【高齢者レクリエーション】タオル玉入れ

いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。

アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。

当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。

主に高齢者の方々、介護・医療のお仕事をされている方々、介護をされている方々に向けて役立つ情報などを配信しています。

山口が人生で経験してきたことや働きながら体験したこと、学んできたことを読者の皆様のためにできる限り、分かりやすくお伝えしていきます。

今回は、タオル玉入れというレクリエーションをご紹介します。

ルールがとてもシンプルで誰でも楽しめるレクリエーションとなっていますのでご覧になってください。

では、どうぞ!

タオル玉入れについて

タオル玉入れとは、どんなレクリエーションなのか?

タオル玉入れとは、タオルを投げてカゴに入れるレクリエーションです。

実際のレクリエーションをご紹介していますので下記のユーチューブをご覧ください。

 さらに詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。

  • 準備物
  • プレイ人数
  • 所要時間
  • 場所
  • 効果

準備物

  • タオル(各自1枚)
  • 椅子
  • たらい(かご)

プレイ人数

3:3〜5:5人が基本プレイ人数です。  

所要時間

3分

一回のプレイにかかる時間は約3分です。

集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。

短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。

場所

フロア

心身機能への効果

身体機能面の効果

  • 指の運動(巧緻性・器用さ)
  • 肩の運動
  • 目と手の協調した動作
  • 座位バランス(体幹筋)
  • 股関節の運動
  • 有酸素運動(脳・全身の血流向上)

精神機能面の効果

  • 理解力
  • 判断力
  • 記憶力
  • 集中力
  • ストレス発散

ルール

ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。

  1. 基本ルールについて
  2. アレンジルールについて
  3. 注意事項について

基本ルール

チーム戦

①3:3の②チームに分かれて椅子に座り、投げるタオルを準備します。

②司会者の『スタート』の合図とともに、かごを向かってタオルを投げます。

③相手チームより先にかごにタオルを入れられたチームの勝ちになります。

※タオルが開いてかごの淵にかかった場合は、入ったとします。

※タオルを投げて入らなかったら自分で取りに行っても良いです。タオル戻しの方がいたほうがゲームの進行がスムーズにできます。

アレンジルール

【1】3:3のリレー方式

3:3で対決します。タオルを一人目が入れたら、二人目に交代、二人目がいれたら、③人目に交代、3人目が入れたら終了。

勝敗は相手チームより先に3人目がタオルをかごにいれれたら勝ちとなります。

【2】3:3で誰かが入れたら勝ち

誰かが入れたら勝ちは、3:3でタオル玉入れを行い、同じチームの方で誰かが一人タオルを入れれたら勝ちというアレンジルールです。

【3】時間制限

時間制限は、1分間のうちにタオルを投げて、タオルが多く入ったチーム(個人)の勝ちとするアレンジルールです。

このアレンジルールの良いところは、タオルが入らなくても時間になると終了できることです。

タオルがなかなかかごに入らないと『つまらない』『難しい』『面白くない』という印象が強くなります。

ですので、時間制限を設けて行うことで、かごに入らなかったのは自分だけではないという方が増えます。自分だけ上手くできなかったという孤立感を解消でき安心してプレイすることができます。

タオル玉入れのコツ

タオル玉入れを楽しむためにコツを5つお伝えします。

その理由を下記に紹介します。

1つ目にタオルは、丸めたほうが飛ばしやすいです。その理由は、丸めたほうが空気抵抗が均等となり真っ直ぐ飛びます。折りたたんで投げると投げた途中で、タオルが開き、遠くまで飛ばないことがありますのでタオルを丸めて投げることをオススメします。タオルを結んで投げると真っ直ぐ飛びやすいです。

結びを端っこにすると砲丸投げのようにして投げれます。これも人によっては飛ばしやすいです。

2つ目にタオルは、重たいほうが投げやすいです。タオル生地が薄いと投げている途中で開いてしまい、かごまで飛ばせないことがあります。厚手で重みがあるタオルが投げやすいです。

3つ目は、下投げのほうがかごに入りやすいです。下から投げるとタオルは放物線を描きかごに入りやすくなります。

4つ目は、同じ条件下で行うようにしましょう。立ったり、座ったりした場合、投げる距離感が変わってしまい、不平等さが出てしまいますので、『座って下から投げる』と条件を一緒にして行いましょう。

5つ目は、個人戦よりもチーム戦で行うほうが良いです。個人戦もできますが、人にみられているということを意識してしまい、緊張してうまくタオルを投げれないということになりますので、チーム戦が望ましいです。また、チームとしての一体感・連帯感が生まれて楽しくプレイすることができます。

まとめ

タオル玉入れは、いかがだったでしょうか?

ルールがとてもシンプルで誰もが楽しんでプレイすることができます。

小さいお子さんから高齢者まで行うことができます。

また、アレンジルールを活用することで、タオル玉入れレクリエーションのバリエーションが増えて楽しめます。

さらにアレンジルールを加えることで運動量も増加することができますので、全身運動にもなり全身血流改善脳の活性化にもなります。

脳の活性化になるということは、認知症予防になるということです。

認知症予防について、詳しく書いている記事がありますのでこちらもご覧になってください。

関連記事:レクリエーションが認知症の予防・改善につながるのはなぜ?作業療法士が直伝!

以前の記事でタオルレクリエーション15選をご紹介しています。

こちらも合わせて読んでいただくと提供するタオルレクリエーションのバリエーションが増えます。 さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。

関連記事:【レクリエーション】子供から高齢者まで楽しめるタオル・レク15選

関連動画でタオルを使ったレクリエーション5選がありますのでこちらもよかったらご覧になってください。

今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。