があります。辛いことも、ものの見方を変えれば何事も楽しくなります。何事もプラスに捉えることができます。
例えば
- 仕事でミスをしても、今は仕事を勉強している途中、このようなミスを他の人にさせないために自分が率先してミスをしたのだ、他の人にさせなくて良かったと思う。
- 彼女ができない・いないと言われたと時は、『世の中の女性・彼女たちに俺がいないだけだ』と思うようにしましょう。
- 結婚できないと悩んでいる時は『素敵な人との出会いが待っているから、それまで自分を磨こう。その人を幸せにできるような人になろう』なんて考えるようにしましょう。
人は、うまくいかない時ほど、ネガティブに考える生き物です。
この思考は、原始時代に備わった能力です。あなたがジャングルで恐竜に襲われて命からがら逃れたという経験をしていたら、また、ジャングルに行ったら恐竜に襲われるのではないか?と思うのは普通です。
だから、ネガティブで当たり前なんです。
しかし、このネガティブが生きる力を生み出します。
ただネガティブのままでは行動はうつしにくいです。なので前向きな考えをして突破口を見いだすことが大切です。
あなたがまた、ジャングルに入る時は、以前襲われた時間帯や場所をさければその時の恐竜に遭遇する確率は下がるでしょう。村のため、家族のためにジャングルで狩りを成功させようと前向きに考える方が行動をとりやすいですよね。原始時代からもそうやって人は生き抜いてきたのだと思います。
だから、レクリエーションをバカにされたら、その方もうなるようなレクリエーション・活動を提供するようにしてみましょう。その人はあなたを認めてくれるし、あなたはできる人間になっていますよ。
やってはいけないこと
レクリエーションをバカにされた時にやってはいけないことがあります。
それは、謝ることです。
謝ることで、バカにしてきた人は、『私の勝ち、私が正しい』と勘違いします。
脳内では、『私は良いことをしたのだ』と勘違いが起こり、ドーパミンが放出されて同じ行動をとりやすくなります。
結果、この先もあなたより上から意見を言い続けるようになります。
上記の内容でもお話しましたが、このような状況を見つければ再度あなたに向かって意見を言ってくる負の悪循環が続きます。
そのような負の悪循環を打ち切らなければいけません。
バカにしてくる人も言いたくて言っているのではないと認識できれば、感謝の言葉を返すことができます。謝るよりも
- 『ありがとうございます』
- 『ご指摘ありがとうございます。そのご指摘を参考に上司・同僚と相談いたします』
- 『いつもレクや活動や現場・勤務状況を気にかけてもらい、ありがとうございます』
と言って神対応で悪循環を生み出さないようにしましょう。
この項で、謝る必要性がないことを理解していただけたと思います。
まとめ
レクリエーションをバカにしてくる人への対処方法を教えます!はいかがだったでしょうか?
バカにしてくる人の特徴を知ることで対処方法が見つかりましたね。
これは、レクだけに限らず他のことでも応用ができます。日常生活の場面で活用できます。
今回おさらいをしておきましょう。
バカにしてきた人への対処方法
- 相手にしない
- リフレーミングをする
この2つのどちらか、もしくは両方するなどしていきましょう。
この2つを繰り返しているうちに対応力が鍛えられて、人に教えられるようになりますよ。
成長してできる人になっていれば、もう、誰もバカにしてくる人はいないでしょう。
その頃には相談が増えているはずですよ。
お互いに気持ちよく働けるようにしていきましょう。
今回の記事で、レクリエーションをバカにされて悩んだことがある人の気持ちが少しでも楽になったら嬉しいです。
気持ちが楽になる・ものの見方を変えるのに良い書籍をいくつかご紹介しておきます。
読者の皆様のためになりますように!
ひすいさんの書籍では、考え方を見直すきっかけになり、考え方がポジティブになりました。
山口先生の書籍は、エビデンスのデーターが分かりやすく記載されてて、読みやすいです。
そのデーターの推奨度も書かれているので参考にしやすいです。
昇先生の書籍では笑いが心身機能に効果があることを分かりやすく書かれています。
村上先生の書籍では、人の可能性はやる気次第で変わることを書かれており、希望が湧いてきました。
簡単ではありますが、書籍のご紹介もさせてもらいました。
You Tubeチャンネルでは、レクリエーションの効果などを説明し、レクや歌体操などをご紹介しています。ぜひ、ご覧になってください。