【デイサービスで大人気レクリエーション】高齢者、認知症の方の生活改善につながるぐらぐら割り箸取りゲーム

いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。

福祉や介護や医療の職場(デイサービス、通所リハビリテーション、小規模多機能、老人保健施設、デイケア、リハビリ室など)で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。

今回は、割り箸を使って、高齢者の指の力、座位姿勢の改善、認知症の方の記憶力や集中力や意欲の向上になるレクリエーションをご紹介します。

ぐらぐら割り箸取りゲームについて

ぐらぐら割り箸取りゲームはどんなレクリエーションなのか?

輪っかに割り箸を通して、塔のように立てます。(塔は以下、割り箸タワーと略します)

割り箸を1本1本交互に抜いていき、途中で割り箸タワーを倒したら負けとなります。

実際の動画がありますのでご覧になってください。

以下に詳しくはご説明します。

準備物

ぐらぐら割り箸取りゲームに必要な準備物とは?

ぐらぐら割り箸取りゲームに必要な道具は、割り箸と竹の輪っかです。

割り箸 25膳

竹の輪っか

以上になります。

ルールについて

ぐらぐら割り箸取りゲームの進行について

ぐらぐら割り箸取りゲームの進行について

  • プレイ人数
  • 所要時間
  • 場所

の3つについてご説明します。

その後に

  • ルール
  • アレンジルール

についてご紹介します。

プレイ人数

  • 2人から6人でプレイするのが望ましいです。

10人でもプレイすることは可能なのですが、順番が回ってくるのに時間がかかり、集中力が切れてしまいますので、2人から6人くらいがベストです。

2人から6人がベストな理由は、人は3人から7人くらいが所属感を一番感じやすいからです。

所要時間

  • 一回の所要時間は3分から5分くらいです。
  • 割り箸タワー形成の所要時間は10秒くらいでできます。

場所

  • デイフロア(テーブル)
  • リハビリ室
  • 病棟テーブル(談話室)

ルール

①輪っかに割り箸の束を通します。(下記の写真のように)

②次に割り箸の上と下部分をひねり、割り箸タワーを作ります

③ジャンケンして先攻と後攻を決めます

交互に割り箸を1本ずつ引いていきます。

④勝敗について

割り箸を抜く途中で割り箸タワーを倒した方が負けとなります。

アレンジルール

引く本数を増やす場合

割り箸の裏に赤色をつけます。

約15/50本につけます。 赤色のついた割り箸を引いたら2本引くようにします。

次も赤色の割り箸を引いた場合、さらに2本引きます。

勝敗は交互に割り箸を引き合い、倒したほうが負けとなります。

アレンジルール

【1】合計点数を競う

割り箸の裏に赤色、青色、緑色をつける 各10本ずつにつけます。

  • 赤色:3点
  • 青色:2点
  • 緑色:1点
  • 無色:0点

勝敗は交互に割り箸を引き合い、倒した時点でプレイ終了となります。

終了した時に手持ちの割り箸の合計点を競います。

得点が多いほうが勝ちとなります。

【2】色別ルール

割り箸の裏に赤色、青色、緑色をつける 各10本ずつにつけます。

  • 赤色:2本引く 2本目も赤の場合は2本書く
  • 青色:逆周りに回る
  • 緑色:一人飛ばす
  • 無色:何もなし

と色についてルールを決めます。

勝敗は割り箸を引き合い、倒した時点でプレイ終了となり倒した方が負けとなります。

【3】じゃんけんで負けた方が割り箸を抜く

最初にサイコロを振り、出た目で抜く本数を決めます。

例:サイコロで3が出たら、割り箸を3本抜きます。

じゃんけんをして、負けたら割り箸を抜き、途中で割り箸タワーを倒したら負けとなります。

【4】割り箸を足す

最初は1本ずつ抜いていきます。残り3本になったら、抜いた割り箸を輪っかに入れていきます。割り箸タワーを倒した時点でプレイ終了となり、倒した方が負けとなります。

アレンジルール提案者:峯岸正樹さん

ぐらぐら割り箸取りゲームの効果

身体機能の向上が期待できる項目

  • 巧緻性
  • 上肢機能の向上
  • 座位姿勢
  • 体幹筋力の向上
  • 肩甲骨周囲の血流改善

認知機能の向上が期待できる項目

  • 集中力
  • 判断力
  • 理解力
  • 記憶力
  • 空間認識
  • 気分の高揚
  • リラックス
  • ストレス軽減

ぐらぐら割り箸ゲームの作り方について

ぐらぐら割り箸取りゲームに必要な道具

ぐらぐら割り箸取りゲームに必要な割り箸を加工・手入れ・アレンジルールに必要な道具をご紹介します。

  • カッター
  • 紙やすり
  • マジックペン

カッターは、割り箸を割った時に箸の割れ方が大きく割れた場合に削るために必要です。(写真のような不規則に割れた部分を削るのにカッターを使います。)

紙やすりは、割り箸を割った時にトゲトゲしたカエリが出た場合に削るために必要です。

マジックペンは、アレンジルールで使います。 詳細はアレンジルールを御覧ください。

輪っかについて

牛乳パックで輪っかを作れます

割り箸タワーを固定しておく輪っかは竹がベストです。

しかし、牛乳パックで作ることができます。 1Lの牛乳パック2面分で作ることができます。

牛乳パックの2面分で幅0.8㍉から1㌢で作ります。

このように割り箸を通して、割り箸タワーができます。

まとめ

割り箸取りゲームは割り箸を交互に引き抜き、倒した方が負けというシンプルなゲームで、デイサービスでとても盛り上がるゲームです。

さらに、割り箸の裏に赤色、青色、緑色を付けることでルールを加えることで更に楽しめます。

また、割り箸をどの部分から引き抜こうかと考えることで脳内のシナプス伝達が活性化し認知機能の改善になります。

それに加えて割り箸タワーの全体を確認し、安全な場所から箸を引き抜くために立ったり座ったりすることで基本動作(起立・着座)の訓練になりますよ。

それにデイサービスやデイケアに通われている高齢者の皆さんの意見を参考にオリジナルルールを加えて楽しんでみてはいかがでしょうか?

例えば、赤色は3本引く、青色は手持ちの割り箸をタワーに差し込むなどアレンジすることで楽しくなります。

プレイする方々で話し合って、ルールを決めることも楽しいですよね。

ゲームってルールを考えたり、みんなで笑ったりすることでさらに盛り上がりますよね。

高齢者の方、認知症の方は笑うことで有酸素運動となり心身機能の向上が期待できますので、ぜひ、やってみてください。

また、笑うことでストレスの発散・軽減になり、日常生活の改善のきっかけにもなります。

割り箸を使ったレクリエーションをご紹介していますので、よかったらこちらも読んでください。

関連記事:血管若返り割り箸砂時計

関連記事:小さい子供から高齢者まで楽しめる紙コップ・レクリエーション15選

関連記事:【高齢者向け脳トレ・レクリエーション】トランプを使ったゲーム・レクリエーション10選

他にも面白くて生活機能向上になるレクリエーション動画をご紹介していますのでご覧になってください。

今回の記事があなたの介護現場(デイサービス、デイケア、リハビリ室、病棟の談話室)でお役立てることを願っています。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

2 件のコメント

  • 神奈川のケアレクではお世話になり、有難うございました。介護の仕事に就いて日も浅いこともあり、たくさんの方のなかで緊張していました。そのあとすぐに週3日初任者研修でした。やっと終わりまだ疲れが取れていないです(笑)みなさんパワフルですね。
    先生申し訳ございません。Facebookから1度入らせて頂いたのですが、良く分かっていないのであまり得意ではないこともあり、お友達承認大変失礼いたしました!それで、こちらにメッセージいたしました。
    最近やっとゆとりができ、先生から教えていただいたレク・・・割りばしゲームと時限爆弾ゲームをやらせて頂き好評です!
    利用者様のADLと認知の度合いにもばらつきがあり、考えながらです。
    割りばしゲームの竹の輪を頂き、有難うございました。
    もっと作りたいと思っていたら、こちらを見て良かった!牛乳パックですね。小さい紙コップの輪切りでも作り、大小3セット。負けたら アイーン をして頂きました(笑)
    研修で腸でセロトニンが95%作られ、セロトニンは神経を安定させるのですね。
    便秘の改善の為のレクをすること
    と勉強になりました。取り入れていきたいです。
    寝る前のマッサージも教えていただき、皆さんにお伝えしたいと思いマス!
    遅くなり、申し訳ございません。
    また、宜しくお願い致します!

    • 小野寺様
      ご連絡ありがとうございます
      フェイスブックの友達申請ありがとうございます
      嬉しいです(^o^)もう一度よろしければ、再度申請をお願いします
      自分も検索いたしましたら、同姓同名でよくわかりませんでしたので、
      もう一度申請とメッセンジャーでメールをいただけたら嬉しいです

      それと研修内容は早速取り組んでいただきありがとうございます
      小野寺様の職場、周囲の方々に伝わることを願っています

      今後ともよろしくお願いいたします(^o^)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。