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日常生活を楽しく過ごせるよう日々工夫をしているアイデアわくわくリハビリの山口です!
今回は、デイサービス(介護施設)で料理訓練を上手にするコツについてご紹介したいと思います。
料理訓練を上手にするコツとは?
結論から言います。
上手にするコツ!それは、準備です。
準備が大切です。準備がすべてなんです。
この準備がしっかりできていないと、
途中であれやこれや持ってきてー、とか
これってどがんするとやったかな?とか
何をしていいか、わからんし、とか
言われてしまいます。
そもそも料理という作業は、握ったり、放したり、切ったり、入れたり、押したり、叩いたり、混ぜたり、こねたり、形を作ったり、調味料を合わせたりなどなど、いろんな工程があります。
そのような動作のイメージもせずに料理訓練をすると自分の考えているキャパを超えてしまい、混乱してしまい、とっても疲れてしまいます。
そして、参加者も職員もそのような大変な作業活動には嫌気がさしてしまいます。
本当は楽しくて効果的な料理訓練なのに逆効果を出してしまいます。
だから、道具の準備、調理工程の振り分け・準備、出来上がりのイメージをしておく、上手に調理訓練を進めることができます。
そうすると、
って、ベテランの職員さんから『やるわね!』なんて言って褒められます。
では、今日は料理訓練にまつわる準備についてお話します。
準備のコツを押さえておくだけで、調理訓練が楽しくなります。
実際の調理訓練を振り返りながらお話していきます。
今日は肉じゃが編でお話していきたいと思います。
準備のあれこれ
準備にはいろいろありますので細かく説明していきますね。
以下の準備を押さえておくことで料理訓練のプロになれますよ。
工程・スケジュールの準備
料理をする前に調理工程を書き出して準備しておきましょう。
調理工程を準備しておくことで、段取りがわかりバタバタすることがなくなります。
Aさんは洗いを担当してもおう、とか
Bさんは切るを担当してもらおう、とか
Cさんは混ぜるを担当してもらおう、とか
Dさんは、調味料の調整と仕上げを担当してもらおう、とか
工程について予め分担して説明しておくことで、自分が行う調理訓練のイメージがつき練習がしやすくなります。
人は、イメージがつかないと行動は取りにくいのです。
あなたもちょっと考えてほしいのですが、
初めて野球やサッカー、バレーをした時ってルールややり方がわからないからどう動いていいのかわからなかったはずです。
このように人は何度も繰り返しやってきた記憶を頼り行動をしています。
なので、記憶にないことや類似した記憶がないと動作のイメージがつきません。
やらされている感が出て意欲が出なくなります。
それでは訓練の効果はでません。
もともと主婦でご家庭の調理のプロなんですから、どのようにしたら調理に取り組んでもらえるか考えること・支援することが大切です。
ちょっと、話がそれましたが、調理工程を書き出してメモしておきましょう。
ユーチューブとかで工程を簡単に書き出しましょう。
工程は、洗う、皮をむく、切る、刻む、混ぜる、炒める、つけておく、などなど簡単に分けてください。
今回の調理に必要な工程を書き出す準備をするだけでスムーズに調理訓練ができます。
材料の準備
次に材料の準備です。
調理工程の順番で最初から使わない食材もあります。
お肉などは、炒める前に出しましょう。
食材を準備・確認することで『今日は肉じゃがを作るのね』ってイメージができます。
調理工程に合わせて一個ずつ出していると支援・介助動作が増えて疲れます。
おまけにテンポが悪くなります。
ですから、傷まないものは全部机やテーブルに出しておきましょう。
食材は調理工程順に並べておくことで、さらに円滑に調理訓練ができます。
まとめ
高齢者リハビリ!デイサービスで料理訓練を上手にするコツ前編はいかがだったでしょうか?
まずは、調理工程の準備と食材の準備をしっかりすることで慌てず調理訓練のスケジューリングができるようになります。
参加される方も参加しやすくなります。
調理のどの部分を集中的に訓練すればよいのかイメージがつきます。
どの部分を自分は担当すればいいのかイメージがつきます。
イメージが付くことで訓練効果は向上します。
料理訓練を上手にすることができます。
この記事が調理訓練の何かしらの役に立てることを願っています。
次回、後編ではさらに細かい準備コツについてお話していきます。
過去に調理訓練で片手でもハンバーグを簡単に楽しく作る方法・
こちらも合わせて読んでいただくと料理訓練を上手にすることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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