こんにちは、作業療法士の山口健一です。ひらがなの表から「あった!」と知っている言葉を見つける、高齢者向けの言葉探しプリントを作りました。
野菜、果物、花など、身近なテーマから選べます。まずは問題と解答を合わせた全10ページの無料版で、文字の大きさや難しさを試していただけます。
目次
言葉探しは、文字の並びから言葉を見つける遊び
表の中に並んだ文字を、たて・よこ・ななめに読み、テーマに合う言葉を探します。上の画像では、左上の「り」から右下へ「ん」「ご」と読むと、りんごが見つかります。
最初は「どこにあるかな?」と一緒に一つ探してみましょう。ルールが伝わったら、次の言葉を本人のペースで探してもらいます。鉛筆で印をつけたり、声で答えたりと、取り組み方は調整できます。
無料体験版は5テーマ・解答付き
無料版には、野菜・果物・動物・花・お菓子の5問を収録しています。問題5ページと解答5ページの、合計10ページのPDFです。
6×6、7×7、8×8の問題が含まれています。数字が大きいほど表のマスが増えるため、文字の見やすさと探す範囲を確認しながら選んでください。
デイサービスで取り入れる3つの手順
1.文字が読めるか、1問で確認する
印刷した紙を本人の見やすい位置に置きます。明るさ、眼鏡、紙と目の距離などを確認し、小さく感じる場合は拡大印刷を検討します。読みづらさを、言葉が出にくいことと混同しないようにしましょう。
2.ヒントは一つずつ足す
野菜のテーマなら「赤い野菜もありますね」と種類の手掛かりを出す、次に「『と』から始まります」と最初の文字を知らせる、といった順番にします。斜めに読むのが難しければ、職員が指で方向を示しても構いません。
表全体から探しにくいときは、一部を紙で隠して範囲を狭める方法もあります。答えを急いで教えるより、本人が見つけられる手掛かりを探してみてください。
3.見つけた言葉から会話を広げる
「とまと」を見つけたら「畑で育てたことはありますか」「どんな料理で食べるのが好きですか」と尋ねることもできます。花なら庭の話、動物なら飼っていた生き物の話など、本人が話したい内容を大切にします。
ここでの声かけは使い方の例です。会話をすることや、全問正解することを必須にせず、静かに取り組みたい方の希望も尊重します。
有料版は30問・300語、問題と解答で60ページ
noteの公開案内によると、有料版は1問につき10語、全30問で300語を探す構成です。問題30ページと解答30ページを合わせて、A4・全60ページです。
テーマには、野菜、果物、動物、鳥、虫、魚、花、国、都道府県、食べ物、乗り物、仕事、昔の遊びなどがあります。その日の興味や季節に合わせて選べます。
無料版で「もう一枚やってみたい」と感じたら、有料版の案内をご覧ください。現在の価格と利用条件はnoteでご確認ください。このブログには、有料版の問題や解答そのものは掲載していません。
点数だけでなく、楽しく取り組めたかを大切に
言葉を探す活動では、文字を見比べたり、知っている言葉を思い浮かべたりします。ただし、このプリントで認知症の予防や改善ができると確認されているわけではありません。検査や診断の代わりには使わず、日々の楽しみとしてご活用ください。
違う形式も試したい方には、文字並べ替えプリントや1文字穴埋めプリントもあります。本人に合う形式を、一緒に選んでみてください。
元記事:「あった!」が会話につながる。高齢者向け「言葉さがし脳トレ」(山口健一)。商品構成は公開されている案内に基づきます。
