いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
当ブログは、リハビリテーション、作業療法、介護予防、認知症予防、レクリエーション、コミュニケーションに特化した記事を投稿しています。
高齢者の方々、介護・医療のお仕事をされている方々、介護をされている方々の役立つ情報などを配信しています。
今回は、トランプを使って記憶力があがる脳トレ・レクリエーションをご紹介します。
認知症予防にも効果的ですし、小さいお子さんの知育にもお役立てられるレクリエーションです。
では、どうぞ!
目次
トランプで脳トレ!記憶力UPゲームについて
記憶力UPゲームとは、どんなレクリエーションなのか?
記憶力UPゲームとは、トランプの束から一枚ずつめくり、束の横に置いていきます。
置いたカードの色(赤・黒)をめくった順番で覚えていくレクリエーションです。
こんな感じです。
声に出して覚えていってください。どこまで覚えられるか、試してみてください。
詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。
- 準備物
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
- 効果
準備物
トランプ 1セット
プレイ人数
2〜4人くらいが基本プレイ人数です。
5以上の人数になると順番が回ってくることが遅くなり、集中力・モチベーションが低下してしまう恐れがあるのでオススメできません。
所要時間
3分
一回のプレイにかかる時間は約3分です。
集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。
短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。
場所
フロアのテーブル
の効果
身体機能面の効果
- 座位姿勢の向上
- 指動作の向上
精神機能面の効果
- 記憶力
- 判断力
- 理解力
ルール
ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。
- 基本ルールについて
- アレンジルールについて
- 注意事項について
基本ルール
3〜5人の複数人数で行う場合
①じゃんけんして勝った方から時計回りにトランプをめくり、色を言います。
この場合は、赤 と言います。
②次の人は、最初にめくられたカードの色を言って、めくったカードを言います。
めくったカードは下記のように乗せていきます。
前のカードが見えるように置いてもOKです。
※この場合は、赤・赤 と言います。
この場合は、赤、赤、赤 と言います。
この場合は、赤、赤、赤、黒 と言います。
このようにめくった方のカードの色も覚えて自分のカードの色を言っていきます。
③めくったカードの色を言えなくなったり、怪しくなったりしたらその方の負けとなります。
※JOKER(ババ)がめくって出たら『赤、赤、赤、黒、ババ、黒、赤・・・』と言います。
最初のgifのスライドの答えはこうです。
全部、正解することができましたでしょうか?
アレンジルール
- 個人で何枚のカードを記憶できたか勝負する
- 覚えられなかった枚数が一番多かった方の負け(基本は一回で終わりにしましたが、カードの枚数が無くなるまでプレイしてみましょう)
- グループで何枚覚えられるか記録に挑戦しましょう
注意事項
記憶することが苦手な方でストレスになる場合は、やめておきましょう。
まとめ
【認知症予防レクリエーション】トランプで脳トレ!記憶力UPゲームは、いかがだったでしょうか?
認知症予防にもっと効果的なことは、『思い出す』ことなんです。
普段の生活では、意識して思い出すことはそんな多くありません。
何度も繰り返して思い出すことで脳は活性化されて記憶力は強化されます。
人間の記憶を司っている脳の海馬機能が活性化します。
人の記憶は7±2と言われています。
高齢になるとこの数字よりも低い値になるでしょう。
年齢を重ねるに連れて記憶力は衰えていきますが、日常生活の中で『思い出す』ことを繰り返すことで記憶力は鍛えられます。
ぜひ、トランプのカードの色を覚えて楽しんでプレイしてください。
記憶力UPゲームは高齢者の方におかれましては、認知症の予防に効果的なレクリエーションとなりますので、オススメです。
お孫さんと楽しく遊んで脳トレになります。
このレクリエーションは記憶することばかりに固執せず、思い出すということを楽しんでプレイしてください。
思い出すだけで記憶力のリハビリテーション・訓練になりますので、繰り返していくうちに覚える数がドンドン増えていきますよ。
覚える数が増えることを楽しみましょう。
そして、いつまでも若々しい脳機能を保ちましょう。
小さいお子さんにおかれましては、脳育になりますよ。
ぜひ、高齢者の方、小さいお子さんに試してみてほしいレクリエーションです。
以前の記事でトランプのレクリエーションをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。 さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回も面白いレクリエーションをお届けできますように!
では、また、お会いしましょう\(^o^)/
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