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今回は、タオルを使って、日常生活に必要な基本動作能力(立つ・座る・姿勢を保つなど)があがるレクリエーションをご紹介します。
目次
タオル・オン・ザ・アイランドについて
タオル・オン・ザ・アイランドとは、どのようなレクリエーションなのか?
タオル・オン・ザ・アイランドとは、タオルを台(アイランド)に向かって投げて多くのタオルを乗せられるか競うレクリエーションです。 こんな感じでタオルを台に乗せ競うレクリエーションです。
詳しくは下記にご紹介します。
準備物
- 台(アイランド)
- タオル 一人/一枚
心身機能への効果
- 巧緻性
- 協調性
- 上肢の運動
- 姿勢保持
- 座位バランス
- 集中力
- 高揚感
プレイ人数
2人から10人
プレイ時間
3分/回
場所
フロア
ルール
- 2チームに分けます。
- タオルを結びます。
- 『スタート』の合図の後、台(アイランド)に向かって投げます。
- 勝敗は多くのタオルを台(アイランド)に乗せれたチームの勝ちとなります。
注意事項
- タオルを結べないときは職員さんが結びましょう。
- タオルは下投げで行いましょう。
- 投げる時は周囲の方に腕が当たらないように確認をしましょう。
アレンジルール
タオルの形状を変更して乗せる
タオルをまとめて投げる
個人戦として実施します。
タオル10枚をまとめて投げて、台に何枚乗るか競うルールにします。
オススメのレク書籍
現場で役立つレク書籍をご紹介いたします。
ちょっとした時間にすぐに取り組めるネタが満載です。
また、現場でレクネタに悩んだ時に読んでみてください。
ちょいレク50 集団編―元気な人向けレク (困った時のちょいシリーズ)
まとめ
高齢者の基本動作の向上につながるタオルを使ったレクリエーションはいかがだったでしょうか?
ルールがとてもシンプルなのでとても勝敗がわかりやすいので盛り上がります。
それとこのレクリエーションが基本動作の向上につながるのかと言いますと、
高齢者の皆さんは、必死にタオルを台(アイランド)に乗せようとされます。
その時に姿勢の保持する筋力が鍛えられたり、
タオルを投げる時の協調性が鍛えられたり、
中には投げたタオルをとってくださる方がいます。
その方にとっては、立ったり、座ったりすることが増えますので起立動作の向上につながります。
高齢になると床に落ちた物を拾うという動作が苦手になります。
このタオルを拾う動作の繰り返しを行なうことで基本動作のリハビリ効果が得られ、床から物を拾う動作の改善に効果あります。
タオルの形状、台の形状を変更することでレクリエーションの難易度を調整することができます。
難易度を変更することでバリエーションが増えて、レクのマンネリ化防止につながります。
軽度認知症の方も隣の方の真似をすることで簡単にできるレクリエーションです。
運動会の玉入れにも似たレクリエーションですので、昔のことを思い出す回想法にも役立つと思います。
参加者の皆さんから
『昔、運動会で玉入れをして優勝したことがあるんじゃ~』とか
『子供と一緒に似たような遊びをしたことがあるわ、懐かしいわ』とか
感想を聞けたら回想効果があったと思いますね。
また、記憶力の維持・向上の訓練になりますね。
この記事があなたの職場でお役に立てたら嬉しいです。
過去にこんなレク記事を書いていますのでこちらも合わせて読まれるとレクのバリエーションが増えてレクのマンネリ化防止になりますよ。
関連記事として、下記のレクリエーションもオススメいたします。
関連記事:巧緻性が鍛えられる新聞紙を使ったレクリエーション・新聞紙タワー
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今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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