いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
福祉や介護や医療の職場で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信しています。
今回は、認知症予防に効果的で言語能力や認識力などの向上につながるイレカエコトバ・レクリエーションをご紹介します。
文字を考えることで脳の活性化が図れます!
では、どうぞ!
目次
イレカエコトバについて
イレカエコトバとは、どのようなレクリエーションなのか?
イレカエコトバとは、文字カードの順番を入れ替えて言葉を作るレクリエーションです。
一文字のカードをバラバラに並べます。 その一文字カードを並び替えて、コトバ(単語)にします。
詳しくは下記にご紹介します。
準備物
一文字カード ※事前に6文字から8文字のコトバを用意する。
イレカエ言葉の効果
- 言語機能の向上
- 単語の認識力
- 空間認識力
- 発想力
- 記憶力
- 思考力
プレイ人数
1人〜6人
※1人でもプレイ可能ですが、複数でプレイするほうが盛り上がります。
プレイ時間
3分〜5分 ※1回あたり3分くらい
場所
フロアのテーブル
ルール
①一文字カードをテーブルの上に順不同におく。
『め』『ま』『う』『え』『ど』『ん』と順不同に置きます。
②一文字カードを入れ替えながらコトバ(単語)の完成を目指す。
『え』『ん』『ど』『う』『ま』『め』というように1文字カードを入れ替えてコトバ(単語)の完成を目指します。
③勝敗は誰よりも早く回答できたらその方の勝ちとなります。
アレンジルール
文字数を変更する
文字数を少なくすると答えが出やすくなります。
まずは少ないコトバで数回練習して、文字数を増やしていくとモチベーションも維持でき楽しくプレイすることができますよ。
では、次にちょっと文字数を増やしてみましょう。
このように2文字の1文字カドーを足すだけで別の言葉のように認識することがありますので、ちょっと一工夫することで難易度をあげることになり楽しめます。 6文字のコトバをご紹介します。 これは、バニラアイス ですね。 次は、 これは、やきそばパン ですね。 これは、すいぞくかん ですね。 いろいろアレンジすることも楽しいですよ。
カタカナ言葉をひらがなで書いておいても面白いですよ。
また、ひらがなとカタカナを合わせて言葉も面白いです。
思考を巡らせないとなかなか回答しません。
ひらめきと記憶力が鍛えられます。
やききそばパン(ヤキソバぱん) では、ひらがなとカタカナを逆にすることでこのような言葉見たこと無いと刺激になり脳の活性化になります。
いろいろと工夫してみましょう。
オススメのレクリエーション書籍
介護現場で役に立つレク書籍をご紹介します。
こちらの認知症予防運動プログラムコグニサイズ入門は有酸素運動とダブルタスクが楽しめるレクリエーションをご紹介している書籍です。
認知症予防に非常に効果的なメニューがたくさん掲載されています。
地域の体操教室から介護現場まで幅広く活用できると思います。
DVD付きですので繰り返しコグニサイズや体操の練習ができます。
認知症予防運動プログラム コグニサイズ®入門: ハイブリッドDVDつき
次はごぼう先生の大吉体操DVD付きです。
こちらの書籍では、ごぼう先生が日常生活に役立つ体操メニューを紹介されています。
座って楽しくできる体操メニューが満載です。
また、DVDがついているので観ながら体操の実践ができます。
ごぼう先生の爽やかな声・笑顔が良いですね。
観てるだけで楽しくなり心も体も動いちゃいますよ。
それに何と言ってもごぼう先生のオリジナリティーに溢れた体操集です。
ごぼう先生の 大吉体操 DVD付き 介護予防に役立つ (レクリエブックス)
次は車椅子・片マヒの人もいっしょにできる高齢者のレクリエーションです。
こちらでは、脳梗塞を患った方、筋力の弱い方が参加しやすいように工夫されたレクのご紹介しています。
レク終了後の表彰状やトロフィーの作成にも役立つと思いますよ。
車いす、片マヒの人もいっしょにできる 高齢者のレクリエーション
次は、介護レクリエーションです。
この書籍では、その人の個人因子や感情に寄り添いながらレクや活動の提供を紹介されています。
その人の生きがいにつながるヒントがみつかる書籍だと思います。
感情に働きかける これからの介護レクリエーション: 心の専門家がアドバイス 生きる意欲を刺激する介護レク アイデア集
次はお年寄りの作って楽しむレクリエーション大百科です。
こちらの書籍では、介護現場での工作活動に非常に役立つ内容が掲載されています。
その方の『作ってみたい』という意欲の向上につながる書籍だと思います。
年間の四季を活かした工作活動をご紹介していますので年間でスケジュールが立てやすく取り組みやすいと感じました。
お年寄りの作って楽しむレクリエーション大百科 (介護ライブラリー)
まとめ
認知症予防に効果的でとくに言語機能力・認識力の向上につながるイレカエコトバはいかがだったでしょうか?
コトバを入れ替えて単語を作るということは、言語機能の向上や言葉の前後左右を考えて組み合わせるので空間認識・言葉の認識力の向上につながります。
認知症になると考えることが苦手になります。
まずは、思考するということから始めなければやってみようというモチベーションもあがりませんし、効果的な脳トレの第一歩とはなりません。
少ない文字から始めて徐々に文字数を増やしていくことで繰り返し考えることになり脳トレ効果はあがります。
脳の血流改善につながります。 それと何事も共通していることなんですが、達成感が大事です。
達成感を感じられなければ、やる気、意欲の向上につながりません。
日常生活において、少しでも達成感を感じれるような工夫が必要ですね。
以前の記事で、認知症予防に効果的な3文字しりとりをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供するレクリエーションのバリエーションが増えます。
さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。
関連記事:認知症予防に効果的な3文字しりとり
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントを残す