むせ込み・誤嚥で悩んでいる高齢者必見!口腔機能がアップする早口言葉カードゲーム

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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。

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山口が人生で経験してきたことや働きながら体験したこと、学んできたことを読者の皆様のためにできる限り、分かりやすくお伝えしていきます。

今回は、むせ込み・誤嚥で悩んでいる高齢者の皆さんの口腔機能を向上させる早口言葉カードゲームというレクリエーションをご紹介します。

とても簡単で楽しみながら口腔のトレーニングができますのでご覧になってください。

では、どうぞ!

口腔機能がアップする早口言葉カードゲームについて

口腔機能がアップする早口言葉カードゲームとは、どんなレクリエーションなのか?

口腔機能がアップする早口言葉カードゲームとは、特定の単語が描かれたカードをめくり単語を間違えずに言っていくカードゲーム・レクリエーションです。

動画で早口言葉カードゲーム・パタカラバージョンをご紹介しています。動画を見ていただいたほうが理解しやすいと思います。また、レクの楽しさが伝わると思いますので、こちらをご覧ください。それに地域の体操教室の皆さん・バージョン、アイデアわくわくリハビリーズ・バージョンをご紹介しますね。

動画はいかがだったでしょうか?観ていただいたら、お分かりになったと思います。

そうです!年齢関係なく楽しめるレクリエーションなんです。

ぜひ、体操教室や職場、介護施設でご活用くださいませ。

詳しくは下記をルールをご覧ください。

パ・タ・カ・ラの言葉が入った単語をカードとして使うことで効率よく口腔機能をアップさせることができます。

『パ』は口唇周囲筋力を鍛えます。『タ』『カ』『ラ』は舌の動きを良くします。

また、カードを読み上げることで、よく口を動かすことになり、唾液の分泌が良くなります。

よって、咀嚼能力、嚥下能力が向上します。 詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。

  • 準備物
  • プレイ人数
  • 所要時間
  • 場所
  • 効果

準備物

上記のカードを1セット用意します。合計18枚

※カード作成方法:上記のカードを色画用紙などに添付して貼りった後、カットして早口言葉カードを作成します。

プレイ人数

2〜6人くらいが基本プレイ人数です。

7以上の人数になると順番が回ってくることが遅くなり、集中力・モチベーションが低下してしまう恐れがあるのでオススメできません。

所要時間

3分〜5分

一回のプレイにかかる時間は約3〜5分です。

集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。

短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。

場所

フロアのテーブル

心身機能への効果

身体機能面の効果

  • 口唇筋力
  • 舌の動きが良くなる
  • 唾液の分泌が良くなる
  • 嚥下力が向上
  • 咀嚼力が向上   

精神機能面の効果

  • 理解力
  • 判断力
  • 記憶力
  • 集中力
  • ストレス発散

ルール

ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。

  1. 基本ルールについて
  2. アレンジルールについて
  3. 注意事項について

基本ルール

①じゃんけんして順番を決めます。勝った方からカードをめくり、机に置き、自分のタイミングでカードを読み上げます。

②次の方は、カードをめくり、机に置きます。2枚のカードを読み上げます。参加者の誰かが間違うまで繰り返していきます。(間違わないとどんどん読むカードは増えます)

読み上げる時はできる限り早口言うようにします。

③勝敗は、途中で読み間違えた方の負けとなります。

アレンジルール

3回戦勝負で行う

3回、カードゲームを行います。間違った方は、−1ポイントになります。勝った方は1ポイントになります。3回戦やって合計のポイント数が多い方の勝ちとなります。

新カードを追加する

新カードを追加し、プレイする。

パパやパンダや宝に似た言葉や一文字の言葉を入れることで読み上げるリズムが難しくなり、より集中力が必要になります。間違いやすくなることで笑いが増えます。追加することをオススメします。

文字記入がないカードを使用する

文字記入がないことで、読み上げる難易度がアップし、さらに楽しめます。

注意事項・アドバイス

  • 難聴の方は、相手の言葉が聞き取れず参加しにくい場合がありますので、スタッフの方が解除して参加しやすいようにしましょう。耳元で伝えるなどしましょう。
  • 早口になりすぎて入れ歯が飛び出そうになることがありますので注意してください。参加者の皆さんにも伝えてスタートしましょう。
  • カードゲームを実施する前には、準備体操を行い肺機能を高めてから行うと口腔機能を十分に活用することができます。

まとめ

むせ込み・誤嚥で悩んでいる高齢者必見!口腔機能がアップする早口言葉カードゲームはいかがだったでしょうか?

パ・タ・カ・ラの言葉が入ったカードを読み上げるだけで口腔機能がアップしやすくなります。

また、ゲーム感覚で口腔機能を鍛えられるので、楽しくトレーニングができます。

さらにできる限りハキハキと大きな声で言ってもらうとさらに口腔機能向上が期待できますよ。

ぜひ、介護施設に通われる高齢者の皆さんに取り組んでほしいレクリエーションの一つです。

以前の記事で口腔機能向上ができる早口言葉集をご紹介しています。

こちらの記事をオススメです。食事前の口腔体操や集団体操にもご活用いただけると思います。  

関連記事:【高齢者レクリエーション】言ううだけで口腔機能がアップする早口言葉30選

他にも楽しいレクリエーションをご紹介していますのでご覧になってください。

今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。