いつも読んでいただき誠にありがとうございます。
当ブログは福祉や介護や医療の職場(デイサービス、デイケア、小規模多機能など)で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今回は、簡単で楽しい認知症予防体操についてご紹介したいと思います。
目次
認知症予防について
認知症予に効果的なこととは?
認知症予防に効果的なことについて、体操や体の中でどの部分を動かすと効果があるのかについてお話していきたいと思います。
認知症予防には血流改善が大事
まずは認知症予防に大事なことは脳への血流量のアップがかかせません。
ただ、脳トレをして脳の活性化を図って血流を上げるのも良いのですが、
手足を動かして、有酸素運動をすることで全身の血流をあげることになり、更に脳への血流量はアップします。
人は血管で頭のてっぺんから足の先までつながっていますので、全身の血流をアップすることで脳への血流はアップするのです。
結果、脳に溜まった老廃物を除去していくことにつながり、認知症予防が図れるのです。
では、どのようにして全身の血流をあげていけばいいのか?
簡単ですぐに取り組めるのは散歩などの有酸素運動です。
散歩ができない高齢者の方も安心してください。
座ってできる有酸素運動もあります。方法は椅子に座って足踏み・腕振り運動があります。
ただ、散歩や椅子に座っての腕振り・足踏み運動をしただけでは楽しくありません。
それに体操や運動は、楽しくないと継続できません。
それに継続できないと心身機能の改善効果も期待できません。
では、楽しくするにはどのようにしたらいいのか?
それは、ちょっとだけ難しくするのです。
簡単と思うのですが、ちょっとだけ難しい体操を取り入れることで脳神経細胞の活性化ができ、認知症予防に効果的です。
簡単と思うことで、やってみようという気持ちになります。
特に手を使ったほうが効果的です。
手の神経は多く、第二の脳とも言われています。
手を使ったほうが脳への血流はアップしますし、脳神経の増幅になりやすいです。
手を使ったおもしろ動画をご紹介します。
※作業療法士が教えてくれる認知症予防体操はこちら!
このような手を使った体操をする+足踏み運動を入れることで脳へとても良い刺激になります。
認知症予防にとても効果的です。
体操にはウケる方程式がある
体操のウケる方程式とは?
体操でウケる方程式(コツ)について、
- ウケる方程式の手順
- 認知症予防に効果的なグーパー体操の動画
- 認知症予防についての理論や方法についてわかりやすく書かれている書籍紹介
上記の3つについてお話させていただきます。
ウケる方程式の手順
笑い・ウケるにある一定の方程式があります。
それはずばり!
簡単な方法をやってからちょっと難しい方法をやるのです。
方程式の手順をご紹介します。
認知症予防に効果的で面白いみみ・はな体操
①説明の仕方は簡単な体操をする時には『難しいですからね〜 よ〜く 見てくださいね』と説明します。
②ここでやる体操はフリです。右手でおでこ、左手であごを触ります。
③『はい』と言ったら、左右の手を交代させます。
おでことあごを触っている手を交代させるということです。何回かしてください。
利用者の方は、『簡単よ〜、できるさ!』って声が飛び交います。
体操をしている方は『難しいのに何でできるんですか!みなさん、素晴らしい』と褒めます。
☆ココがポイントです☆
簡単を難しいと言うのです。言われた方は難しいと思うのです。
しかし、簡単、そして、できた!なり、嬉しくなります。
前振りってヤツですよ!このフリが④以降の体操・声掛けに効いてきますから!
④次に、『では、皆さんが優秀なのでちょっと難しい体操をやってみましょう。』と言いまして、
みみ・はな体操をやります。※動画は上記から参考にしてください。
さっきまでやっていたあご・おでこ体操が記憶に残っている方もいて、動作がごっちゃになってきます。
あれ?ちょっと、できなんよ おかしい・・・ なんて思われる方が増えます。
さっきまでできていたのにという思いから笑いが出てきます。
⑤そこで声掛けします。
『できなくても大丈夫です。できていない方がほとんどですから、あんしんしてください。ちなみにできていない方のほうが脳神経細胞が増えていますよ。』
と伝えると笑いも出ますし、ウケます。
ウケる方程式は
簡単 → ちょっと難しい+フォローの説明 です。
誰もが安心してできる体操方程式です。ぜひ、試してみてください。
マンネリ化したコグニサイズ・脳トレ体操・認知症予防体操とはおさらばです。
認知症予防に効果的なグーパー体操の動画
次に左右違う動作(動き)をすると脳神経細胞は増えます。
左右で違った動作を楽しく紹介している動画あります。※こちらをご参考ください。
石田さんは他にもたくさん認知症予防になる体操やレクを動画で紹介されています。
他の動画もご覧になられることをオススメします。
認知症予防についての理論や方法についてわかりやすく書かれている書籍紹介
次に、脳の構造や特徴を学び、認知症予防に効果的な体操の理論や方法を詳しく学べる書籍があります。
この書籍には作業療法のエビデンスがびっしり分かりやすく書かれています。
絶対、読んだほうがいい書籍です。
介護現場で働かれている方ならなおさらですね。
これからの時代はしっかりと効果や方法について説明しないといけません。
認知症予防の方法がわかりやすく書かれています。
なぜ、親指が良いのでしょうね!知りたいと思いませんか?続きは書籍から!どうぞ!
最後に
作業療法士直伝!簡単で楽しい認知症予防体操!はいかがだったでしょうか?
自分は、介護が必要になっている認知症の方々、高齢で認知症に対して不安を感じている方々が少しでも笑って楽しくできる体操をすることで認知症の進行を予防できると思っています。
それと、集団体操でうまくできないと悩んでいる方のお手伝いができたらいいなと思っています。
自分もまだまだ、未熟ですが、知っている情報や体操・レクや作業療法を発信していきたいと思います。
至らない点も多々ありますが、どうぞ、よろしくお願いします。
過去の記事でジャンケンを活用して認知症予防にもなるレクを紹介しています。
こちらも読んでいただけると脳トレ・コグニサイズのレパートリーが増えます。
トランプを使った認知症予防レクもご紹介しています。
こちらも読んでいただけるとデイ利用時の満足度が増します。
最後まで読んでいただきありがとうございます。