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今回は、動揺の浦島太郎のキャラクターなどを使って脳機能を高めることができる脳トレカードゲームをご紹介します。
目次
浦島太郎カードゲームについて
浦島太郎カードゲームとはどんなカードゲームなのか?
浦島太郎カードゲームは、参加者が交互にカードをめくり、勝敗を競うゲームです。

詳しくは下記にご紹介します。
動画でもご紹介していますのでご覧ください。
浦島太郎カードゲームの必要事項について
今から浦島太郎カードゲームについて以下の5つについて解説します。
- 準備物
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
- 効果
では詳しく解説します。
準備物
専用カード 合計54枚 ※詳細は下記に記載
- 浦島太郎 ✕ 18枚
- 亀 ✕ 18枚
- 乙姫 ✕ 9枚
- 玉手箱 ✕ 9枚

プレイ人数
2〜6人くらいが基本プレイ人数です。
7以上の人数になると順番が回ってくることが遅くなり、集中力・モチベーションが低下してしまう恐れがあるのでオススメできません。
所要時間
3分〜5分
一回のプレイにかかる時間は約3〜5分です。
集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。
短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。
場所
- フロアのテーブル
- リハビリ室
浦島太郎カードゲームの効果
身体機能面の効果
- 指の器用さ
- 上肢機能の運動
- 座位姿勢(バランス)の向上
- 体幹筋力の向上
精神機能面の効果
- 理解力
- 集中力
- 記憶力
- 判断力
- ストレス軽減(脳の萎縮予防)
- 認知機能の向上
ルール
ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。
- 基本ルールについて
- アレンジルールについて
- 注意事項について
基本ルール
手順
- 参加者の皆さんにカードの役割・ルールを説明します。(カードの役割:浦島太郎と亀は同じ、乙姫は2回カードを引く・玉手箱で没収されたカードを回収できる、玉手箱はてもちの全カードを没収され、カードの束の横に置きます。下記の図を参照)
- 浦島太郎カードをシャッフルして、机の中央に置きます。
- じゃんけんで順番を決めて、時計回りにカードを1枚引きます。
- 勝敗は、ルールに従い、カードを交互にめくります。最後の54枚めのカードをめくり終えた時点で手持ちのカードポイントが多い方の勝ちとなります。※カード1枚=1ポイント


アレンジルール
カードのポイント数を変更する
ポイント数を変更することでポイント数が増え逆転する可能性が高くなります。

アレンジカードを追加する
玉手箱のふたが開いていないカードを入れることでポイント数が増え、手持ちのカードが少なくても逆転する可能性が高まります。

注意事項
- ポイント数の変更は参加者の皆さんが理解できるような点数に設定しましょう。1〜3点くらいが理解しやすいです。※理解力・計算力が低下している認知症の方には、混乱を招くことがありますので注意しましょう。
- 点数設定を1000点、10点、30点などの大きくしないようにしましょう。
浦島太郎カードゲームの作り方
今から浦島太郎カードの作り方についてご紹介します。
- 準備物・道具
- 工作:用紙を画用紙に貼り付けて切る
- 完成
準備物・材料
- ハサミ
- のり
- キャラクターを描いた用紙(手書きでOK)
- 色画用紙(牛乳パックでもOK)

工作の工程
用紙を貼り付けて切ります。 これだけで完成です。
まとめ
高齢者の脳トレに効果的な浦島太郎カードゲームはいかがだったでしょうか?
浦島太郎カードゲームは、馴染みのある動揺をカードゲームにすることで高齢者の興味関心を高まめ、効果的な想起訓練・効果的な脳トレができます。
浦島太郎カードゲームは、カードをめくり、足し算をしていくというルールで誰でも簡単にできます。
認知症があっても職員さんにカードめくりや足し算などを手伝ってもらえれば参加しやすくなります。
また、参加者の皆さんからはこのような会話が出ます。
- 『浦島太郎は最後どうなるんだっけ?』
- 『浦島太郎は何歳かな?』
- 『浦島太郎はどこの出身なんじゃろ?』
- 『玉手箱を開けなかったらよかったのにね』
などの会話が聞けて、会話の輪が広がるきっかけにもなり、高齢者同士のコミュニケーションが盛り上がります。
浦島太郎ゲームは介護現場で効果的な脳トレとしてご活用いただけるレクリエーションです。
以前の記事で動揺の桃太郎のキャラクターを使ったレクリエーションをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。 さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。

関連記事:【高齢者向け脳トレ】脳が活性化!桃太郎カードゲーム
他にもレクリエーション動画をご紹介していますので、よかったらご覧になってください。
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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