【高齢者レクリエーション・イチオシ】超簡単!牛乳パックで50音カード

いつも当ブログを読んでいただき誠にありがとうございます。

当ブログでは、高齢者の方、介護現場・医療現場で働く方々のお役に立てるような情報発信を行っています。

今回は、牛乳パックを使って言語機能をあげる50音カード・レクリエーションをご紹介したいと思います。

とても簡単で手軽にお金をかけず作れますので、ぜひ、ご覧になってください。

では、どうぞ!

50音カードについて

50音カードとはどのようなレクリエーションなのか?

50音カードレクリエーションは、牛乳パックを切ってカードを作ります。

そのカード1枚に1文字を書き、50音を用意します。

そのカードを使って単語を作るレクリエーションです。

  • 50カードの特徴
  • 50カードの作り方
  • 準備物
  • プレイ人数
  • 場所
  • 所要時間
  • ルール

などについて詳しくご紹介します。

50音カード言葉作りレクの特徴

高齢になると言葉を思い出す時にうまく思い出せないことってありますよね。

思い出そうとしても言葉や単語が出てこない。

認知症になると特に言葉が出てこないことが多々あります。

『え〜っと、あれ、これ、それ、どれ』みたいに単語が出てこない。

人は普段から言葉・単語を使っていないと出てこないのです。

しかし、何かしらのヒントがあると言葉は思い出しやすくなります。

そこで、50音のカードを見ながら言葉・単語を作ることで言葉のイメージ・想起がしやすくなります。

つまり、このレクリエーションを行うことで言語機能向上につながるということなのです。

言葉を介した50音カード言葉作りレクは脳トレにもなるのです。

脳血流量や脳神経伝達量の向上になるのです。

認知症予防や認知症の脳トレには、覚えることよりも思い出すことのほうが効果的なんです。

50音カード言葉作りレクリエーションはカードを見ながら言葉・単語を思い出しやすくしていますので、非常に認知機能・言語機能の向上・改善に非常に効果的と考えています。

作成は非常に簡単ですので下記にご紹介いたしますね。

準備物

50音カード

作り方

牛乳パックを上記のようにカッターで切ります。

上記のように牛乳パックを開いたら、そこの部分大きさと合わせて上の部分もハサミで切ります。

予め定規で線を引いておくと同じ大きさでカードを作ることができます。

カードができましたら50音を書き込んでいきます。

50音を書き込んだら完成です。

効果

  • 言語機能
  • 記憶力
  • 想起力
  • 認識力
  • 計算力
  • 集中力
  • 判断力
  • 巧緻性
  • 上肢機能

プレイ人数

2〜4人

プレイ時間

5分〜15分 1回あたり5分くらい

場所

フロアのテーブル

ルール

テーブルに50音カードを並べます。

じゃんけんをして順番を決めます。

勝った方から時計周りに進めていきます。

一回のターンで1単語作成もしくはパスを行います。

言葉を作ったカードは手元に並べておきます

同じカードは使えません。

文章は認められません。

ゲーム終了は、言葉が作れなくなったり、カードが無くなってしまったら終了です。

勝敗は、終了後にカードの枚数が多い方の勝ちとなります。

アレンジルール

アレンジとして、ーや゛を入れることで言葉のバリエーションが増えます。

図のように言葉を作ると一回で多くのカードを取得することができます。

活動と参加を向上させるコツ

50音は皆さんで作ることで活動と参加レベルが向上します。

また、一緒に作った想い出となり、レクリエーションをする時に盛り上がります。

注意事項

ルールが理解できず、レクリエーションがストレスになる方はやめておきましょう。

オススメ工作道具 はさみ

高齢になると皮膚の耐性が弱くなり硬いモノ切ると手が痛くなることがあります。

そこで牛乳パックを切るのにとても良いハサミをご紹介いたいします。

コクヨ はさみ ハサミ 切れ味長持ち エアロフィットサクサ チタン・グルーレス刃 ハサ-PT250DB

プラス はさみ フィットカットカーブ プレミアムチタン プレミアムブラウン 34-552

現役作業療法士がオススメしたい工作時に役立つハサミです。

工作時に痛みを伴った場合、活動意欲の低下につながります。

出来る限り道具は良いものを使いたいですね。

おまけにリーズナブルですので一度ご覧になってください。

まとめ

高齢者レクリエーション!50音カードで言語機能UPはいかがだったでしょうか?

想起訓練にレクリエーションの要素を取り入れることで効果的な言語機能UPが期待できます。

それに単語にまつわるエピソードで昔話に花がさくことがあります。

例えば、

きりん

と言った言葉を作った時に『昔はよく子供を動物園に連れて行ったな〜』とか

それに合わせて周りの方も『私もよく家族と行った』とか『孫を連れて行った』とか、昔を思い出して話が盛り上がることがあります。

ただ、レクリエーションをするのではなく、回想法にもなってより効果的な想起訓練になります。

また、長期記憶の活性化にも効果的です。

それにその方の個人史を知ることになります。

その方の生活歴に合った支援のヒントがみつかることもあります。

レクリエーションがレクリエーションだけで終わらないのです。

ここから得た情報やヒントをもとにその方らしい生活を支援・ケア出来たらいいですね。

当ブログで言語機能が向上するレクリエーションをご紹介しています。

こちらも合わせて読んでいただくことでレクのバリエーションが増えますのでオススメします。

関連記事:認知症の方が言葉を思い出しやすくなるコトバ探しレクリエーション

アイデアわくわくリハビリチャンネルでは、他にもレクリエーション動画をご紹介していますので、こちらもご覧になってください。

今日のレクリエーションや体操に何かしらの役立つのではないでしょうか?

今回のレクリエーション記事があなたの現場で認知症の方、高齢者の方の記憶力アップ・言語機能アップのお役に立てることを願っています。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。