【高齢者の肺活量UPレクリエーション】ロングブレスゲーム

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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。

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今回は、新聞紙の棒と卓球の球を使って、高齢者の肺機能が向上するレクリエーションをご紹介します。

では、どうぞ!

ロングブレスゲームについて

ロングブレスゲームとは、どんなレクリエーションなのか?

ロングブレスゲームとは、新聞紙の棒を2本合わせて並べます。新聞紙の棒をレールにみたててその上に卓球の玉を置きます。

息をたくさん吸い込み、一気に息を吹き出し、球を遠くまで転がすレクリエーションです。

詳しくは下記の項目に沿ってご紹介します。

  • 準備物
  • プレイ人数
  • 所要時間
  • 場所
  • 効果

準備物

  • 卓球の球 1〜3個
  • 新聞紙の棒 8〜12本
  • 机と椅子

プレイ人数

5:5〜10:10の複数人数でプレイ可能

所要時間

5分

一回のプレイにかかる時間は約5分です。

集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。 短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。

場所

フロアのテーブル

の効果

身体機能面の効果

  • 肺機能の向上
  • 座位姿勢の向上

精神機能面の効果

  • ストレス軽減
  • 抑うつ気分の軽減

ルール

ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。

  1. 基本ルールについて
  2. アレンジルールについて
  3. 注意事項について

基本ルール

①新聞紙の棒を2本合わせて並べます。その上に球を置きます。

②司会者の『スタート』の合図で息を拭いて、球を脱線しないように転がします。

③勝敗は、遠くまで転がせ方の価値になります。

アレンジルール

肺活量が弱い方と一緒にする場合 点数制にしましょう。

  • 新聞紙の1本目:10点
  • 新聞紙の2本目:20点
  • 新聞紙の3本目:−30点
  • 新聞紙の4本目:50点

など、新聞紙の棒の途中で点数制度を入れます。

球を特に転がせなくても点数が加算され、チーム選で行う際は皆さんで楽しんでプレイすることができます。

注意事項

息を吐きすぎて具合が悪くならないように準備体操を行ってプレイするようにしましょう。

まとめ

【高齢者の肺活量UPレクリエーション】ロングブレスゲームはいかがだったでしょうか?

ロングブレスゲームを普段のレクリエーションに取り入れてもらうことで、風邪予防にもなりますし、排痰能力の向上にもなります。

冬の時期の前から行いたいレクリエーションの一つです。

以前の記事で高齢者の肺活量を上げるレクリエーションをご紹介しています。

こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。

さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。

関連記事:高齢者の口腔機能・肺活量UP!面白い楽しい紙コップ飛ばしレクリエーション

今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

現在、デイサービスで作業療法士として働く傍らセミナー講師として県内外で活動中。アイデア1つで生活は豊かになるがモットーです。月刊デイやリハージュや活動と参加のリハビリ・訓練アイデア集に自身の生活改善のアイデア・リハビリ・レクリエーションについて寄稿。このサイトが、あなたの新しいアイデアにつながることを願っています。