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福祉や介護や医療の職場で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今回は、A4用紙を使って指先の力や器用さ、上肢機能の協調性や可動域・疼痛改善・下肢筋力UPができるレクリエーションをご紹介します。
目次
タワーマンションレクリエーションについて
タワーマンションレクリエーションとはどんなレクなのか?
タワーマンションレクリエーションはA4用紙を使って高さを競うゲームです。
A4用紙を折りたたんだり、そのまま使ったりして高いタワーを作り上げます。
詳しくは下記にご紹介します。
タワーマンションレクリエーションについて
今からタワーマンションレクリエーションについて以下の5つで解説します。
- 準備物
- プレイ人数
- 所要時間
- 場所
- 効果
では詳しく解説します。
準備物
- A4用紙 30枚から50枚
- テーブル
- 椅子
※メジャーがあると便利 高さを数値化できて盛り上がります
プレイ人数
1〜3人くらいが基本プレイ人数です。
4以上の人数になると順番が回ってくることが遅くなり、集中力・モチベーションが低下してしまう恐れがあるのでオススメできません。
役割分担が複雑になったりするので2人1組が望ましいです。
所要時間
3分〜5分
一回のプレイにかかる時間は約3〜5分です。
集中力が持続しやすく、モチベーションも低下しにくいです。
短時間で勝敗の結果がわかるので繰り返し取り組みやすく疲労感を感じにくいです。
場所
フロアのテーブル
タワーマンションレクリエーションの効果
身体機能面の効果
- 指先の動作向上(つまむ・はなす・折る・押す・伸ばすなど)
- 上肢機能の運動機会
- 下肢筋力の向上
- 座位や立位の姿勢保持・改善
精神機能面の効果
- 集中力
- 理解力
- 判断力
- 空間認識
- 気分転換(ストレス発散・気分の高揚)
- 協調性
- 興味関心の向上
ルール
ではルールの説明を以下の3つにわけて致します。
- 基本ルールについて
- アレンジルールについて
- 注意事項について
- 生活改善ポイントについて
基本ルール
制限時間3分でどれだけ高いタワーを作れるか競うゲームと節目します。
まずは、紙を折りたたみ積み上げる方法をデモンストレーションする。
※下記の図を参照
個人戦の場合 25枚/1人
①よーいスタートの合図で紙を折りたたみます。
②折りたたんだ紙と折りたたまない紙を組み合わせてタワーを作ります。
③制限時間内に高く積み上げれた方の勝ちです。
※制限時間内にタワーが倒れても積み直しは何度でも可能
※運動会に使われている音楽を使うと盛り上がります。
また、水前寺清子さんの365歩のマーチは約3分くらいですので、制限時間の目安や盛り上げ曲に向いています。
チーム戦の場合は協力して行なうようにお伝えしましょう。
アレンジルール
片手のみでプレイする
片手で行なうことで片麻痺の方も参加しやすくなります。
チラシや新聞紙を使ってプレイする
様々な用紙を使ってプレイすることで紙の性質を考えたり高さを出す工夫を考えるきっかけになります。
注意事項
- 紙を高く積み上げる際にバランスを崩し転倒する可能性があるので見守りにつきましょう。
- 勝敗にこだわりすぎないようにしましょう。
- 関節に痛みがある方は痛みの出ない範囲で行いましょう。
生活改善のポイント タワーマンションレクリエーションの動作には
- 紙を折りたたむ動作
- 紙をつまんで立たせる動作
- 椅子から立ち上がって手をのばす動作
- タワーを作り上げる時の協調した動作
など日常生活に必要な基本動作の練習が含まれています。
レク中は座った状態で紙を折り、その後、椅子から立って紙を積み上げたりと起立動作が反復して練習できます。
この動作を繰り返すことで椅子からの立ち上がり時の転倒予防につながります。
バランスの能力の向上が期待できます。
まとめ
高齢者レクリエーション!みんなで力を合わせタワーはいかがだったでしょうか?
このレクリエーションでは、何かを作り上がる・協力し合うなど人生の中で大切なことを疑似体験できるレクリエーションとなっていると思います。
ルール上でタワーが倒れて、制限時間内であれば何度でも挑戦できるんです。
自分のやる気や他者の協力があれば何度でも挑戦出来ますね。
これは人生も一緒のことが言えますよね。
自然と協力しながら楽しんで頑張ることが体験できるレクリエーションです。
また、倒れないか、うまくいくかな〜などワクワク感が豊富なレクリエーションですね。
レクリエーションは感情を自然に引き出しますね。素晴らしい活動です。
人の可能性を引き出し伸ばす活動です。
以前、可能性について書いた誰でもポジティブ思考になる方法可能性という記事がございますこちらも合わせてご覧ください。
このレクリエーションが皆様の現場で役立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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