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アイデアわくわくリハビリでは、介護・福祉の現場で働く方に役立てる情報の発信を心がけています。
いきなりですが、皆さん、人とお話してて、『伝えれたかな?』『伝わったかな?』と悩んだことはありませんか?
僕はよくあります。今でも話すのが苦手ですし、下手です。
下手なのですが、伝えたいことがある。
だから、一生懸命に話す練習を繰り返しやってきました。昔に比べたら上手く喋れているのかな・・・
結果、学校や他施設やセミナーで呼んでもらい、人前でも話せるようになってきました。
その経験をもとに今日は、人へ自分の想いや考えを上手に伝える・伝わる方法10選をご紹介したいと思います。
僕の名前は、山口健一というんですが、イニシャルになおすと、
なんと! K.Y なんですよ
このイニシャルを意識することは、あまりなかったのですが、人前で話すようになってから
上手く話せない時は『やっぱりかぁ〜』みたいに思っていました。笑
話が上手くできなくても次、頑張ろう!また、次、頑張ろうみたいな感じでやってきましたね。
自分なりに苦労しながら見出した【伝える・伝える】方法を書きます。
それと自分の経験が人の前で話す方の役に立てたら良いなと思って書きます。
目次
①聞く準備をしましょう
聞く側として、どのようにして聞いていいのか、何を聞けばいいのか、どんなことを聞けばいいのか、
わからないことがあると思います。
そういう時は、聞き手の立場になって考えましょう。
例えば、こうです。
『今日はリハビリのお話を聞いてください』☓
『今日はお口のリハビリで特に誤嚥しないような食べ方・訓練について30分ほど聞いてください』◎
聞き手が何について聞けばいいのか、聞く内容と範囲を決めましょう。
さらに時間を伝えることで聞く体制が整います。
聞く体制が整うので集中力が増しますから、聞きやすくなりますよ。
②目標を明確にする
目標を明確にすることは伝えたいことをしぼるということです。
例えば、研修をダラダラするのではなく、参加者が同じ到達点・目標を達成できるように明確にしましょう。ということなのです。
ちなみに参加者全員がプレゼンテーターと一緒の気持ちではないのです。
目標を明確にして話が終われると達成感の得られ方が変わります。
なおかつ一人ではなく、全員で達成感を得られると継続性が生まれますし、モチベーションがあがります。つまり、登山のようなものです。
一人で登山やハイキングするよりも、数人で登山やハイキングしたほうが登頂についた時の達成感は何倍もあるでしょう。
だから、今日の目標を伝えてから話す方法がいいです。
自分はこんな風に話しています。
『今日は参加者の皆さん、対象者の皆さんの可能性が広がったことについてお話します。そして、そのプロセスや考え方や方法を上手くお伝えできたらいいなと思います。その経験が何かの役に立てられたら嬉しいです。では、聞いてください。』
こんな感じです。
③データーをお知らせしましょう
本題を話す前にデーターや研究報告を述べてからプレゼンすると伝わり方が変化します。
根拠となる話があるとその話が聞きやすくなります。
信頼性が増すということです。
ちなみに人まで話すのが苦手と思っている方は日本にどれくらいいると思いますか?
なんと・・・・・7割!
もいるというのです。驚きですね。
つまり、大体の人が話が下手くそなのですね。自分だけじゃないのね(安心)
だから、練習が必要なのですね。
練習はどれくらい必要かというと、いろいろありますが参考にしている数値をご紹介します。
①10000時間費やするとプロフェッショナルに近づくそうです
②プレゼンは6回すると格段うまくなります。
③6ヶ月間やってみる
他にもいろいろありますが、上手くなると信じてやりきることが大事ですね。
ちょっと話がそれましたが、データー、数値の話ですね。
例えば、
認知症の方の人数は全国で、462万人いると言われています。
多くの方が悩んでおられて、常に治療方法を研究されています。
そして、治療において大事なことはストレスを減らすことと言われています。
それは、なぜか?記憶の機能を担当する海馬がストレスで萎縮するからです。
なので、認知症の方のストレスを減らすことが治療に大切なのです。
だから、今日は認知症の方のストレスを減らす方法をお伝えします。
と説明をつけると説得力が増します。そして、研究結果の数値、見解についてお話するとさらに説得力が増します。
ぜひ、数値についてお話することをオススメします。
個人的には山口晴保先生の著書が大変オススメです!
④笑いが大切
研修なのに笑いが必要なの?と思われる方がいると思います。
絶対に必要なんです。
それは、笑いを入れたほうが聞きやすいし、プレゼンを聞いた後の成績が良くなるからというデーターがあるからです。
それに笑うことでリラックスすることができます。
話ばかり聞いていると疲れてきます。その疲れを軽減させる効果が笑いにはあります。
そして、集中力が増します。
だから、笑いが必要なんですよ。
でも、笑いをとるばかりに注力しすぎて本題がグダグダにならないようにしてくださいね。
でも、そんな簡単に笑いなんてとれませんよ!って言う方もいらっしゃると思います。
簡単な方法があります。
それは〜
①口角をあげて笑顔を作ります。そして、隣の人と目を合わせてみましょう。
②アハハハと声を出して作り笑いをしてみましょう。
見詰めることで、なんか吹き出しちゃいます!
アハハハと笑っていると笑顔になります。
簡単に笑いが起こります。ぜひ、試してみてください。ただ、いきなり『隣の人をみつめてみましょう』『笑ってみましょう』はダメですよ。
ちゃんと前置きを話ししてからやってくださいね。
『笑いにはストレスを減らす効果がありますので、一緒に声を出して笑ってみましょう。作り笑いをしていると本当の笑いに変化するのですよ』など、前置きを話ししてからしましょう。
笑いのスペシャリスト 石田竜生さん
いつも参考にしているブログがこちら
⑤良いところを見つけて伸ばすようにしましょう
人前で話をする際に人の注意点や欠点などについて話を聞いて嬉しい人はいません。
人の良い点について話をしていきましょう。
そうするとこのプレゼンテーターの視点はポジティブだなと印象をつけることができます。
結果、興味・関心をもってもらうことになり、話が伝わりやすくなります。
ちなみに
日本人の文化は反省の文化と言われているので、ネガティブに考えやすいのです。
だから良い点を見つけにくいのです。
それを簡単にポジティブにする方法があります。
それは〜
リフレーミングです。
リフレーミングとは、ネガティブな言葉をポジティな言葉に置き換えるのです。
例えば、
ケチ → 節約家
人見知り → 慎重派
朝に弱い → 夜に強い
悪口を言う → 分析できる
お金がない → お金を大事に使うことができる(強引に置き換えることも大事)
などなどポジティブに置き換えることで良いことに変化します。
これを現場でしていると良いことを見つけるのが習慣化できますのでオススメします。
認知症の人でいえば、
何度も同じことを言う → 伝えたい事がある・話したいことを何度も言える
です。
こんな風にポジティブにとらえることで共感され、話が伝わりやすくなります。
もともと人前で人の悪口やネガティブな話はしにくいですからね。
それよりも良いところについて人前で話すようにしてみましょう。
それにきっと、あなたの話をもっともっと聞きたいと思ってくれます。
⑥わくわくしましょう
ワクワクする話はだいたいの皆さん、好きです。
例えば、
今から行う体操は記憶力向上に良いです・筋力アップに最適です・ストレスが減りますなど聞いた時って、ワクワクしませんか?知りたいと思いませんか?
好奇心を刺激されるような話だと、なんで?それで?どうやったらいいの?それから?と、自然と追求するようになります。
人はもともと自然と学習する生き物なのです。
それに良い学習には好奇心が必要不可欠です。
有益な情報で知らないことを知ると人は嬉しくなります。(発見)
そして、その内容を人に話したくなります。話していると疑問が出てくるのでさらに調べたり、誰からに聞いたりします。学びが深化するのですね。
例えば、
夜に納豆を食べると疲労回復になる 理由はこちらから
記憶力を上げる飲み物として緑茶が良いです。ただ寝る二時間前は緑茶を飲まないほうがいい。
背伸び運動は腸の蠕動運動が促されて排泄が良くなる。それと朝起きたら、コップ一杯のお水を飲むと腸の蠕動運動が促されます。
など良い情報をお伝えすると、また、この人から話を聞きたいと思ってもらえるからです。だから、話したいことが伝わりやすくなりますよ。
⑦感動
僕が言いたい感動は、(心が)感じて(体が)動くということなんです。以下に説明します。
心が動けば体も動く という言葉があります。
また、感情が人の行動を決めるとも言われています。
例えば、歩くで考えてみましょう・
落ち込んでいる時は足取りが重く感じませんか?
逆に
気分が良い時は足取りが軽く感じませんか?
というように、感情一つで動きが変わってくるのです。
理由は、ドーパミンの分泌が関係しています。
ドーパミンは体を動かしやすくなるホルモンです。だから気分が良い(楽しい)と放出されやすくなり歩くのが軽くなるのです。
介護現場(デイサービス)で考えてみましょう。
家の中では転ぶから危ないと言われて、できることもやらしてもらえない。だけど、デイサービスに来るとできることもあるからドンドンする。それが他者やスタッフから感謝されて楽しくなってドンドン活動する。そして、心身の回復に繋がる。
だから、
活動的に動ける → 体力・筋力・記憶力が上がる → 日常生活が良くなる
というサイクルができるのです。
他者から感謝されて認められると人は活動的になります。
誰だって人生の最後まで誰かの役に立ちたいと思っているのです。
感じて動ける話は自分と似たような境遇にあるか、自分の体験一部分を投影した話などで感動しやすいです。それに体験して嬉しかった話などもです。
感動体験ができるような活動の提供することをオススメします。
⑧感情
人前で感情的になると、話したいことがあちらこちらにとび、何を伝えたいのかわからなくなることがあります。
それになかなか共感しにくくなるので伝わりにくくなります。
そんな時は、
感情で伝えるのではなく、感情を伝えるようにします。
例えば、
洗濯物干し訓練をしていると『この方法だったら自宅でもやれそう』とAさんが言ってくれました。私は、大変嬉しかったです。そう言ってもらえるまでに一緒に悩んで失敗してきたから。その言葉を言ってもらえて本当に嬉しかったです。
嬉しかったの部分がやったー・よっしゃーなどでは伝わりにくいです。
聴講者はその活動の体験をしていないので当事者と一緒の気持ちにはなりえないのです。だから、その時の感情を伝える方がわかりやすいのです。
⑨絶対に怒らない
自分がプレゼンしているのに寝ている人や喋っている人がいます。
そんな時は怒ったほうがいいという人もいますが、僕は絶対に怒りません。
だって、寝ているから興味がない・やる気がないは=(一緒)ではないのです。
理由はこうです。
もしかしたら、昨晩遅くまで予習をしていたのかもしれない
他のことを勉強していたのかもしれない
何か悩みがあって寝れなかったのかもしれない
自分の話を聞いて隣の方と共感し学びを深めてくれているのかもしれない
というように考えます。そうすると感情的にならず、プレゼンができます。
それに他の聞きたいと思ってくれている方に一生懸命話すようにします。
聞けてないことがったら聞いている人が教えてあげれば良いのです。
自分(プレゼンテーター)じゃなくても隣の方が伝えてくれて伝わればそれで良いのです。全部が全部、その場・その時に自分(プレゼンテーター)が伝えなければいけないということはないと思います。
それに大勢の前で注意すると、誰しも恥ずかしいですし、お互いに嫌な気持ちになりますよね。
怒る感情では人は根本的に変われないんですよね。
また、言う方も言われる方も嫌な気持ちになってはいけませんし、周りを巻き込むことになってはダメですよね。
だから、絶対に怒りません をオススメします。
⑩やってみよう
人へ自分の【想い・考え】を上手に伝える・伝わる方法の最後の項目です。
シンプルに
完璧じゃなくてもいいから
とりあえず、伝えるように話をやってみましょう。
人に伝えることを何回も何回も繰り返していると、自分なりに伝えられるようになります。※個人的に信じてやっています。
挑戦しなければ、結果もありませんから。
最後に個人的に好きな動画をご紹介しますね。伝わったら幸いです。
まとめ
①聞く準備をしましょう
②目標を明確にする
③データーをお知らせしましょう
④笑いが大切
⑤良いところを見つけて伸ばすようにしましょう
⑥わくわくしましょう
⑦感動
⑧感情
⑨絶対に怒らない
⑩やってみよう
人に伝えるためには上記のことが全てではありません。
ご紹介した中から何か一つでも、人へ自分の【想い・考え】を上手に伝える・伝わる方法として参考になったら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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