認知症の方と心を通わすコミュニケーション方法 共感のコツ編

いつも読んでいただき誠にありがとうございます。
日常生活を楽しく過ごせるよう日々工夫をしているアイデアわくわくリハビリの山口です!

今回は、認知症の方と心を通わすコミュニケーション方法 共感のコツ編についてご紹介したいと思います。

認知症の方と心を通わすコミュニケーションに大事なこと

認知症の方は記憶力が低下し、思い出したくても思い出せないことが多々あります。

そして、会話をしていても、不安になることがあり、『わかってくれない』とか『ちゃんと話を聞いてくれていない』と思われることがあります。

きっと、そんな時の会話には、否定的な言葉が多く使われています。

例えば

だって、こっちのほうが良いですよ

だから、さっきも聞きましたよ!

でも、これは違いますよ!

このようにだって、だから、でも、を何気につかっている会話をしていると否定されているように感じますよね。

これでは、心を通わすことはできません。

心を通わすコミュニケーションには共感が良いです。

共感してもらうと安心になります。

ただ、ネガティブな内容に関しては共感しないように注意しましょう。

例えば、他人の悪口とか、妄想とかは共感しないようにしましょう。

共感のコツ

では、心を通わすコミュニケーションに必要な共感のコツについてお話していきましょう。

同じ言葉を使う

認知症の方が理解・認識している言葉を真似して表出することで安心になります。

また、不安な気持ちやその時の感情を共有することでカタルシス効果もあります。

心の浄土かなります。

例えば、

今はお風呂に入りたくないのよ → 今は、入りたくないのですね

トイレの場所がわからないのよ → トイレの場所がわからないのですね私が知っていますので一緒に行きましょう。

膝が痛いのよ・・・  →  膝が痛いのですねホットパックで温めると痛みが減ると思いますよ

お家に帰りたいのよ → お家に帰りたいのよ。早く帰れるよう手配しますね。

というように共感する言葉を使うことで安心につながります。

それに加えて、不安が軽減できるように安心するような言葉かけを加えていただくと、より安心にされますね。

不安な気持ちを語ること・話すことを一緒に繰り返すことで安心につながります。

同じことを何度も言われても初めて聞いたかのように聞く。

そして、受容する・共感することが大切です。

言葉を一緒に繰り返す時に表情も真似することで、その表情からも真剣さが認知症の方にも伝わります。

言語理解が難しい方には表情(ノンバーバル)表現も心を通わすコミュニケーション方法になります。

ふむふむ、へー、なるほどはキラーワード

ふむふむ、へー、なるほどは受けてにとっては上からモノを言われているように感じる場合があります。

認知症の方や高齢者の方は僕らよりも年上ですし、経験もたくさん積んでおられます。

日常生活の中で使う言葉かけでふむふむ、へー、なるほどは使わないように注意しましょう。

認知症の方と心を通わすコミュニケーション方法が学べる講座

ブレインマネジャーは認知症の方に寄り添い、効果的な認知症リハビリと心を通わすコミュンケーションを学ぶことができます。

詳しくはブレインマネージャーのHPよりご覧ください。

まとめ

認知症の方と心通わすコミュニケーション 共感のコツ編はいかがだったでしょうか?

日常会話で使っている”なるほど”とかは目上の方からの言葉になるんですね。

言葉遣いを整えないと心を通わすコミュニケーションはできませんよね。

共感する言葉遣いをすることで安心につながり、心を通わすコミュニケーションができるようになります。

話し手の気持ちの整理にもなるので、双方に良い効果が得られますね。

いろんな介護場面で共感する言葉かけが有効です。

同じ訓間・場所を通じてあなたの共感の言葉かけをすることで安心となり、心を通わすコミュニケーションになります。

この記事の内容が少しでも現場でお役に立てたら幸いです。

認知症の方の安心につながる記事でカギを無くさない方法について書いていますのでよかったら合わせて読んでください。

心を通わるコミュニケーションの記事で見つめる編触れる編も読んでいただきますとよりよいコミュニケーションができると思います。よかったら読んでください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。