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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
高齢者の方々、介護・医療のお仕事をされている方々、介護をされている方々の役立つ情報などを配信しています。
今回は、風船をたくさん使ったバレーレクリエーションをご紹介します。
以前、レクリエーションを担当した時に風船バレーをしていたのですが、風船が1個の場合、順番が回ってこない・つまらないという声が聞こえてきました。
そうなんですよね。
介護施設に通われる皆さんの身体機能は様々ですので、レクリエーションの上手さに差が出すぎた場合面白くなくなります。
そこで風船を複数個使うことで誰も飽きのこない風船バレーレクリエーションに変身します。
では、どうぞ!
目次
ハチャメチャ風船バレーについて
ハチャメチャ風船バレーとは、どんなレクリエーションなのか?
ハチャメチャ風船バレーは、風船を12個以上(※用意できな場合は、できる個数でOK、出来る限り多いほうが盛り上がります)用意します。
制限時間30秒以内で風船を打ち合い、時間内で相手側に風船を送れたチームの勝ちとなります。
詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。
- 準備物
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
- 効果
準備物
- 風船(10個以上が望ましい)
- 仕切りとなるネット もしくは 布 (無い場合は、床にガムテープを貼り付ければOK)
プレイ人数
4:4くらいが基本プレイ人数です。
※10:10でも可能です。5:5 : 5:5 二列にして行うことで10:10で行えます。
所要時間
30秒 ✕ 5セット
一回のプレイにかかる時間は30秒です。
プレイ時間は短いですが、たくさん動きますので、休憩を1分くらい挟むことをオススメします。
場所
フロアのテーブル
心身機能への効果
身体機能面の効果
- 上肢の運動
- 体幹筋力の向上
- 座位バランスの向上
- 疼痛緩和
- 有酸素運動
精神機能面の効果
- 判断力
- 理解力
- 計算力
- 記憶力
ルール
ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。
- 基本ルールについて
- アレンジルールについて
- 注意事項について
基本ルール
制限時間30秒
①レクリーダーの『スタート』の合図で風船を打ち合います。
②制限時間になったら、レクリーダーが『終了』と言い、打ち合いをとめます。
③勝敗は、風船を相手側へたくさん送れたチームの勝ちになります。
※5セット先に取ったほうが勝ちなどに設定します。参加者のレベルに応じてセット回数は決めてください。
アレンジルール
制限時間を1分
制限時間を30秒から1分に変更し運動量を上げる。
片手のみで行う
片手で行うことで難易度を上げる。
チームは両手をつないで行う
両手をつないで手・体を動かすことで一体感が生まれます。
また、消極的な参加の人も連動して動くことで運動量の向上も期待できます。
注意事項
ハチャメチャ風船バレーに夢中になりすぎて、無理することがありますので、事前にルールをしっかり説明しましょう。
椅子から立ってはダメです・蹴ってはダメですなど説明を行いましょう・
まとめ
【高齢者レクリエーション】爆笑ハチャメチャ風船バレーはいかがだったでしょうか?
風船バレーはとにかく面白いです。
高齢者の皆さんは夢中になられて手足・体を動かします。
ただ、冒頭にも言いましたように参加人数が多く、風船が1個の場合、一回も触れずに終わる方が出てしまします。
触れれなかったから前に移動すると職員さんの労力を揚げてしまう結果になってしまいます。
レクリエーションは、やはり、準備が簡単で誰でも平等にできて楽しめるモノでないと行けないと思います。
ハチャメチャ風船バレーは、風船をたくさん使用することで風船に触れれない方が減るように考案していましすし、運動量の増加で心身機能の向上が期待できます。
リハビリ効果があり、基本動作、ADL動作の向上がつながります。
ぜひ、介護施設に通われる高齢者の皆さんとやってみてください。
以前の記事で高齢者、認知症の方々の生活機能向上につながるレクリエーションをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。 さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。