脳梗塞の方の自立支援につながるリハビリ方法3選

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今回は、脳梗塞の方の自立支援につながる方法3選についてご紹介いたします。

脳梗塞の方の自立支援につながる方法について

脳梗塞の方の自立支援につながる方法とは?

脳梗塞の方の自立支援につながる方法とは、

それは、脳梗塞の方の思考が広がるようなコミュニケーション方法が必要です。

では、思考が広がるようなコミュニケーション方法とは、どんな方法があるのでしょうか?

思考が広がるコミュニケーション方法について3つご紹介したい思います。

  • 楽ししをイメージする
  • できるを考える
  • できる方のマネをする

以下に詳しい内容をご紹介します。

楽しいをイメージする  

リハビリを進めるにあたって『楽しい』が重要になります。

人は楽しいことを考えることでリハビリへの意欲が湧いてきます。

ただただ、『手足を良くしたい』と考えるより、『愛犬との散歩をしたい』と考える方法がリハビリの目的意識を持つになり、実践的なリハビリのイメージができます。

手足を良くしたいと考える場合に思いつくことは

  • 腕をあげるようになりたい
  • 肘の曲げ伸ばしができるようになりたい
  • 物を持ったりできるようになりたい
  • 足を挙げれるようになりたい

などあります。

もちろん、この目標でも悪くはありませんが、目標が具体的ではありませんので効果的なリハビリを進めていくには不十分です。

愛犬と散歩したいと考える場合に思いつくことは

  • 紐をしっかり持って歩けるようになる
  • 愛犬の散歩中にバランスを崩さないようになる
  • 愛犬のトイレの後始末ができるようにしゃがんだり、立ったりできるようになる
  • 10分間は歩けるようになる

など明確なリハビリの目標が立てることができます。

それに愛犬との散歩が再開できることがその方の楽しみであれば、よりリハビリは効果的に進めていくことができます。

また、『楽しい』がイメージできるとクライアントとセラピストの目標がマッチングできますので、いろんな動作のリハビリも効果的に進めることができます。

クライアントと一緒に楽しいを考えることが自立支援の第一歩になります。

ぜひ、楽しいをイメージしてみましょう。

関連記事:誰もが簡単にポジティブ思考になる方法 目標・達成編

できるを考える  

脳梗塞の病気をした場合、できることできないことがあります。

人はできないことへ意識が向くようになります。

また、不安なことに対しても意識が向きやすく考えてしまいます。

そうなると思考の中はできないことへの不安・心配でいっぱいになってしまいます。

これでは、できることへ意識を向けにくくなりますし、気がつけなくなりますので、

まずは、考え方のリハビリが必要になります。

まずは、できること、できそうなことに意識を向けていくことが大切です。

できること、できそうなことに意識を向けるための方法として

  • 紙にできるを書き出す
  • できることを話す

などが有効的です。

できることを書き出したり、話たりすることで『こんなにもできることがあるんだ』と気がつき、自信につながります。

また、セラピストとできるを共有することは安心にもつながります。

まずは、『できる、できそう』とプラスの考えにシフトしていきましょう。

関連記事:誰もが簡単にポジティブ思考になる方法 認める・褒める編

できる方のマネをする  

人は他人と比較する思考があります。

比較することは別に悪いことではありませんが、時にはモチベーションが上がらないようになってしまうこともあります。

例えば、友達と比較

友達と比較した場合に考えられることは、

『あの人は私と同じ年で同じサークルいるのに、私だけが病気になるの!』と悲観的に考えてしまいます。

この比較の考え方は良くありません。

プラスになるよう比較して考えるようにしましょう。

例えば、同じ病気・同じ症状・同じくらい年齢の方との比較

『あの人は私と同じ病気で症状も似ていて、年齢も一緒なのに私より頑張っている

と頑張っていることに気がつきプラスの視点で考えることにつながり自分を見直すきっかけになります。

自分の思考が見直すことができるとセラピストからの助言も腑に落ちるようになります。

言葉での説明よりも実際の動きを見学するほうが効果的です。

クライアントも『あの人マネしてみよう』とリハビリのイメージができるようになります。

ぜひ、できる方のマネをしてみることをオススメします。

関連記事:誰もが簡単にポジティブ思考になる方法 可能性編

自立支援になる参考書籍紹介

患者力を引き出す作業療法の書籍では、クライアントの自立支援につながるコミュニケーション方法や現状などについてイラストや図をまじえてわかりやすく書かれています。

片まひの生活の書籍では、著者ご本人が脳梗塞を患い、片麻痺の状態でも工夫一つでできるようになるということを写真付きで説明されています。

脳梗塞の方への自立支援方法が学ぶことができる一冊です。

まとめ    

脳梗塞の方の自立支援につながるリハビリ方法3選はいかがだったでしょうか?

自立支援につながる方法として、楽しいをイメージする・できるを考える・できる方のマネをするの項目にわけて説明してきました。

この項目は順番にしないといけないということではありません。

脳梗塞の方に合う方法を選んで実践してもらえたらよいです。

リハビリの合間にレクなどを行うことで気分のリフレッシュになり、自立支援がつながることもあります。

関連記事として下記にご紹介します。

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今回の記事があなたのお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。