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福祉や介護や医療の職場で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今回は、通所介護、小規模多機能、通所リハビリテーションなどの介護施設に通われれる高齢者の方々、中重度者の方々に楽しんでいただけるレクリエーションをご紹介します。
目次
ペットボトルキャップラスト1ゲームについて
ペットボトルキャップラスト1ゲームとは、どのようなレクなのか?
ペットボトルキャップラスト1は箱についたゴム紐を引っ張って揺すってペットボトルキャップが落ちないように競うレクリエーションです。
以下の項目でレクリエーションの内容をご紹介します。
- 準備物
- 心身機能の効果
- プレイ人数
- プレイ時間
- 場所
- ルール
- 注意事項
では、詳しくは下記をご覧ください。
準備物
・箱(ダンボルールの箱にペットボトルキャップが通る穴を開けている箱)
・ペットボトルキャップ オレンジ、青、緑、白 各5
心身機能の効果
- 意欲の向上
- 達成感
- ストレス緩和
- 集中力
- 理解力
- 巧緻性
- 座位保持
プレイ人数
2~4人
プレイ時間
1~3分/回
場所
フロアのテーブル
ルール
①ペットボトルキャップを箱の中に入れます。
②箱の四隅についているゴムを引っ張り振ります。
よ〜い、スタート 振って、振って〜
③振って最後まで箱の中に残っていた方の勝ちになります
アレンジルール
- 自分の色を早く落とすと勝ち
- ダンボールの穴を一つにして、難易度を変更する(プレイ時間の延長)
ペットボトルキャップラスト1に使う箱の作り方
①ペットボトルキャップをダンボールにつけてペンで円を書きます。
それをカッターで切り穴を開けます。
②ダンボール箱の四隅に千枚通し(キリ)で穴をあけてゴムを通します。
完成です。
注意事項
・ゲームのルールが理解できない方は無理してしないようにしましょう。
・一人でできない場合は、スタッフの方に手伝ってもらいましょう。
オススメのレク書籍
現場で役立つレク書籍をご紹介いたします。
ちょっとした時間にすぐに取り組めるネタが満載です。
また、現場でレクネタに悩んだ時に読んでみてください。
きっと、お役に立ちますよ。
ちょいレク50 集団編―元気な人向けレク (困った時のちょいシリーズ)
まとめ
通所介護で中重度者の方も楽しめるレクリエーション!ペットボトルキャップラスト1はいかがだったでしょうか?
ゴムを持って揺らすだけでできるレクリエーションなので、力が弱い方でも参加しやすいレクリエーションです。
高齢者の人で病気や加齢に伴い、中重度状態になると活動量の減少に伴い、心身機能の低下がおきやすくなります。また、モチベーションや興味関心も低下してきます。
そうなるとレクリエーションにも参加しようと思えなくなります。
これではいけませんね。
通所介護、通所リハビリテーション、小規模多機能、特養などに通われている高齢者の方々、中重度者の方々に少しの力やちょっとした動作でできるレクリエーションを行なうことで、参加しやすくなります。
中重度の高齢者の皆さんにレクリエーションを通じて少しでも『楽しかった』、『良かった』、『できた』などの体験をしてほしいと考えています。
その体験を繰り返すことでADLは維持・向上が期待できます。
それに少しでも良かったなどの感情を持ってもらいたいからです。
その理由には、人の体調が感情で左右されるからです。
作業療法士として、中重度の方にレクリエーションを通じて少しでも楽しんでもらうことで、日常生活に活力を見出すお手伝いをしたいのです。
ADL・IADLを良くしたり、維持したりするための直接訓練をすることは大事ですが、楽しむということのほうがもっと大事だと思います。
それは楽しいということが科学的にも治療効果があるとわかってきたからです。
ですから、人生の最後まで笑いと感動を提供できるようにしたいのです。
そんな想いでこのレクを考案いたしました。
何かしらのレク活動で中重度者の方にオススメしてほしいレクリエーションの一つです。
ペットボトルを使ったレクをご紹介している記事があります下記にリンクを添付しておきます。
こちらも合わせて読んでいただくとレクのマンネリ化防止になりますよ。
ペットボトル以外にもたくさんのレクリエーションをご紹介しています。
こちらの記事もオススメです。
関連記事:【デイサービスで大人気のレクリエーション】認知症、高齢者の生活機能向上になるレクリエーション30選
今回の記事が少しでもあなたの現場のお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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