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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
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山口が人生で経験してきたことや働きながら体験したこと、学んできたことを読者の皆様のためにできる限り、分かりやすくお伝えしていきます。
認知症のことを学ぼうと思っても専門用語などでわかりにくい時があります。
難しすぎると学ぼうという意欲が出ないときもあります。
そこで、今回は、認知症のことについて興味関心が高められ、学べるクイズをご紹介します。
では、どうぞ!
目次
認知症について理解を深めよう
認知症は、85歳以上になると3人以上が発症する病気です。
そして、認知症は一度かかったら治らない病気というイメージが強かったですが、認知症の研究も進み、いろんな治療法が確立され、今では認知症は治る病気というふうに言われています。
また、認知症について理解を深めることで、認知症の予防になりますので、下記のクイズをご覧ください。
医療や介護のお仕事をされている方においてはご存知かと思いますので、認知症について復習するような感じでご覧になってください。
問題
問1
認知症は治らない。
◯・✕どっちでしょう?
問2
認知症と睡眠には大きな関係がある。
◯・✕どっちでしょう?
問3
認知症予防にはあまり運動はしない方がいい。
◯・✕どっちでしょう?
問4
口腔ケアは認知症予防につながる。
◯・✕どっちでしょう?
問5
口の機能が低下すると認知症になる。
◯・✕どっちでしょう?
問6
会話をしたり、歌を歌ったり、散歩ぐらいでは認知症の改善にはならない。
◯・✕どっちでしょう?
問7
認知症の介護は褒めることが大切である。
◯・✕どっちでしょう?
問8
認知症は、お酒をたくさん飲むと治る。
◯・✕どっちでしょう?
問9
認知症予防にスマホゲームは効果がある。
◯・✕どっちでしょう?
問10
脳は使い続けることで、脳神経細胞は増え続けることができる。
◯・✕どっちでしょう?
回答
問1:✕
アルツハイマー病は、脳に溜まったアミロイドβが神経細胞を攻撃し、その結果、脳が萎縮して認知機能を低下させていきます。
脳にダメージを負わせない日常生活を見直すことによって、防ぐことができます。認知症は治らない病気ではないのです。
白澤卓二先生は、認知症は治る病気だと述べておられます。認知症はリコード法で改善しますと言われています。リコード法とは認知症になる36の原因を食事や睡眠や運動などの日々の生活の見直しによって改善していくものです。※詳しくは下記の引用書籍をご覧ください。
問2:〇
人間は睡眠中に脳に溜まった老廃物を排出しています。認知症の直接的な原因とも言えるアミロイドBも含まれています。良質な睡眠が取れている人ほど、脳内のアミロイドBの蓄積が少ないという結果が出ています。
問3:✕
肥満と認知症の関連性はよく指摘されており、糖尿病患者は認知症を発症するリスクが高いという研究結果もあります。階段を利用するなど、日常生活の細かい部分を見直すことで、認知症のリスクを軽減することが可能です。
問4:〇
歯磨きをして細菌を減らすという意識が大切です。
それに加えて認知症に対する咀嚼の重要性が知られるようになりました。噛む機能が回復すれば栄養摂取の問題だけでなく味覚や香りといった刺激がさらに生きる能力を活性化します。
問5:〇
食べる、噛む、飲み込むという食事に関わる事だけでなく、話すという人間関係の構築に置いても口は役割を果たしています。認知症は老人性の鬱から発症する例も多く、心を閉ざしてしまいます。心を解放するために、口の機能を上手に使うことが大事です。スキンシップをとりながら信頼関係を築くと、介護もスムーズになります。
問6:✕
簡単なものでも運動すると体の筋肉も使われ肺も大きく活動し脳も活性されます。
歌を歌う時は肺に空気をたくさん、取り込みますので肺の運動にもなります。そして、姿勢を正しくすることで記憶力の向上にもなります。
問7:〇
褒めると認知症の方は自分の味方と認識し、穏やかな介護が可能になります。相手のやる気を導き出し、良好な時間を過ごしていくが大事になります。
認知症の方は、記憶が低下していく中で一生懸命に努力されています。日常生活の中で不安なことも多く、間違えることもたくさんあります。
ただ、間違えたくて間違えているわけではありません。なので、自分の行った行動に対して、注意や否定されると嫌な気持ちになります。行動には理由があり、そのお気持ちを汲み取り褒めて安心してもらうことが認知症の方の介護には必要なんです。
普段の生活の中で褒めることをオススメします。
例えば、『今日も笑顔が素敵ですね』とか『今日のお洋服も良いですね』とか『今日もお話ができて良かった』とか『手が綺麗ですね』とか『いつも若々しいですね』など褒めましょう。
問8:✕
アルコールの大量摂取は、脳を傷つけることになり認知症の進行を進めたり、発症リスクが高まります。
問9:◯
スマホゲームを行うことで集中力を高めることができ認知機能の改善がなされます。 オセロや将棋やトランプゲーム、パズルなどのスマホゲームは脳トレ効果があり、認知症予防になります。
問10:◯
脳にある海馬は、脳神経細胞を作る場所です。褒められたり、楽しんでできる活動は、海馬機能を活性化させます。海馬へ、快刺激を与えることで脳神経細胞を増やすことができます。
まとめ
【高齢者向け脳トレ】認知症のことが理解できるクイズ10問はいかがだったでしょうか?
認知症のことについて、◯✕クイズ形式で出題することで興味関心が高められます。クイズの内容と解説を聞くことで、参加者の方も認知症予防や認知症の改善の知識を身につけられることができます。
ぜひ、ご活用くださいませ。
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今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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