いつも読んでいただきありがとうございます!
手元にないモノは作っちゃおう精神のアイデアわくわくリハビリの山口です!
今日も身近な物を使ってDIY生活リハの便利道具を作りたいと思います。
今回は、ダンボールを使ってシャツたたみマシンをご紹介したいと思います。
シャツたたみマシンの作成経緯
これはある利用者の方との会話から思いつきました。
Aさん『腰が痛くて洗濯物も干すことも大変だし、たたむのも一苦労・・・下着なんかぐちゃぐちゃよ・・・・』
山口『そうだったんですね。少しでも下着がきっちりと同じ大きさでたためたら便利ですか?』
Aさん『そうね。便利だけど、そう簡単にはいかんよね・・・でも、さっとたためたら便利よね』
Aさんは、物事に対して若干あきらめモードではありますが、改善に期待をよせているのだなと思いました。
自分は、そのような会話から手でたたむのではなく何かで簡単にたためたらいいのにと思うようになります。
身近なもので簡単にできるものはないかな〜と考えます。
下着をさっと同じようにたたむには・・・・
キーワードはこの二つだなと思いました。
そのキーワードから掘り下げて考えているうちにひらめきました。
思うのですが、やはり、会話の中から答えが見えてくるのだなと。
だから、とにかく会話しながらヒントを探していきましたね。
Aさんのためを思い、考えましたね。
これがアイデアをひらめくコツです。誰かとの会話の中に発想のヒントや答えがたくさんあるのですね。
目的
同じ大きさでTシャツをたためること
作成に必要な道具
ダンボール
布のガムテープ(ダンボールと違う色が望ましい)
作成時間
20分
作成費用
ダンボール 0円
ガムテープ 108円
作成方法
このようなサイズのダンボールを探します。
できれば、大きめのダンボールから一面をとるようにします。
ツギハギにすると見た目が悪くなるので。
作成方法はこの写真のように採寸しカッターで切っていきます。
※ダンボールの採寸はその方のシャツの大きさに合わせて変更することが望ましいです。
あまりにも大きいと体の大きさに対してTシャツたたみマシンが大きいと使いづらいからです。
その一面、一面を隙間をあけてガムテープで貼ります。
ガムテープを貼る部分はこの部分です。
※写真を参照してください。
これで完成です。
使用方法の動画
収納方法
このように畳んでコンパクトに収納できます
他の材質で作ることができます。
ポリプロピレン(ようはプラスチックの板のこと)
まとめ
AさんのためにTシャツ(下着)を簡単にたためるようにエコで便利な道具を作りました。
Aさんは『これなら、同じ大きさでたためる!今まで、ぐちゃぐちゃにしかたためんかったん。それがね、はがゆかったのよ。こんなことも相談していいとね。良かった。』と言われていました。
相当、悩んでおられたのだなと思いました。何気ない会話の中から困っていることが見つかり、改善までつながりました。
きっと、デイサービスに通われている方で、本当に困っていることを面と向かって『これが困っているのよ』とハッキリ言える方は少ないと思います。
だって、そんなことを相談していいのかわからないからでし、恥ずかしいとも思っているでしょう。
だって、今までできていたことができなくなる。
人にそんなことを簡単に相談できるものとは思いにくいでしょう。
それをきっかけにデイサービスのはじまりの挨拶時や終了時には、便利な道具があれば紹介するようにしています。
それがきっかけで
今まで知らなかったことを知ることになったり
この人に相談してみようと思ってもらうことになったり
便利道具に触れてみたい、使ってみたいと思ってもらうことだったりが
生活を変えていくのだと思います。
このTシャツたたみマシンは、専門学校の非常勤講師を担当した時に学生さんと一緒に作ったこともあります。
その時の学生さんが作ったTシャツたたみマシンを施設に後ほど『誰かのために使ってください』と持ってきてくれたのは嬉しかったですね。
この便利道具を紹介している本があります。詳しくはこちらから
その他にも詳しくいろんな工夫が紹介されています。
自分もこちらの本で執筆を担当しています。
お時間があれば手にとって読んでください。
最後まで読んでいただきありがとうございます
これからも生活に役立つ便利道具のご紹介、作成方法をご紹介していきたいと思います。
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