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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
主に高齢者の方々、介護・医療のお仕事をされている方々、介護をされている方々に向けて役立つ情報などを配信しています。
2020年7月22日において、コロナウイルス感染は拡大しつつあります。
そこで今回は、介護施設・介護予防教室でコロナウイルス感染予防で注意すべきことをまとめました。
ぜひ、読んでください。
この記事が少しでも介護現場、介護予防教室でのレクや体操をする時の参考になれば幸いです。
目次
高齢者向けレクリエーションでコロナウイルス感染予防に注意すべきこと
高齢者向けレクリエーションでコロナウイルス感染予防に注意すべきこととは、どのうようことがあるのか?
高齢者向けレクリエーションでコロナウイルス感染予防に注意すべきことの共通点は、
感染リスクを減らすということです。
コロナウイルス感染予防で注意すべきことを10選、書きました。詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。
※ご紹介内容をすれば、絶対にコロナウイルス感染が0になるというモノではありません。
コロナウイルス感染を予防し安全にレクリエーションを楽しむためのポイントを紹介している内容になります。
- 準備事項
- 声掛けの工夫
- 個人戦
- 2チームで1対1
- 2人1組
- 各テーブル
- 非対面
- 手で同じモノに触れない
- 時間の変更
- 爆笑を狙わなくて良い
準備事項
コロナウイルス感染予防をするには、まず、レクリエーションを行う前に事前準備が大切です。
事前準備とは、コロナウイルス感染予防をするためには、スタッフはもちろん、高齢者のお一人お一人が手洗い・消毒・うがい・検温・マスクをしっかりとする必要があります。
そして、レクリエーションの前後で必ず換気を行いましょう。
厚生労働省は、定期的に換気を行うとしています。(外部リンクはこちらから)
コロナウイルス感染予防のためには、レクリエーション実施前後で換気を行う必要がありますね。
人との距離は2mくらい離れるようにしましょう。
そして、レクリエーション前は、喉の乾燥が原因で咳をしないよう考慮し、お茶を飲んだり・水を飲んだりしましょう。
咳が出る際は、咳エチケットに留意しましょう。
声かけの工夫
コロナ禍でレクリエーションを実施する時の声掛けは重要になります。
なぜなら、声掛け一つでモチベーションが上がったり下がったりするからです。
上記の表のように
職員さんがレクリエーションをする際の声掛けが図の左のように
- 1人でお願いします
- 盛り上がっても大声を出さいないでください
- 距離を保ちましょう
など注意する声かけばかりになるとコロナウイルス感染を意識してしまうようになり、レクリエーションに参加する高齢者の皆さんのモチベーションは下げてしまいます。
高齢者のみなさんも連日、テレビでコロナウイルス感染状況や予防について放送があっているので知っています。それに他の職員さんからも同じを話を聞くことがあるでしょうし、レクリエーションをする時に同じことを言われると意識していしまいモチベーションが下がり、『やめておこうかな・・・』となります。
そうならないように職員さんが感染予防に配慮し、図の右のように
- お一人ずつできるレクリエーションをご用意しました。集中力があがり、脳トレに最適ですよ。
- レクの内容が面白かったら今日は拍手を多めにしてください。拍手で毛細血管が開き血行改善になりますので。
- 今日のレクは、少し離れて皆さんの手足を伸ばして行いますね。手足を伸ばすことで生活動作の改善になりますよ。
と前向きな声かけとレクのメリットをお伝えすることでモチベーションを上げることになり、コロナウイルス感染予防に配慮しつつレクリエーションを楽しんでもらえます。
ですので、注意ばかりするのは、やめましょう。
個人戦
コロナウイルス感染予防の観点からすると集団レクリエーションは望ましくありません。
なので、私は、個人でできるレクリエーションを推奨します。
例えば、
- 輪ゴムリレー
- 『の』の字発見ゲーム
- 紙タワー
などがおすすめです。
関連動画をご紹介します。
紹介動画はコロナウイルス発生前ですので、感染予防の注意事項を考慮しご覧になってください。
2チームで1対1
介護施設や介護予防教室で、お一人でのレクばかりしている交流がうまくできず、モチベーションが下がってしまうことがあります。
そんな時は、2チームに分かれて、1対1で行うと良いです。
それにチームに所属しているということで、個人戦より盛り上がります。
2チーム1対1でおすすめのレクリエーションがあります。
こちらです。
- うなぎ釣りゲーム
- 新聞紙ボールキック
- ペットボトル立て
上記のレクリエーションを参考にしてみてください。
関連動画をご紹介します。
紹介動画はコロナウイルス発生前ですので、感染予防の注意事項を考慮しご覧になってください。
2人1組
コロナウイルス感染予防に配慮したレクリエーションで、2人1組でできるレクリエーションもあります。
手で同じモノに触れないようにして協力して行うことで楽しめるレクリエーションです。
例えば、
- 紙コップ立て
- 割り箸乗せゲーム
- チラシタワー
などがありますので行ってみてください。
関連動画をご紹介します。
紹介動画はコロナウイルス発生前ですので、感染予防の注意事項を考慮しご覧になってください。
各テーブル
コロナウイルス感染予防の観点で3密にならいように各テーブルごとにレクリエーションをすることが望ましいです。
テーブルで行う際は向かい合うような形にならないように注意しましょう。
各テーブルでおすすめのレクリエーションは、1人でもできるレクリエーション、もしくは考えて行う脳トレレクなどが良いでしょう。
おすすめのレクリエーションはこちらです。
- 新聞紙ボール作り
- 新聞紙小さく小さく
- 推理ゲーム
関連動画をご紹介します。
紹介動画はコロナウイルス発生前ですので、感染予防の注意事項を考慮しご覧になってください。
非対面
コロナウイルス感染予防の観点から言いますと、対面は良くありません。
なので、レクを実施する際は、横並びの並行や対面にならないように非対面の位置でレクリエーションを行いましょう。
手で同じモノに触れない
コロナウイルス感染予防のためには、重要なことは手で同じモノに触れないということが大事です。
手は、口や目や鼻などの触ることが多いです。
手にウイルスが付着していると口や目や鼻を触った時に体内にウイルスを侵入させてしまう危険性が高くなります。
また、コロナウイルス感染のクラスターを発生させてしまうことにもつながるので、手で同じモノに触れないようにしましょう。
時間の変更
コロナウイルス感染予防の観点で、リハビリテーション等の実施にあたっては、可能な限り同じ時間帯・同じ場所での実施を減らしましょうとあります。
レクリエーションを実施する際は、15分未満で少人数で行うことが望ましいと考えています。
説明の例、
『今日のレクリエーションは13時と14時を予定します。グループは皆さんが楽しんでもらえるように少人数にしております。よろしくお願いします。』
などと説明することが望ましいです。
爆笑を狙わなくてよい
コロナウイルス感染予防の観点からいいますと、大変盛り上がるレクリエーションすると、気分を高揚させてしまいます。
結果、気分が高揚していると、
- ハイタッチしたり
- 肩を叩いたり
- 握手をしたり
などスキンシップをすることが増える可能性があり、感染リスクを高めてしまう恐れがあります。
なので、盛り上がりすぎず、『面白かった・楽しかった』と思える程度で良いと思います。
レクリエーションを担当する職員さんも盛り上げなきゃいけないと思うことも多々あると思いますが、
今は、ほどほどに楽しめるレクリエーションの提供で良いと思います。
もちろん、盛り上がるレクリエーションをしてはいけませんということではないです。
上記のコロナウイルス感染予防が守れれば盛り上がるレクリエーションの実施をしても良いと思います。
※誤解が生じませんように!
まとめ
高齢者向けレクリエーションでコロナウイルス感染予防に注意すべきこと10選はいかがだったでしょうか?
上記のことを意識して行うことでコロナ禍でも安全に楽しくレクリエーションを実施することができます。
これからも介護施設・介護予防教室の運営では、コロナウイルス感染予防に考慮した取り組みをしていかなければいけませんね。
この記事がコロナウイルスの感染予防に役立ちますように。
そして、今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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