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日常生活を楽しく過ごせるよう日々工夫をしているアイデアわくわくリハビリの山口です!
今回は、意欲をあげるクイズの出し方についてご紹介したいと思います。
目次
レクリエーションで意欲をあげるクイズ
レクリエーションで意欲をあげるクイズの出し方とは?
レクリエーションで行なうクイズについて、
- レクリエーションクイズの現状
- ダメなクイズの出し方
- 意欲を上げるクイズの出し方
以下の3つについて説明してきます。
レクリエーションクイズの現状
いきなりですが、レクリエーションで
意欲をあげるクイズを出したことはありますか?
そして、盛り上がるようにクイズを出したのにクイズで変な空気になったことはありませんか?
こんな感じに!
自分はよくありましたね。
だって、残念なことに僕のイニシャルがK.Y(空気が読めない)
クイズをやってもウケない!ウケない!
レクリエーションは心身機能の向上をはかる活動です。
クイズでなんか変な空気になったら、『何をしたらいいのか、わからん』という不安な状態になると回答する気持ちになれません。
結果、意欲はあがりません。
どんなに効果的なレク活動でも、不安な気持ちにさせてはいけません。
その理由は、継続的な活動としては期待できないからです。
それに人は楽しいことしか継続できないからです。
年齢を重ねると出来ないことが増えます。
また、不安も増えます。
そんな心理状態の中でデイサービスに通って、クイズを出されて答えられなくて不安になる。
それでは生活意欲は低下しますよね。
来所拒否に繋がりかねないですね。
それに人の記憶はストレスがある方(イヤな思い出の方)が記憶に残りやすようにできています。
だから、不安にさせてはダメなんです。
あなたも経験あるでしょ?
例えば、
- お父さん、お母さんに怒られたこと
- 点数が悪かったことで先生に注意されたこと
- 試合でミスして負けたこと
- 寝坊して遅刻して怒られたこと
- おねしょしたこと
などなど、嫌な記憶は残りやすのですよ。
嫌な記憶にとらわれると、消極的になり活動的な生活が送りにくくなります。
脳や体を動かすことでやる気や意欲は向上すると言われていますから、楽しく活動できることをデイサービスで提供していかなくてはなりません。
レクリエーションでクイズをすることがあったとします。
冒頭でも言いましたように、クイズで変な空気感なる!それは避けたいですよね。
その変な空気になる原因は、クイズの出し方にあったのです。
脳を活用することは良いと思い、クイズをやってみた。
しかし、うまくいかなかった。
では、どのようにしたらいいのか、下記に解説していきますね。
それにクイズの出し方変わるとコミュニケーションが良くなります。
コミュニケーションに活用してもらうと人間関係も良くなります。
相手を気遣うことができ、優しくなれます。
また、認知症予防にもなります。
ダメなクイズの特徴
ダメなクイズの出し方の特徴について解説していきます。
ダメなクイズの出し方は、
オープンクエッションであることが多い!
オープンクエッションとは、自由回答になります。
なので、回答する側が自由回答になり、難易度がグンとあがります。
これでは、回答する意欲が低下します。
それにあまり興味が持てなくなります。
生活に関連がないと興味関心は低くなりますよね。
他の特徴として、
- 回答できなくて、嫌な気持ちになります
- 不安な気持ちになります
- 帰りたくなります
- 脳の萎縮につながります
などなど、マイナス効果が出てしまいます。
そうならないようにこのことをおさえておきましょう。
それと出題の傾向として、どうでもいいようなことを出すことが多いです。
例えば、
『トランプの絵柄は何で4つなんでしょうか?お答えください』
『私の朝ごはんはなんでしょうか?お答えください』
『私の好きな映画俳優は誰でしょうか?お答えください』
『星座占いでしし座の方は、どうだったでしょうか?お答えください』
などなどがあります。
そして、終いには、『はい、〇〇さん、答えて!』とテンションだけ高くなり考えている姿をみて良い問題を出してやった感が出ています。
自己満感が全面に出ていて、これでは全く面白くないのです。
ですので、このような出題の仕方をしないように気をつけましょう。
良いクイズの特徴
良いクイズの特徴について説明していきます。
良いクイズとは、クローズドクエッションのほうが回答しやすいです。
つまり 選択性 である!
先程のダメなクイズの出し方より、
「トランプのマークは季節を表している ◯か☓か さあ、どっちでしょう!」と言うと
回答が選択性になるので、答えやすくなるのです。
選択肢の中に正解があるということで安心に繋がります。
正解するという意欲があがってきます。
それに加えて、参加者の方が平等に回答できると回答しようという意欲が上がってきますね。
そして、効果として
- 笑顔になる
- 嬉しくなる
- 正解したら自慢したくなる(もしくは照れる)
- 安心になる
- 認知症予防になる(脳の萎縮防止)
などなど良い効果が得られるのです。
難しい問題で考えてもらうことも良いのですが、難しすぎると逆効果になることをおさえておきましょう。
良い問題は、難易度が適正です。
その適正な問題は、皆さんの生活歴・時代・地元からわかるような問題を出題していたりしますね。
まとめ
意欲をあげるクイズの出し方(基礎編)はいかがだったでしょうか?
まずは、ダメなクイズの特徴と良いクイズの特徴をおさえておきましょう。
現場でやってしまっていることをおさらいしておきましょう。
解説が長くなりましたので、基礎編と出題編にわけてお話させていただきます。
次回の投稿で意欲をあげるクイズの出し方を具体的にご紹介していきます。
関連記事:高齢者レクリエーション!意欲があがるクイズの出し方:出題編
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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