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当ブログは医療・介護・福祉の現場で働かれている方々、高齢者の方々のお役に立てる情報を発信しています。
発信内容は、アイデアに特化したリハビリや訓練、認知症の方、高齢者の方の生活改善になるレクリエーション・作業療法などを中心にご紹介しています。
今回は、デイサービスや通所リハビリテーションなどの介護施設で集めたペットボトルキャップを活用したレクリエーションをご紹介します。
このレクリエーションは認知症予防にとても効果的です。
詳しくは下記にご紹介します。
目次
ペットボトルキャップ4目並べについて
ペットボトルキャップ4目並べとはどんなレクリエーションなのか?
ペットボトルキャップを線を書いた用紙に交互におき、誰よりも先に縦もしくは横もしくは斜めのラインで4つ揃えられたら勝ちというレクリエーションです。
詳しくは下記にご紹介します。
ペットボトルキャップ4目並べに必要な物
ペットボトルキャップ4目並べに必要な物とは?
- ペットボトルキャップ (赤、白、青、緑 揃えやすい色で構いません。各25個くらい用意します)
- 線を引いた用紙(1マス 4センチ四方 縦横8☓11)
以上になります。
ルールについて
ペットボトルキャップ4目並べのルールについて
ペットボトルキャップ4目並べのルールについて
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
の3つについてご紹介します。
その後、
- ルール
- アレンジルール
についてご紹介します。
プレイ人数
- 2人から4人までがプレイしやすいです。
5人以上になると順番が回ってくるのに時間がかかり、集中力が欠けやすくなります。
また、モチベーションが下がることにつながりますので2人から4人でプレイすることをオススメします。
所要時間
- 3〜5分前後/回
一回あたりのプレイ時間は3〜5分くらいです。
とても集中しやすい所要時間となっています。
場所
椅子とテーブルがあれば、デイフロアやリハビリ室や病棟の談話室でプレイ可能です。
用紙の設置は座って上肢のリーチ範囲内におくのがベストです。
よってテーブルでいえば、中央が望ましいです。
ルール
①じゃんけんで順番を決めます。
②勝った方から時計回りに進めていきます。1マスに1個のペットボトルキャップを置いていきます。
置く場所はどこから始めても良いです。
③勝敗は、誰よりも先に縦・横・斜めのどれかでペットボトルキャップを先に4つ並べられた方の勝ちになります。
アレンジルール
ペットボトルキャップの並びを3つ、5つに変更することで難易度が変えられます。
並べる数が3つだと簡単になります。
並べる数が5つだと難しくなります。
プレイする方(高齢者)と相談しながら決めることをオススメします。
理由は、ご自身たちで難易度を設定したほうが勝っても負けても納得がいくからです。
リハビリ効果について
身体機能における効果
- 座位保持能力の向上
- 上肢の運動
- 巧緻性の向上
精神機能における効果
- 理解力の向上
- 判断力の向上
- 記憶力の向上
- 集中力の向上
レクリエーションの効果
レクリエーションを行うことで心身機能の改善が図れれます。
また、全身の血流改善にもなり、疼痛の軽減にもなります。
また、複数の参加者で行うことでコミュニケーションの機会にもなり、社会交流にもなりますよ。
皆さんで行うことで会話がはずみ『楽しかった』『面白かった』『話ができた』など快刺激になります。
その結果、良い感情が残り感情記憶として残りやすいのです。
ペットボトルキャップ4目並べの用紙の作り方
①ダンボールを用意します。(ベニヤ板でも可能、エクセルで作った盤でも可能)
②立て・横4センチ幅でマス目を描いていきます。
盤は完成です。
ペットボトルキャップ4目並べのプレイ動画
実際に4目並べをプレイしている動画ありますのでご参考にしてください。
まとめ
ペットボトルキャップ4目並べはいかがだったでしょうか?
デイサービスや通所リハビリテーションに通われている方々で行うと楽しくプレイすることができます。
遊びながら脳トレができる。
なので、ペットボトルキャップ4目並べはいわゆる遊びリテーションなのです。
オセロや将棋は対局でおこないますが、このレクリエーションは4人まで一緒に行えるので参加しやすいレクリエーションです。
このペットボトルキャップ4目並べは3人で交代交代でオセロをされている利用者の方々をみて思いつきました。
対局で行うに当たり一人は見学になってしまうのです。
見学も良いのですが、3人同時にゲームができたら『もっと面白いのに』と考えました。
どうにかして3人で同時にゲームができないか?と考えて考案しました。
ペットボトルキャップ4目並べは、理解力、判断力、思考力、注意力、集中力、発想力、記憶力、認識力の改善・向上が期待できるレクリエーションです。
ペットボトルのキャップやダンボールを再利用することで制作費用は0円でできますよ。
一局のプレイ時間はだいたい3分から5分くらいです。
長くて10分くらいで勝敗が決まります。
誰よりも先に4つ並べるようにと思考をめぐらせる脳トレゲームです。
自分が失敗しても次の相手がブロックすることができたり、二人のペットボトルキャップの配置を考えながら自分のペットボトルキャップを置いていかないと勝利できません。
ちなみに知的ゲームは認知症予防にとても効果的です。
ある研究によるとチェスやトランプなどの知的なゲームを週に2回以上行う方は、週に1回以下行う方と比較した時に認知症の発症率は1/3以下というのです。発症率は非常に低いのです。
ペットボトルキャップ4目並べはとても面白く思考力が身につくエコレクとなっております。
ぜひ、やってみてください。
ペットボトルキャップを使ったレクリエーションをご紹介しています。
よかったらこちらも合わせて読んでいただくとレクのバリエーションが増えますのでオススメいたします。
関連記事:ペットボトルキャップビンゴ
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
介護現場でレクのネタ探しに役立つ書籍をご紹介します。
この書籍の特徴は、ペットボトルのレクネタがとても豊富です。
レクの説明が一枚にまとまっており読みやすいのが特徴だと思います。
また、必要最低限の説明文書とポイントの解説が好きです。
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