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福祉や介護や医療の職場で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今回は、紙コップを使って高齢者の皆さんの肺活量があがるレクリエーションをご紹介します。
目次
紙コップ飛ばしレクリエーションについて
紙コップ飛ばしレクリエーションとは、どんなレクリエーションなのか?
紙コップ飛ばしレクリエーションとは、紙コップを飛ばすレクリエーションです。(そのままのレクリエーションです)
どのようにして紙コップを飛ばすかと言いますと、紙コップにもう一個の紙コップを重ねて持ちます。
紙コップを持って、息を吹きかけて、重ねた紙コップを飛ばします。
遠くまで飛ばせた方の勝ちになります。
その他にカゴに入れて点数を競うなどいろいろなアレンジができます。
動画がありますのでこちらをご覧ください。
詳細は下記の方にご紹介しますね。
準備物
- 紙コップ 2個 ✕ 人数分 (6人の場合 12個)
- メジャー
身体機能への効果
- 肺活量の向上
- 排痰能力向上
- 呼吸苦の改善
- 口腔機能向上(口輪筋力アップ)
- 日常生活の耐久性向上
- 疲労感軽減
- 意欲の向上
- 体幹筋の向上
プレイ人数
2〜10人
プレイ時間
1分/回
6人の個人戦の場合5分前後プレイします
場所
フロアのテーブル
ルール
① 2個重ね合わせた紙コップを持ちます。
② 息を吹きかけて紙コップを飛ばします。
③遠くまで飛ばした方の勝ちになります。
④メジャーで距離を測るとより具体的な数値を聞いて盛り上がります。
アレンジルール
- 点数の書かれたカゴに入れる(点数を競う)
- いち早く紙コップを飛ばす(時間を競う)
注意事項
①感染予防
風邪の感染に防ぐために隣の方のコップを使わないようにするために色をつけます。
また、集団で一斉にプレイする際は色分けして行うと間違わずにレクリエーションが行なえます。
②入れ歯の飛び出し・破損
頑張りすぎて、入れ歯が飛び出す方がいますので注意してください。
入れ歯が出ると盛り上がるのですが、床に落ちて壊れると大変です。
くれぐれも注意してプレイをしてください。
紙コップを遠くまで飛ばすコツ
最初は紙コップを飛ばすことは難しいですが
「何回か繰り返しプレイしているとコツが掴めますので」と
励まして練習してください。
飛ばない時は職員さんがお手本をみせてください。
紙コップのレク紹介
以前にも紙コップを使ったレクリエーションをご紹介しています。
的を狙って倒すレクリエーションになっています。
標的が倒れた時は盛り上がりますよ。
動画もありますので御覧ください。
合わせて読むことでレクのバリエーションが広がりますよ。
関連記事:バズーカーレクリエーション
関連記事:紙コップと用紙を使った神経衰弱
関連記事:紙コップと紙を使ったタワーレク
関連記事:タワー系レク8選
その他にレクリエーション動画も紹介しておりますのでリンクを添付しておきます。
よかったらこちらもご覧になってください。
高齢者の口腔機能を高める必要性について
【1】誤嚥性肺炎の予防
年齢とともに筋力は若い時よりも低下してきます。口やのどの筋力も同じで弱くなります。
口やのどの筋力が弱くなると飲み込む力が弱くなり、気管に食物を詰まらせたりする危険性が高まります。
食物も気管に詰まらせると誤嚥性肺炎になるリスクが非常に高まります。
誤嚥性肺炎になると光熱が出て、入院しないといけなくなる場合があります。
ですから、口腔機能を高める必要性があります。
【2】免疫力の向上
高齢になると若い時に比べて口を動かす頻度が少なくなります。また、唾液腺の機能も低下してきます。
唾液の分泌が少なくなると細菌をやっつける力も弱くなります。
口から入ったバイキンを飲み込めず、風邪にかかりやすくなります。
抵抗力が弱くなっていると重篤化しやすくなりますので注意が必要です。
【3】認知症予防
食べると話す機能は脳と非常に深い関係があります。
カナダの医師・ペン・フィールド先生は、口やのどには、多くの脳神経が関与していると言われています。
つまり、口をよく動かすことで脳神経の活性化が図れるのです。
脳神経の活性化が図れると認知症予防になるのです。
食事でよく噛んだり、人とたくさん話すことは認知症予防になります。
それに認知症予防と口腔ケアについて、認知症予防には、歯と口の健康が大切という記事で記載していますのでよかったらこちらを読んでください。
まとめ
高齢者の肺活量をUP!面白い楽しい紙コップ飛ばしゲームはいかがだったでしょうか?
ルールがシンプルで小さい子供から高齢者まで楽しんでプレイすることができます。
勝敗は距離やカゴに入れる点数制などいろいろなアレンジができますので飽きがきにくいレクリエーションです。
このレクリエーションが介護現場で活用されることを願っています。
今回の記事があなたのお仕事などにお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。