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アイデアわくわくリハビリのライターでもある作業療法士の山口です。
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今回は、作業療法士の舩原幸恵氏による脳トレ歌体操・あんたがたどこさ5選をご紹介します。
高齢者の方々が脳トレとしても歌体操を楽しんででき、難易度が簡単なモノからちょっと難しいモノまで紹介しています。
では、どうぞ!
目次
脳トレ歌体操『あんたがたどこさ』について
あんたがたどこさは、どんな歌体操なのか?
歌体操『あんたがたどこさ』は、『さ』を言う時に決まった動きをしていく歌体操です。
『さ』の動きを下記にご紹介します。5選については、下記の項目に沿ってご覧ください。
簡単なモノから難しいモノまでありますので、高齢者の皆さんのレベルに合わせてやってみてください。
動画でご紹介していますのでこちらをご覧ください。
【1】太もも・トントンから拍手
歌を歌いながら太ももをトントン叩きつつ、『さ』の時に拍手をする方法になります。
動作が太ももトントンと拍手の2動作になるので、簡単でリズムも取りやすい方法です。
最もポピュラーな歌体操です。
【2】腕振りから拍手
次は肘を曲げ腕を前後に振りながら歌い、『さ』の時に拍手をする動きです。
腕振りを一定にできないと拍手の瞬間がズレてしまいます。ちょっと難易度があがります。
【3】腕振り・足踏みから拍手
歌を歌いながら腕振り・足踏みを同時に行い、『さ』の時に拍手をします。
腕振り・足踏み・拍手の3動作になりますので、難易度がやや難しくなります。
腕・足を動かしますので有酸素運動効果があります。
【4】足踏み・手拍子からバンザイ
歌いながら手拍子・足踏みを行い、『さ』の時にバンザイをします。
手拍子や拍手より腕の動きがダイナミックになりますので、『さ』のタイミングがとりずらくなってきます。
なかなかの難易度になりますが、テンポをゆっくり行うことで高齢者の皆さんも合わせてできます。
背筋をピン!と伸ばしてバンザイをすると、体幹も伸びて内臓機能の活性化ができます。また、記憶力の向上になりますし、運動量の向上になり血流改善効果が高まります。
【5】手拍子からグー・チョキ・パー
歌いながら手拍子を行い、『さ』の時にグー・チョキ・パーを順番に繰り返して出します。
グー・チョキ・パーの順番を覚えておくことで記憶力向上効果があります。
これに足踏み動作を加えると難易度はさらにアップします。
心身機能への効果
身体機能面の効果
- 全身の血流改善
- 循環器機能向上
- 疼痛改善
- 腕や足の運動
精神機能面の効果
- 理解力
- 判断力
- 記憶力
- 集中力
- ストレス発散
※歌を歌いながら手足を動かす運動は、有酸素運動になります。
有酸素運動は認知症予防にとても効果的です。
運動をすることで認知症予防になることを説明しているサイトがあります。
運動の頻度や方法についてはこちらをご覧になってください。
認知症ねっとより
まとめ
高齢者の脳トレ歌体操ならコレ!作業療法士が教える『あんたがたどこさ』5選は、いかがだったでしょうか?
『さ』の時にいろんな動きをすることで歌体操のバリエーションが増えます。
さらに足を伸ばしたり、体をひねったり、曲げたり、手を伸ばしたりすることで動きが複雑になり脳トレ効果はあがります。
介護施設で行う時は、高齢者の利用者の方から、意見を聞いて動きを決めたりすると盛り上がります。
難易度を合わせて楽しく歌体操を行うことが大切ですね。
ぜひ、高齢者の皆さんと一緒に歌体操・レクリエーションとしてやってみましょう。
以前の記事で音痴でも大丈夫!上手な歌体操という記事をご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくと提供する歌体操のバリエーションが増えるきっかけになります。
さらにレクのマンネリ化を防ぐことができます。
関連記事:作業療法士直伝!音痴でも大丈夫!上手な歌体操ができるたった一つのコツ
YouTubeでレクリエーションのまとめ動画をご紹介していますのでこちらもご覧ください。
レクリエーションの方法がわかりやすく、すぐ実践できますよ。
今回の記事があなたの介護現場でお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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