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当ブログは福祉や介護や医療の職場(デイサービス、デイケア、小規模多機能など)で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今日は介護現場で役立つじゃんけんレクについてまとめてみました。
そして、2019.3.20に 5選 → 10選にバージョンアップ致しました。
2,019・11・28にさらにじゃんけんレクリエーションの動画を更新いたしましたので添付し、記事の内容をアップデートしました。
今回、ご紹介するじゃんけんレク・まとめ記事が少しでも介護現場(デイサービス)のお役に立てたら嬉しいです。
では、下記をご覧ください。
目次
じゃんけん特徴について
じゃんけんの特徴とはどのようなものがあるのか?
たぶん、誰もが物心がつく頃にはじゃんけんを自然にしていると思います。 そのじゃんけんの特徴について興味関心がありまして少しまとめてみました。
- じゃんけんの歴史のリンク
- じゃんけんの形態(1:1、集団、チームなどのプレイ方法)
について下記にご紹介したいと思います。
じゃんけんは考え方次第でいろんなアレンジができます。
じゃんけんは介護施設の体操や認知症予防プログラム、地域の自主グループでもよく取り入れられていますよね。
そして、じゃんけんの良いところは、子供から高齢者までできることです。
誰もが共通した手遊びなんですよね。
じゃんけんはレクやゲームにおいて、勝敗のみならず順番やグループ分けにも使えてとても便利です。
利用者の皆さんの興味関心につながるじゃんけんの歴史などはこちらから
次の項目ではじゃんけんを行う際の形態の特徴についてお話していきたいと思います。
じゃんけんを活用する形態の特徴
1:1
1:1の場合は向き合ってすることで集中してできます。 勝ち・負け・あいこの判定がしやすいです。
集団
集団で行うと複数の人達で楽しく行なえます。 多すぎると、勝敗の判定がでにくくなりますので6人位が勝敗がつきやすいです。
チーム
チームは3:3や5:5や並列で勝敗を競うじゃんけんに向いています。
チームで行う場合、個人戦にすれば勝敗つきやすくなります。
勝敗(判定)について
勝敗は、勝ちを競う・負けを競う・あいこを競う・同じじゃんけんの形を競うなど、いろいろアレンジができます。
参加されるみなさんで決めると勝敗のルールを決めると良いです。
では、介護現場でウケる鉄板のじゃんけんレクをご紹介していきます。
後出しじゃんけん
このじゃんけんレクはじゃんけんを先に出す方に勝つ・負けるじゃんけんレクです。
形態
1:1もしくは1:複数で行うことが望ましいです。
ルール
①先に出す方を決めます
②先に出す方が『じゃんけん ぽん』と言ったら後出しの方が出したじゃんけんに合わせて勝つようにします。
③先に出す方に連続で5回もしくは10回、勝つなど進行のゴールを設定します。
※1:1の場合は、連続で勝った後は出し手を交代しましょう。
※1:複数の場合は、連続回数が終わったら終了するほうがスムーズに行なえます。(交代なし) アレンジは、負けるを連続5回、連続10回とすることができます。
後出しじゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
1人じゃんけん
1人で右手と左手でじゃんけんをするレクです。
形態
1人で行います。 もしくは、同じルールで複数で確認し合うのも良いです。
ルール
①まず設定を行います。 例、連続で右手が左手に10回勝つようにする。
②一人で『じゃんけんぽん』と言いながら行います。
連続で10回勝てたら終了です。 アレンジとして、左手が右手に10回連続で勝つとします。
左手と右手の設定が反対になるので難易度があがり、さらに面白くなります。
1人じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
交互じゃんけん
一人で右手と左手でじゃんけんをします。 左右交互に勝つようにします。
形態
一人で行います。もしくは、同じルールで複数で確認し合うのも良いです。
ルール
①『じゃんけん ぽん』と言って、まずは右手が左手に勝ちます。
②次に『じゃんけん ぽん』と言って左手が右手に勝ちます。
③①と②を繰り返し行います。まずは10回をゴールにしてみるといいでしょう。
交互じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
介護エンターテイメントの石田さんの動画より
介護エンターテイメントの石田さんがじゃんけんを使ったレクを動画でご紹介していますのでよかったらご参考にしてください。
じゃんけんリレー
じゃんけんリレーとは、横一列にならび、1番目の方と2番目の方がじゃんけんして、1番目の方が勝ったら、2番と3番の方がじゃんけんします。
勝ち続けて最後の方に勝った方のチームが勝ちとなります。
このじゃんけんレクは2チームもしくは複数チームに分かれて行います。
形態
チーム戦で4:4から10:10などの、いろんな人数でプレイすることができます。 ※注意事項として、チーム戦になりますので平等性を保つために同じ人数で行いましょう。
ルール
4:4のチーム戦の場合
①まず、1番目の方が2番目の方にじゃんけんします。2番目の方が1番目の方に勝ちます。
②次に2番目の方は3番目の方とじゃんけんをします。
③3番目の方が勝ったら4番目の方とじゃんけんします。
④4番目の方が勝ったら終了です。 ※ルールを負けで進行するとアレンジができます。
交互じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
じゃんけん王
じゃんけん王とは、集団の中で1:1でじゃんけんをして最後まで勝ち続けれた方がじゃんけん王となるレクリエーションです。 フロアを歩きながらじゃんけんをします。
形態
複数 ※10〜20人くらいが望ましいです。 ※司会がいるとじゃんけんをするタイミングがとりやすくなり進行がスムーズになります。
ルール
①フロアを歩きながら、司会者が『はい、向かい合って』の合図で向かい合ったら(音楽がある場合は、司会者が音楽を止めたらじゃんけんをする)じゃんけんを行います 。
②まけた方は勝った方の後ろにまわり列を作っていきます。
③①を繰り返し行い、最終的にじゃんけんで勝ち続けた方が一人になったら終了です。
そして、じゃんけん王が決まります。
仲間いっぱいじゃんけん
仲間いっぱいじゃんけんとは、複数人でじゃんけんをして、多くの同じ種類のじゃんけんが出た方の勝ちというレクリエーションです。
形態
円形 並列よりじゃんけんの種類を確認しやすいたま、円形がオススメです。
ルール
①司会者が『じゃんけんポン』と合図したら、参加者の皆さんでじゃんけんをします。 ②1番数が多かった方の勝ちになります。
じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
- 仲間づくり
※詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事:生活機能向上レクリエーション 仲間いっぱいじゃんけん
タオルじゃんけん
タオルじゃんけんとは、向かい合って座り、目の前にタオルを置きます。
じゃんけんで勝ったらタオルを引きます。
負けたらタオルを取られないように押さえます。 勝敗は勝ってタオルを完全に取れた方の勝ちです。実際の動画がありますのでこちらをご覧ください。
形態
1:1
ルール
じゃんけんして勝ったらタオルを引く、負けたらおさえるレクリエーション
じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
- 反射神経
※詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事:タオルじゃんけん
足じゃんけん
足じゃんけんとは、じゃんけんのマークが描かれたシートを『じゃんけんポン』の合図で踏みじゃんけんをします。
形態
1:1
ルール
①じゃんけんマークシートを準備します。
②じゃんけんポンの合図で足でマークを踏みじゃんけんをします。
じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
- 腸腰筋の運動
- 下肢の運動
関連記事:生活機能向上レクリエーション30選
以心伝心じゃんけん
以心伝心じゃんけんとは、じゃんけんしてあいこになったらバンザイをするレクリエーションです。
勝敗は、あいこの数が多いペアの勝ちになります。実際の動画ありますのでご覧ください。
複数人でじゃんけんをして同じ種類であいこになったらバンザイするというレクリエーションです。
形態
円形 並列よりじゃんけんの種類を確認しやすいたま、円形がオススメです。
ルール
①全員で『じゃんけんポン』と言ってじゃんけんをする ②じゃんけんで同じ種類であいこになったら全員でバンザイする。 ③約1分間繰り返し行います。 ※チームワークを高めたり、馴染みの関係作りに役立ちます。
じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
- チームワーク
- 仲間づくり
関連記事:生活機能向上レクリエーション30選
バンザイ運動は心身機能をアップにつながる・ADLの改善になる
高齢になると全身の筋力が低下する傾向にあります。筋力が低下すると姿勢が猫背(前傾姿勢)になります。姿勢不良になると下記のような支障をきたすようになります。
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- イライラ
- 歩行能力の低下
- 洗濯物干し・取り込み時に疲労を感じるようになる
- 太りやすくなる
- 脳機能の低下
このような症状が出てくると日常生活動作に支障をきたすようになります。
日常生活動作の低下は『姿勢の低下・不良』からくると考えられます。
ですから、姿勢を改善することで日常生活動作の改善につながっていきますので、
バンザイ運動は日常生活動作改善に効果的です。
上記の症状の理由について解説します。
頭痛・肩こりの改善にはバンザイ運動を繰り返すことで、肩甲骨の動きを促進することになり、肩周囲の筋肉も動かすことになります。結果、首、肩周りのリンパ・血流の流れが良くなり、頭痛・肩こりが改善されます。
また、体幹伸展運動は、猫背改善に役立つ運動です。腰痛は、前傾姿勢が原因で引き起こされるとも言われています。姿勢が改善すると腰痛改善・腰痛予防にもなります。
猫背になると内臓が圧迫されて、消化機能がうまく働かなくなります。その結果、消化不良、便秘、吐き気などの症状につながっていきます。
このような症状が重なることで活動量が低下し、太りやすい体質に変化していきます。
そうならないようにもバンザイ運動は大切ですね。
頚椎には自律神経が通る経路があります。猫背になるとその経路が圧迫されて自律神経が乱れて、イライラしたりすることがあります。イライラ解消にもバンザイ運動は大切です。それにバンザイという動作は昔から嬉しい時にする動作であります。バンザイをしていると楽しい気持ちにもなれて、イライラの解消にもなると考えます。
クイズじゃんけん
クイズじゃんけんとは、共通の質問に対して勝ったら解答権が得られます。
解答が正解だったらその方の勝ちになるというレクリエーションです。
形態
1:1
ルール
①向かいあって座ります。 共通の質問事項を決めます。 例えば、
- 好きな色は何?
- 好きな野菜は何?
- 趣味は何?
など決めておく。
②『じゃんけんポン』の合図でじゃんけんをします。
③勝った方は解答します。 正解なら勝ち、不正解ならじゃんけんを続けます。
勝敗は相手より先に解答することです。
じゃんけんの効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
- 仲間作り
- コミュニケーション
まとめ
じゃんけんレクの活用方法、形態やルール、じゃんけんレクの紹介などについてお話をしてきました。
じゃんけん一つで、いろんなレクやゲームに活用できます。
例えば、足踏みしながら後出しじゃんけんをしてみてください。
足も動かさないといけない・手も動かさないといけないというようになりタブルタスクになります。
おまけに有酸素運動効果もえられて一石二鳥ですよ。
ちょっとなれない活動を楽しみながら行うと脳トレにもなります。
ぜひ、地域の体操教室や通所介護、通所リハなどの介護施設で活用してみてください。
じゃんけん以外にもレクリエーションをご紹介しています。体を動かすことでADLの改善にもなりますので、よかったらご覧になってください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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