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福祉や介護や医療の職場で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今回は、上肢機能が向上する・血管の若返り効果が期待できる・肩関節の可動域があがるレクリエーションをご紹介します。
概要
準備物
・新聞紙 ・赤色のビニールテープ
輪っかと紐の作り方
紐作りは新聞紙一枚を細長く丸めます。
それを2本作りります。
その2本をテープでつなぎ合わせて中央に赤色のテープで中央線をつけて完成です。
上記の写真を参考にしてください。
効果
・上肢機能 ・肩関節可動域向上 ・血流改善 ・疼痛緩和 ・座位姿勢保持向上
プレイ人数
1:1
プレイ時間
1分〜3分 1回あたり1分くらいが望ましい
場所
フロア 椅子があれば良い
ルール
①紐の端っこを片手で持ちます。(両手でも構いません。ただ、平等性に注意してプレイ者に同意を得ることが望ましいです。)
リーダー『スタート』の合図で紐を上下に動かします。
※制限時間は1分くらいが望ましいです。
②輪っかを相手の手元まで送る。もしくは、制限時間内で相手側へ輪っかを送ります。
勝敗は、相手側の手元まで、もしくは、中央線を超えて相手側に輪っかを送れた方の勝ちです。
アレンジルール
紐を足首につけて上下させると下肢筋力UPのレクリエーションになります。
注意事項
・関節痛みがある方、血圧が高い方は行わないほうがよいでしょう。 ・ルール理解ができない方は、職員さんと一緒に行いましょう。
オススメのレクリエーション書籍
介護現場でレクのネタ探しに役立つ書籍をご紹介します。
ペットボトルレクです。
この書籍の特徴は、レクネタがとても豊富です。
レクの説明が一枚にまとまっており読みやすいのが特徴だと思います。
ペットボトルレク―ペットボトルで楽しめる!! (身近な物シリーズ)
次は、新聞紙レクです。
こちらの書籍もネタがとても豊富です。
レクネタの数はなんと100種類です。
新聞紙を活用し、ちぎったり、丸めたり、穴を開けたり、重ねたり、持ったり、投げたりという身体動作が反復して鍛えられるリハレクの内容を含んだレクを紹介されています。
いわば生活リハレクです。
それに少人数から大人数まで楽しめる内容が掲載されています。 必見の価値アリです。
次は、じゃんけんレクです。
この書籍は道具の準備がいらず、じゃんけんを使ったレクネタが約80種類掲載されています。
手はもちろんのこと、足や顔や体を使ってじゃんけんレクを紹介されています。
自分のじゃんけんネタがマンネリ化した時にぜひ、読んでほしい書籍です。
次は、尾渡順子先生 著 の高齢者の年中行事&レクリエーションです。
こちらの書籍の特徴は、年間に応じた行事の紹介がイラストとわかりやすい文章で紹介されています。
工作物のクオリティーが高く、創作意欲が湧いてきます。
こんなキレイな手作りレクがあるのかと驚かされます。
それに加えて、『今日は何の日でしょ?』という会話ネタも豊富なのが魅力的です。
そのネタからインターネットで詳しく調べて、高齢者の皆さんにお話すると盛り上がること間違いありません。
次は、介護エンターテイメントの石田さんが特集されているレクリエの書籍です。
こちらの書籍では作業療法士の石田さんが、生活動作向上になる動作を取り入れた体操を紹介されています。
トイレ動作には、こんな動作が必要だったねと気が付かされる内容となっています。
それを楽しく学べるところが良いですね。
また、石田さんのユーチューブ動画と照らし合わせて読むことで楽しんで読むことができると思いますよ。
それに本の構成の色合いがとてもキレイで読みやすいです。
その他のレク紹介・歌体操もとても丁寧に紹介されています。
まとめ
上肢機能が向上する・血管の若返りになる・関節の可動域が改善する輪っか送りレクリエーションはいかがだったでしょうか?
輪っか送りレクリエーションは、新聞紙で簡単に作ることができます。
ルールはとてもシンプルで握った紐の端を上下にさせながら輪っかを相手側に送るレクリエーションです。
制限時間も長くないので2回戦、3回戦と楽しんでいただけます。
紐を足首にくくりつけて行なうと下肢筋力の向上・股関節の可動域改善・有酸素運動による血流改善が期待できます。
高齢になると肩関節を90度以上挙げる日常生活活動は減少してきます。
よって、肩関節の運動が減少し、肩コリや頭痛や記憶力の低下などが起こりやすくなります。
しかし、輪っか送りレクリエーションはそのような症状の改善に期待がもてるレクリエーションです。
ぜひ、地域の体操教室や介護現場でご活用ください。 以前、新聞紙を使ったレクリエーションをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただけるとレクリエーションのバリエーションが増えてレクのマンネリ化を防ぐことができますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。