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今回は、認知症の方と心が通わすきっかけになるレクリエーションをご紹介します。
目次
干支並べゲームについて
干支並べゲームとはどんなレクなのか?
干支並べゲームとは、干支のカードを順番に並べるゲームです。
順番は子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥です。
詳しくは下記にご紹介します。
干支並べゲームについて
まずは干支並べゲームについて以下の5つについて解説します。
- 準備物
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
- 効果
- ルール
- 作り方
では詳しく解説します。
準備物
干支カード24〜48枚
※人数やチーム戦に応じた枚数を用意します。
プレイ人数
2〜4人くらいが基本プレイ人数です。
※個人戦もよいですが2人1組が盛り上がっていました。
所要時間
3分
一回のプレイにかかる時間は約約3分です。
集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。
短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。
場所
フロアのテーブル
干支並べゲームの効果
身体機能面の効果
- 指の器用さ
- 上肢機能(リーチ動作)
- 座位姿勢の保持力(バランス)
精神機能面の効果
- 記憶力
- 理解力
- 判断力
- 集中力
- 計算力
ルール
ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。
- 基本ルールについて
- アレンジルールについて
- 注意事項について
基本ルール
①机の上に干支カードを並べます。
②レクリーダー(司会)の『よーい、スタート』の合図で順番に並べます。
③勝敗は、先に子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の順番で並べられたら勝ちです。
アレンジルール
①干支漢字カードを使う。
漢字を使うことで言語機能の向上が期待できます。
②絵柄を裏返しにして自分の干支を探すゲーム
③枚数を24枚・48枚にして神経衰弱をする
※当ブログでトランプの色を活用してできる認知症の方でも簡単で安心して楽しめる神経衰弱をご紹介しています。よかったらこちらもご活用ください。
注意事項
- 1人で並べることが難しい場合は2人で行いましょう。もしくは職員さんが手伝って行いましょう。
- 干支並べゲーム開始前に干支並べがスムーズにできるよう復唱しましょう。
干支カード作り方
今から干支カード作り方についてご紹介します。
※イラストはACイラストから作成しています。
手順として
- 絵を描く(パソコンで作る)(手書きでOK)
- 絵を画用紙に貼る(段ボールに貼る)
- 干支カードを切る
- 完成
干支カードのイラスト
干支カードのご紹介を致します。
漢字バージョンもあります。
まとめ
認知症の方とコミュニケーションがはずむ干支並べゲームはいかがだったでしょうか?
今回の記事は認知症の方とコミュニケーションをはずませるをテーマにレクのご紹介をいたしました。
認知症の方とコミュニケーションを簡単にはずませるためには、認知症の方が記憶していることや理解していること、興味関心があることで会話することが一番だと思います。
しかし、認知症高齢者の記憶していることや理解していること、興味関心があることを瞬時に把握することは難しいです。
そこで考えついたのが誰しもが共通した記憶を頼りにできるレクを行なうことでコミュニケーションがはずむのではないかと考えました。
その共通した記憶には、昔から馴染みのある干支が良いと思いました。
そこで、干支を並べるゲームすることで昔の記憶を思い出せ、自分の生まれた干支について会話も楽しめるのではないかと考えました。
実際にやってみると『ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い』と皆さん口ずさみながら、プレイしているのです。
それに終わった後には、『私の干支は、うま やもんね。あなたは、干支は何?ひつじ?そうなの歳が一つ下になるのかな?』とか、『今年の干支は何だっけ?』など自然に会話が生まれているじゃないですか。素晴らしいことです。
それに加えて、干支の会話がきっかけになって昔話に花咲くことも多々ありました。
個人的に認知症の方とのコミュニケーションで、一時的に盛り上がっても、興味関心が続かないとあまり効果がないと思っています。
なので興味関心が続くようなことを話すことができればコミュニケーションははずみます。
そのためには、個人史が一番良いのではないかと思います。
なぜなら、認知症の方は、昔のことや自分のことは話しやすいからです。
また、干支がきっかけで相手のことについて聞きやすくなり、興味関心が高まります。
干支並べゲームは認知症の方とコミュニケーションがはずむきっかけを生み出せるレクですのでオススメです。
以前の記事で認知症の方に向けたレクリエーション30選をご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。
さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。
関連記事:生活機能向上になる人気レクリエーション30選(詳しくはこちらから)
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今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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