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今回は、片手で簡単に薬包を切れる自助具!薬包スタンドをご紹介します。
目次
薬包スタンドについて
片手で薬包が切れる薬方スタンドとは、どんなモノなのか?
薬方スタンドは、脳梗塞後遺症で片手で薬を飲まないといけない時に役立つ自助具です。
普通なら片手で薬包を持って、もう一つの手で袋を切ります。
しかし、脳梗塞後遺症で片手で飲む場合、薬方を固定する必要性があります。
そんな時に使える自助具がこちらの薬方スタンドです。
詳しくは下記に
- 薬方スタンドの使い方について
- 薬方スタンドの作成方法について
の項でご紹介します。
薬方スタンドの使い方について
使い方の手順
- 薬方を差し込む向きを健側へ設定します。
- 健側で薬包を摘み、差し込みます。
- 差し込んだ薬方の上部分をハサミで切ります。
- 薬包を下へ引き抜きます。
- 切れた薬包を片手に薬を飲みます。
以下の写真をご参照ください。
薬包を持ちます。
薬包を差し込みます。
ハサミで薬包上部を切ります。
薬方の下方を持ち引き抜きます。
薬包を引き抜いたら飲みます。
次は患者自身からの写真でご紹介します。
薬包を持ちます。(薬方の持ち方は上でも下でも構いません。)
薬包を突き出た割り箸部分に差し込みます。
薬方の上部分を切ります。
薬方の下方を持ち引き抜き、飲みます。
薬方スタンドの作成方法について
作成手順
- 割り箸を50本用意します。
- 割り箸を全部を半分に切ります。
- 割り箸の上部分のみを使います。(下の部分でも作成は可能ですが、スタンドの安定性を考慮し割り箸の上部分を使用します。)
- 2本ずつ格子状に木工用ボンドで接着します。
- 最後に割り箸先端の内側をカッターで削り、薬包を差し込みやすくします。
完成です。
まとめ
片手で簡単に薬包が切れる自助具!薬包スタンドは、いかがだったでしょうか?
今回は、脳梗塞後遺症の方が片手でも簡単に薬を飲める自助具についてご紹介してきました。
片手で日常生活を楽におくるポイントは、物の固定です。
片手で作業活動をする時は、物の固定ができると楽に行なえます。
他の日常生活動作でも同じことが言えますので、固定するを工夫してみてください。
そして、この薬方スタンドはペンやハサミなどを入れておくことができますので、便利です。
薬やハサミなどを一緒に保管できるので整理整頓にも役立ちますよ。
以前の記事で脳梗塞後遺症のリハビリをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくことで脳卒中のリハビリアプローチが増えます。
関連記事:脳卒中リハビリ!ミラーセラピー
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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