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【介助・介護の声かけ】要介護高齢者の意欲が向上する適切な言葉かけクイズ10問

いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。

アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。

当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。

主に高齢者の方々、介護・医療のお仕事をされている方々、介護をされている方々に向けて役立つ情報などを配信しています。

山口が人生で経験してきたことや働きながら体験したこと、学んできたことを読者の皆様のためにできる限り、分かりやすくお伝えしていきます。

今回は、要介護高齢者の意欲が向上する適切な言葉かけクイズをご紹介します。

では、どうぞ!

言葉かけについて

私は作業療法士をしていますが、コミュニケーションが下手です。

言葉選びが大変苦手で、そんなつもりで言ったことはないのに、高齢者の方々の気分を損ねたりすることがありました。

女性高齢者で仕事は、公務員をされていた方とのコミュニケーションで『なるほど』『なるほど』と相づちをうって共感していたのですが、その女性高齢者の方から『なるほどってなによ!あんた何様よ!なるほどの使い方知っているの?!』と物凄く怒られた経験があります。

そうなんです。『なるほど』は目上の方が下の方に使う言葉だったのです。

そんなことも知らずに会話していたことに反省しました。

それからは、コミュニケーションの書籍を読み漁りました。

コミュニケーションが苦手な僕ですが、少しはマシになってきたのでは、ないかと思います。

今回、介助の時に使える適切な言葉かけをクイズにしてみました。

コミュニケーション・言葉かけで悩んでいる方のお役に立てたらと思っています。

問題と回答は下記に紹介しています。

では、どうぞ!

問題

問1 自己紹介

初対面の人に対しての自己紹介について
A:私は〇〇です。
B:□□さんの身の回りのお手伝いをします〇〇申します。よろしくお願いします・

問2 介護経歴について

介護の経験が浅い場合
A:不安にさせてはいけないので介護の経験は長いと言う。
B:分からないことも多いのでいろいろ教えてくださいと言う。

問3 長い会話の対応

話が長い場合の対応について
A:ありがとうございます。また何かありましたら教えてください
B:お話は聞いたのでもう大丈夫です。

問4 悲しい会話の対応

悲しい話をされた時の対応
A:悲しい話より楽しい話をしましょう。
B:そうだったんですね。そんなに悲しいことがあって辛かったですね。

問5 朝の挨拶

朝の挨拶の方法について
A:おはようございます。今日はいい天気ですよ。
朝食の良い香りがしてますよ
B:〇〇さん、起きてください。ご飯ですよ

問6 起床

起きられない場合
A:起床時間ですので起きてください昨日早起きするって言ってましたよね
B:まだ寝ていたいのですね。では、また起こしにに参ります。昨日、お伝えしたとおり、今日はお出かけの日ですよ。

問7 就寝

就寝時間
A:就寝時間です早く寝て下さい。
B:そろそろ寝る時間です。今日は楽しかったですね。良い夢が見られますよ。

問8 不眠

眠れない場合
A:無理に眠らなくても大丈夫です。少しお話ししましょうか。
B:寝る時間ですよ。他の人に迷惑になるので寝て下さい。

問9 夜間のトイレ対応

夜トイレに起こす場合
A:起きてください。トイレの時間です。もらしてしまいますよ
B:申し訳ありません。皆さんをトイレにお誘いしてるんですよ。ちょっとだけ起きましょう。

問10 食事の誘導

食事への誘導
A:夕食のメニューは〇〇ですよ。食堂へいらっしゃいませんか?
B:食堂へ来てください。

回答

問1:B

はじめて自己紹介時は、どのような介護を担当するかを説明し、要介護高齢者の方がわかりやすいように自己紹介をする。また、余裕があれば時事的な話や簡単な雑談なども付け加えると緊張せずに会話ができます。

問2:B

介護を受ける方が安心してもらえるように説明をします。キャリアが短い場合は、その旨を伝えて、先輩や上司に確認して〇〇さんにあった介護をお手伝いしますと説明しましょう。無理してウソをついて安心してもらわなくても大丈夫です。

問3:A

相手にいつでも時間をみつけて聞きますよ。と安心する言葉をかけしましょう。

要介護高齢者の方々は、つい時間を忘れて話を聞いてくれるあなたとたくさん話をしたい時があります。その気持を汲み取り、傷つけないように話を区切りましょう。

問4:B

辛い体験を共感し、その気持ちを共有することでこれまでの人生を理解することになります。

問5:A

楽しい1日を予感できるようなポジティブな言葉かけをしましょう。

問6:B

起きられない場合は無理に起こさず様子を見るようにしましょう。

起きたいと思うようなポジティブな言葉がけをしましょう。

問7:B

スムーズな入眠は精神状態にも左右されることが多いです。今日1日を振り返り不安などがないか確認することも必要です。

寝る前の10分間で良かった出来事を思い出して寝ることでポジティブ思考になれると言われています。

問8:A

眠れないことにストレスを感じさせず、安心してもらう言葉がけをしましょう。

問9:B

眠っている利用者を起こすときには謝罪の言葉をつけて起こすようにします。起こした理由としてトイレに行く必要があることを伝えましょう。

問10:A

高齢になると徐々に食事への意欲・関心が減ってしまうことが多いため、食事をする事を楽しめるような言葉がけをして食事の場に行ってもらいましょう。

まとめ

【介助の声かけ】要介護高齢者の意欲が向上する適切な言葉かけクイズ10問はいかがだったでしょうか?

介助する際に適切な言葉かけができると要介護高齢者の意欲を向上させるきっかけになります。

また、要介護高齢者の方々の気持ちを汲み取り適切な声かけ・コミュニケーションがとれると信頼されより良い関係性が構築できます。

今回のクイズが日常の介護業務に役立てられたら嬉しいです。

言葉かけの参考にしている尾渡先生の書籍をご紹介します。

とても分かりやすく事例がたくさん載っているので参考になります。

介護で使える言葉がけ シーン別実例250

問題・回答の引用書籍

以前の記事で認知症ケアのクイズもご紹介しています。

こちらも合わせて読んでいただくと提供する適切な声かけ・言葉かけが身につきます。  

関連記事:【ユマニチュード】認知症の方が安心できるケアが学べる◯✕クイズ15問

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今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。