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ライターの作業療法士・山口健一です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
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多くの方に支持してしていただきありがとうございます。
本当に感謝しかございません。引き続きよろしくおねがいします。
今回は、明日から使える!レクリエーションの根拠が言える・伝わるコツ10選をご紹介します。
介護現場・高齢者の運動教室で使えるコミュニケーション術です。
必ず、お役に立てるはずです。 では、どうぞ!
目次
明日から使える!レクリエーションの根拠が言える・伝わるコツ10選について
明日から使える!レクリエーションの根拠が言える・伝わるコツ10選とは、どのようなコツのか?
明日から使える!レクリエーションの根拠が言える・伝わるコツとは、
アイデアわくわくリハビリの山口が介護現場で培ってきたコミュニケーション術の集大成です。
それくらい言っても過言ではないコミュニケーション術です。絶対にお役に立ちます!
それと!
誰でも簡単に高齢者の皆さんに根拠を言えて、頭や体を動かしてもらえて心身機能の向上ができるコミュニケーション術となっております。
詳しくは下記の項目に沿ってご紹介しますね。
- 聴手が言ってほしいことを言う(お得な情報)
- 興味関心を高める
- 疑問・結論・理由(体験)で伝える
- 意外性で訴求UP
- 視覚と聴覚
- 体験
- お願いです!と言う
- 比較
- 感動
- 笑えるネタ
聴手が言ってほしいことを言う(お得な情報)
まず最初に聴手・高齢者の皆さんが聞きたいことを話すようにしましょう。
話し手が盛り上がって、あれこれ言っても自分にとって必要な情報と認識してもらえなかったら、
どんなに良い情報でも聞いてもらえません。
レクリエーションに参加する意欲も湧いてきません。
それに、高齢者の皆さんは年齢とともに集中力・記憶力などが低下していますから、
「聞きたい」と思っていることを言わないと聞いてもらえません。
エビデンスなんか伝えても記憶に残りません。
まずは、最初に聞きたいと思っている情報をリサーチして、
根拠のあることを調べて、それに合ったレクリエーションを提供していきましょう。
興味関心を高める
レクリエーションをする前には、必ずどのような効果があるのか、具体的に伝えるようにしましょう。
高齢者の皆さんは、ただでさえ、興味関心が低下しているお年頃ですので、
年齢に応じて出ている症状・悩みに合わせて改善が期待できることを伝えることで
興味関心が格段にあがり、目的意識が高まり、効果的なレクリエーションの提供ができます。
疑問・結論・理由(体験)で伝える
根拠が言えるようになるために話し手は、結論から話すようにしましょう。
例えば、
①手のマッサージをして、指先の毛細血管を広げて、腕の曲げ伸ばしをして、肩を回して、血流が流れなやすくなり肩コリが減りますよ。
と
②肩コリは血流の改善で解消されます。(結論)
肩の上げ下げ運動するとたくさんの筋肉が動き血流改善になります。(理由)
皆さんは私を真似してやってください。
というのでは、全然違いますよね。
①のように一文にいろんな情報を入れてしまうと「何を言いたいの?」って、なります。
分かりにくい!これでは意味がありません。
話し手は、高齢者に結論と理由を短く伝えていくことで理解しやすくなります。
とにかく高齢者が理解しやすいように話しましょう。
理解できると行動しやすくなり、意欲的にレクリエーションに参加してもらえるようになります。
意外性で訴求UP
なかなか言葉で説明しても伝わらないときがありますよね。
そんな時は実際にやってみて、あとから一緒に確認していく方法があります。
例えば、
青汁のCMで「う〜 まずい!」「もう一杯」ってありますよね。
これって、不味いんですが、健康になれるので飲めなくはないので「もう一杯」と言っているのですよね。
ギャップがあって面白いですよね。
このようにレクリエーションも実際にやってみて
きつかったけど、楽しかったという感覚が分かってもらえれば、伝えた根拠を理解してもらえます。
体を動かす=体・心に良い
と分かってもらえます。
この繰り返しを行うことで話し手も根拠が伝わるように練習ができます。
視覚と聴覚
高齢者の皆さんに口頭で根拠を伝えても理解してもらえないことがあります。
その際には、TVやホワイトボードや紙を使って、根拠を可視化して伝えるようにすると根拠が伝わるようになります。
そして、高齢者の皆さんは体に良いことを一生懸命に作った・書いたスライドや紙で説明してもらうと熱意が伝わり、集中して聞いてもらえます。
結果、根拠が伝えられるようになりますよ。
体験
説明に加えて体験していただくと伝えた根拠の理解度が深まります。
例えば、
関節の動きが良くなる体験でお話しますね。
まずは、グーパーしてもらいます。
次に手のひらを太ももの上に置きます。
指先から手首の方向に向かって30回、強くなでます。
そうすると撫でられた方の手でグーパーすると、動きが良くなることを時間してもらえます。
これは停滞していた血流を良くするマッサージです。
結果、指の動きが軽くなり、動きが良くなったと感じます。
このような体験をしてもらい、手を動かすことで血流が良くなるんですよっという根拠が伝わるようになります。
他にも肩コリ解消・腰痛改善・視力改善などネットに情報がいろいろありますので、調べて試してみてください。
お願いです!という
レクリエーションをする際に、「〇〇をお願いします。」と言って伝えるだけで理解力が格段に上がります。
高齢者の皆さんは、「何をどうすればいいのか?」と思っていることが多いです。
だから、「話を聞いてレクに参加してください。お願いします。」というと
話を聞いて、レクをすればいいのね!となるのです。
それとお願いは魔法の言葉なんですよ!
それは、何故かといいますと、人は頼まれたら、断りにくい性質を持っているからです。
例えば、
「少しだけ話しを聞いてください。お願いします」
「肩を上下に動かしてください。お願いします」
「自宅でも行ってください。お願いします」
などなど、お願いを付け加えるだけで、言われたら応じようとなりませんか?
さらに何度も熱意を込めて「お願いします」「お願いします」「お願いします」と言われたら、
否応なしにやっちゃうでしょ?
「お願いします。皆さんのためでもあるし、ご家族のためでもあるんです。元気でいてほしいのです。」という熱い想いを伝えると
仕方ないな!お願いをきいてやるか!ってなりますよ。
ぜひ、お願いを使って根拠を説明してみてください。かなり有効ですよ。
比較
文献では、比較対象を出されて効果検証を報告されています。
それをそのままご紹介すると根拠が言えるわけです。
ただ、高齢者の皆さんには要約して簡単に伝えるようにしましょう。
例えば、
歳が進むにつれて認知症になる確率を調べた先生います。
その研究は、何もしない人々をA、知的な活動をした人々をBとします。
Aの方はBに比べて認知症になる確率が高かったという結果が出たそうですよ。
なので、知的な活動はした方が良いのですね。
なので、今日は認知症になりにくくなるレクリエーションを行いますね。
と言ってレクリエーションを実施すると根拠も知ってもらいレクリエーションに参加しやすくなります。
感動
人は知らなかった情報・有力な情報・得する情報を聞くと感動します。
感動するということは、感情が働いているわけです。
感情を伴った話や体験は記憶に残りやすいのです。
その理由は、記憶を司る海馬の近くには扁桃体という感情を司る部位があります。
なので、扁桃体が反応することで感情を伴った記憶が紐付けされて記憶が強化されます。
良かったことはもう一度したいと感情が働きます。
結果、話し手の根拠を詳しく聞こう・やってみようとなるのです。
なので、話し手が感動したという根拠を伝えるようにしましょう。
笑えるネタ
高齢者の皆さんにまじめな話ばかりしても伝わらない時があります。
そんな時は、笑えるネタを盛り込んで根拠を説明すると理解度が向上します。
例えば、
レクリエーションの根拠を参加者全員に聞こえるように話をします。
最後に「という話を〜 Aさんだけに教えますね。他の皆さんには内緒にしてくださいね」と言うと
参加者の皆さんは聞こえているもんだから、
「聞こえているよ」って
ツッコんでくれて、笑いがおきます。
その際に、更に根拠を伝えることで理解度がアップします。
レクリエーションに参加して楽しかったなぁ・良かったなぁと思ってもらえます。
ぜひ、小ボケをしてツッコんでもらいましょう。
まとめ
明日から使える!レクリエーションの根拠が言える・伝わるコツ10選はいかがだったでしょうか?
紹介してきたコツを日々継続していくことで、レクリエーションに必要な根拠が言えるようになります。
また、高齢者の皆様は、理解が深まり行動変容しやすく、良い結果が生まれます。
ぜひ、上記の紹介した内容を試してみてください。
まとめとして、
- 聴手が聞きたい情報を調べましょう
- 聞きやすいように結論と理由を話しましょう
- 高齢者の症状・ニーズに合わせた疑問を投げかけて興味関心を集めましょう
- ホワイトボードやTVや紙を活用しましょう
- 体験も交えましょう
などのコツを中心に根拠を伝えてください。
結果、ワンランクUPのレクリエーションの提供ができるようになります。
うまくいかない時は、メールでお問い合わせにご相談くださいませ。
心身機能の向上になる根拠が書かれている書籍をご紹介しておきます。
個人的に根拠を説明するにあたり、本当にこの二冊で事足りると思います。ぜひ、参考になさってください。
それとこちらのYouTubeチャンネルで2021年10月27日20時から解説していますので、ご覧になってください。
この記事が少しでも読者の皆様、介護現場で勤務される皆様、高齢者の皆様のお役に立てますように願っています。
また、次回の記事でお会いしましょう。
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