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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
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今回は、風船を使った心肺機能が向上できる風船ロケットゲームというレクリエーションをご紹介します。
目次
風船ロケットゲームについて
風船ロケットゲームとは、どんなレクリエーションなのか?
風船ロケットゲームとは、風船を膨らませて遠くまで飛ばせた方の勝ちというレクリエーションです。
詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。
- 準備物
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
- 効果
準備物
風船(※参加人数分用意します。破損したりする場合がありますので、少し多めに用意しましょう。)
プレイ人数
集団で行うことをオススメします。
5人以上だとさらに盛り上がります。
所要時間
3分
一回のプレイにかかる時間は約3です。 集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。 短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。
場所
フロアのテーブル
心身機能への効果
身体機能面の効果
- 肺活量の向上
- 胸郭の動きが向上
- 口腔機能の向上(口を閉じる機能、鼻腔閉鎖機能の向上)
精神機能面の効果
- 理解力
- 判断力
- ストレスの緩和
ルール
ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。
- 基本ルールについて
- アレンジルールについて
- 注意事項について
基本ルール
①風船を膨らませます。風船の膨らませ口を持って待ちます。
②リーダーの『発射』の合図で順番に飛ばします。※一斉に飛ばす場合は、風船にマジックペンで名前を書いて、勝敗をわかりやすくしておきましょう。
③勝敗は、遠くまで飛ばせた方の勝ちとなります。
アレンジルール
チーム戦
チームに分かれて飛ばすことで、チーム内の誰かが遠くまで飛ばせることで誰もが負けたらどうしようと気持ちを緩和し、参加できるアレンジルールです。
また、チームで行うことで所属感や一体感が生まれて、高齢者動作の交流がはかりやすくなります。
注意事項
風船を膨らませられない方は職員さんが風船を膨らませましょう。
できれば、衛生面も考慮し、風船をふくらませる器具で行うとう良いでしょう。
風船を飛ばして見ることを楽しみましょう。
中重度者の方や認知症の方も楽しんで参加できるように配慮しましょう。
まとめ
【高齢者レクリエーション】心肺機能が向上!風船ロケットゲームはいかがだったでしょうか?
風船ロケットゲームは、風船を膨らませることで肺活量・心肺機能を鍛えることができます。
また、風邪の時の排痰能力の向上にもなります。
風船をふくらませる前に肩甲骨周囲の運動や首周りの運動を行うことで胸郭の動きが良くなり、風船を膨らませやすくなります。
高血圧の方は、風船を膨らませる時に力むので注意して行いましょう。
風船を飛ばすことで床と接触するので衛生面が気になる方もいらっしゃるので風船は使い捨てにすると安心して参加できます。
使い捨てで費用面が気になるという場合は、夏祭り行事・運動会などのイベントで開催されてみてはいかがでしょうか?
風船を飛ばすというのは、童心にかえれて楽しいものです。
高齢者の方々の中には、家でお孫さんと一緒に風船を飛ばして遊んだことがある方もいるのではないでしょうか。
ロケット風船は昔を懐かしむ回想レクリエーションにもなると思います。
ぜひ、いろんな場面でご活用してみてはいかがでしょうか?
以前の記事で認知症、高齢者の生活機能向上になるレクリエーションをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。 さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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