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当ブログは福祉や介護や医療の職場(デイサービス、デイケア、小規模多機能など)で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信しています。
今回は、デイサービスや病院で料理訓練する時に冷やし中華がオススメな理由3選とレシピをご紹介します。
僕が勤務しているエフステージ白木は調理訓練がいつでもでき、週に2〜3回料理訓練を行っています。
その料理訓練の工夫やポイント、オススメのレシピをご紹介します。
新米の作業療法士さん、リハビリの学生さん、介護職員さんに、ぜひ、読んでほしいです。
冷やし中華について
冷やし中華は麺を茹で、細切りにしたきゅうりやトマトや錦糸卵やハムをトッピングしてタレをかけて食べる料理です。
デイサービスで冷やし中華が料理訓練にオススメなんです。
その理由は、
- 片手でできたという喜びがある
- 切る作業が細切りで統一されている
- グループで分担しやすいレシピ
です。詳しくは下記からご覧ください。
合わせて調理工程もご紹介しておきますね。
片手でできたという喜びがある
脳梗塞の方は、片手で料理をされます。その際に片手で行うと以前のようにできず、イライラしたりモヤモヤしたりすることがあります。
とくにハムはパックから取り出したまま細切りするとハム同士がくっついてします。
くっつかないようにハムを折り曲げ交互に重ねます。
このような状態で細切りすると、ハム同士がくっつかず切ることが出来ます。
片手でもうまくハムを切れたという喜びになります。
また、グループで料理していると、周りの方も調理方法に驚き、できた!という喜びに変わります。
切る作業が細切りで統一されている
冷やし中華に使う食材は細切りで統一されているので簡単に行なえます。
認知症の人は安心して調理に集中しやすいです。
細切りの動画を見てから行うとさらにどのように切るのか、イメージでき調理がしやすくなります。
参考動画添付しておきます。
グループで分担しやすいレシピ
冷やし中華は食材加工や調理工程を分担しやすいレシピになっています。
冷やし中華は、食材別に細切りをしたり、卵を焼いたり、麺を茹でたりと作業工程を分担してやりやすいです。
認知症の人は、他者に合わせることなく自分ができる調理作業に集中することができます。
安心して調理活動に参加できますし、細切りの程度が忘れてしまった場合は、隣の方の細切りを真似して行うことで心配せず調理ができます。
調理工程
材料 4人前の分量
※卵は4つ使いました。
①卵を2つ割ってかき混ぜます。
②フライパンに油を引いて、薄く焼きます。
③卵が焼き上がったら冷まし丸めて細切りします。
④きゅうり、トマトは細切りします。
⑤麺を3分〜4分茹でます。その後、冷水でしめます。
⑥タッパーに盛り付けて完成です。※タレは食べる前にかけます。
まとめ
デイサービスの料理訓練で冷やし中華がオススメな理由3選はいかがだったでしょうか?
ハムはパックから取り出してそのまま細切りにすると、切った後にハム同士がビトーっとくっついていしまい、バラバラにするのに手間と時間を要します。
上記の紹介した内容で切ると、切った時点でバラバラになり、盛り付けがしやすくなります。
ハムを折り曲げ、交互に重ねて切るだけで、ハム同士がくっつかず切ることができます。
脳梗塞の方は、調理する際に片手が使えずに以前の調理動作ができないとイライラしたり、モヤモヤしたりすることがあるそうです。
ハムだって、両手が使えれば、そのまま切って良いのですが片手だとそれなりに手間がかかりますし、時には面倒だ・うまくできなかったなどの思いをさせてしまいます。
どうせ料理訓練をするのならば、楽しくて、『また、したい』と思ってもらえるような調理方法を提供していかなければいけません。
何より、こんな方法があったのかという発見があることで意欲の向上につながります。
そんな関わりをずっと繰り返していると自宅での料理動作の獲得に結びついていきます。
ぜひ、楽しみながら料理訓練を行ってください。
以上が冷やし中華が料理訓練にオススメな理由3選でした。
当ブログで料理訓練の記事を書いています。
こちらも合わせて読まれると、提供できる料理訓練の種類が増えますのでオススメです。
関連記事:デイサービスで料理訓練 ハヤシライスがオススメな理由3選
今回の記事があなたの料理訓練のお役に立てら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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