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日常生活を楽しく過ごせるよう日々工夫をしているアイデアわくわくリハビリの山口です!
今回は、音痴でも認知症予防に効果的な歌体操のコツについてご紹介したいと思います。
目次
認知症予防にも効果的な歌体操の方法について
認知症予防にも効果的な歌体操とはどんなモノなのか?
今回は音痴でも上手に歌体操をするコツと歌体操が認知症予防に効果的な理由をご紹介します。
- 歌体操が認知症予防になる理由
- 歌体操が上手にできない現状(認識)
- 音痴でも上手に歌体操をするコツ
の3つの順番でご紹介します。
歌体操が認知症予防になる理由
まず、歌体操が認知症予防になる理由をご説明します。
簡単に説明しますと
それは『歌う』と『体操(手足を動かす)』という2つの課題を同時にこなすことで脳神経が活発化するからです。
これが『歌う』のみであれば、動作が単調となり脳への刺激は少なくなります。
しかし、歌うに手足の動かすという課題が加わることで課題が2つになり脳への刺激が増します。
脳への刺激が増えることで、脳神経の伝達量も増えます。
それに伴い眠っていた脳機能も活性化することなり、脳全体の機能が向上します。
人は記憶を頼りに生活しています。
人生の中で似たような動きをしてきているはずですので、その動きや歌を思い出しながら体操をするということは、結果、記憶力の維持・向上となり、認知症予防につながるのです。
歌体操自体が認知症予防に効果的なことがご理解いただけたと思います。
歌体操が上手にできない現状について
次に歌体操が上手にできない現状についてご説明します。
そもそも上手な歌体操とはどんなモノをいうのでしょうか?
上手な歌体操とは、
参加される高齢者のみなさんが楽しく声を出して体を動かせることが上手な歌体操
だと思います。
しかし、介護現場での歌体操の現状としては、『私、うまくできない』という思考が先攻しまっていることが多々あるようです。
自分が上手じゃないといけないという考えに縛られていると思います。
あなたも集団体操やレクで歌体操をしないといけないことがありますよね。
そんな時に、あなたは『皆さん、何でこんなにも声がでないの?』って思ったことはありませんか?
自分はよくあります。
『あれ?』調子でも悪いのかな〜?
いえいえ、違いますよ。
自分が上手に歌えば皆さんも一緒に歌ってくれるという認識に陥っているのです。
自分と高齢者の皆さんの考え方のマッチングが一致していないのです。
マッチングしていないモノの一つに声の大きさがあります。
高齢者の皆さんはどのくらいの声の大きさでどの程度歌えば良いのかわからないのです。
これが上手な歌体操ができない一番の原因だと思います。
あとから聞いてみてれば高齢者の皆さんも『どのくらいの声で歌っていいのか、分からないよ』って言います。
例えば、新しいレクリエーションをする場合と一緒です。
『このレクリエーションってどんなするの?わからないから教えてよ』って言いますよ。
皆さんも、鉄棒ではじめて逆上がりした時、『どうやってするの?コツは?』って聞きませんでした?
だから、どのくらいの歌声でどのくらい手足を動かせばいいのかわかりやすくデモンストレーションをすることで上手に歌体操ができます。
音痴でも構わないのです。
音痴だったら歌体操をやってはいけないということはないのです。
だから、説明して、やってみて、イメージしてもらう。
これが大切なんです。
自分が知っていることは他人も知っているとは一緒じゃないんですよね。
できる限り、利用者の皆さんに
『これくらいで良いのか』
『これくらい出しても恥ずかしくないのね』
『なんだ、こんな風に歌うのか、安心した』
という風に思ってもらうことで声が出しやすくなるんです。
では、その方法についてご紹介します
音痴でも上手に歌体操をするコツ
上手に歌体操をリードするコツは皆さんに声をだしてもらうことなんです。
まずは、「出来る限りの大きい声を出してみましょう」とお伝えして発声練習をしましょう。
声の大きさの目標は、自分リーダーが思っている以上に声を出してほしいをゴールにしましょう。
思っている以上もしくはそれ近い声量になればOKとしましょう。
方法 その① ボイトレ
簡単なボイトレをすることで、歌体操の声出しは格段と良くなります。
方法は、あ〜っと大きい声を出してみる。
これで皆さん、声を大きく出されます。
声出し練習をすることで声の大きさを理解されます。
まずは歌体操のリーダーがとにかく大きい声を出すんです。
オペラ歌手のように大きい声を出すようにしてください。
声を出す時は『大きい声を出しますからね』と言ってからはじめてください。
いきなり声を出すと『うるさい⁉』って怒られますので注意してください。
必ず、説明してからしないと誤解を招きモチベーションを下げてしまう結果なってしまいます。
リーダーが『皆さんで一緒に大きい声であ〜っと言ってみましょう』と説明をしてから、リーダーも一緒に声出しをやってみると声がよく出ます。
誰しも誰しもが声出しに努力されますので声が出しやすくなります
出された後は必ず、
- 『素晴らしい』
- 『すごい』
- 『こんなステキなあ〜の声聞いたことない』
なんて言って称賛しましょう。
褒められると嬉しいですよね。
褒められると笑顔になりますよね。
褒められるとやる気・意欲が出ますよね。
褒められると声が出やすくなるんですね。
歌う前にぜひ、やってみてください。声出し効果ありますよ。
アレンジとしては、あ〜を長く言ってみる。10秒、20秒と長〜く言ってみると笑いがおきますよ。
一生懸命に何かした後は笑顔や笑いがおきます。リラックス効果があります。
他には、高い声であ〜、低い声であ〜、交互にあ〜、キレイな声であ〜なんてやると笑いがおきますよ。
ぜひ、あなたのオリジナルあ〜で歌体操を盛り上げてください。
皆さんを安心させて上げてください。
それと参考にしているレクの書籍を紹介しておきます。
まとめ
作業療法士直伝!音痴でも大丈夫!上手な歌体操のコツ 大きい声編はいかがだったでしょうか?
結論として、高齢者の皆さんが楽しく声を出して手足をよく動かしてもらうためには、
歌体操をする前に、ボイストレーニングをする(大きな声を出す)と効果的ということです。
歌う前にあ〜っとボイトレーニングをすると思った以上に声を出して歌われる方が増えます。
そして、声出しの練習はいろんなバリエーションで行なうことで歌うことへの緊張もとれてリラックス効果も得られます。
声出しの例
- 長息であ〜、
- 高い声であ〜、
- 低い声であ〜、
- 高い声と低い声を交互にあ〜、
- キレイな声であ〜
などなどやってみると皆さん笑ってくださり、大きい声で歌体操をされますよ。
上手な歌体操とは皆さんが楽しんでやってもらうのが一番ですからね。
大きな声を出すことで運動野が活性化します。
有酸素運動効果もあり、血流がアップすることで脳内の老廃物も流れていきます。
結果、認知機能の向上につながります。
ぜひ、歌体操をする前に声出しをしてから歌体操を皆さんと楽しんでください。
以前の記事で上手な歌体操のコツ 合いの手編でも好評ですので合わせて読まれることをオススメします。
僕は音痴で下手くそですけど、歌体操するのは好きです。
だって、皆さんが笑ってくれるから、さらに有酸素運動になるからです。
音痴だからといって落ち込まなくていいんですよ。
音痴は高齢者の皆さんを元気にする特殊能力ととらえましょう。
いかがだったですか?考え方次第で音痴でもポジティブになれるでしょ!
誰でもポジティブになれます。時間はたった1秒でなれますよ!
以前の記事でポジィティブ思考について書いています。
ぜひ、こちらも読んでください。あなたが元気になりますように!
今回の記事があなたのお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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