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福祉や介護や医療の職場で働かれている方々、ご高齢者の皆様のお役に立てるような情報を発信していけるよう日々努力しております。
今回は、高齢者や認知症の方の空間認識力・手の協調性、上肢運動、体幹筋力、座位保持能力などがあがるレクリエーションをご紹介します。
目次
フライング福笑い
フライイング福笑いとはどのようなレクリエーションなのか?
フライング福笑いとは、目隠しをせず、顔の各パーツを投げて福笑いをするレクリエーションです。
せーの!ってな感じで投げます!
あはははは!顔がぐちゃぐちゃ!
こんな感じです。(笑)ウケますよね^_^
福笑いは自分の思った通りにいかないところが面白いですよね。
紹介動画ありますのでご参照ください。
フライング福笑いについて以下の内容でご紹介します。
- 準備物
- 心身機能への効果
- プレイ人数
- プレイ時間
- 場所
- ルール
では、下記をご覧ください。
準備物
- 福笑いの用紙 (模造紙に手書きしています)
- 顔の各パーツ
目✕2 鼻✕1 唇:上✕1、下✕1 ほっぺた✕2 まゆげ✕2
心身機能への効果
- 空間認識
- 上肢機能
- 巧緻性
- 協調性
- 体幹運動
- 意欲
- 集中力
プレイ人数
2人〜6人
プレイ時間
3〜5分/回
場所
フロア・床
ルール
①福笑いの用紙を設置します
※目隠しはしません
②福笑いのパーツを隣の方からもらい、投げます
※パーツを自分で持てる方は自分で持ってもOK まずは、目ですね!よ〜く、狙って、狙って〜 えい! 目が・・・・ 次は〜 鼻! 狙って狙って〜 えい! あれれ・・・・次はほっぺ、えい!・・・・ 完成です!
『最初にしては上手くできたほうですね』なんて言いながらやってみましょう。
さらに、プラスのコメントで『こんな美人は見たことない!素晴らしい』など褒めましょう。必ず ウケますよ。(笑)
拡大してみました。
やっぱりウケます(笑)
他にもこんな感じにできあがりましたよ。
絶対に同じ顔はできないので常に楽しめます。
③うまくできなくても、OK! 皆さんで大笑いしましょう。
それにしても・・・・いい表情ですね・・・・(^_^;)
注意事項
- ルールが理解ができない方に無理に進めないようにしましょう。
- 一人でできない時はスタッフの人と一緒に行いましょう。
- 励ましの言葉をかけながらプレイすると盛り上がりますよ。
レクの書籍紹介
笑わせてなんぼのポジティブレクリエーション―意欲向上・自己実現・健康増進・生活継続尾渡先生のレク本を監修させていただきました。
レクの種類がとても豊富で50個以上のレクリエーションが紹介されています。
よかったら読んでください。
まとめ
高齢者の空間認識力、協調性、座位保持能力が向上するフライング福笑いはいかがだったでしょうか?
福笑いの顔のパーツを飛ばすことで自分が意図している場所に置けず、アーティスティックな顔が出来上がりやすく、大変盛り上がります。
顔のパーツを投げて、綺麗な表情を作り上げたいのですが、なかなかうまくいきません。
なので、顔のパーツを投げることができれば、誰でも平等にできるレクリエーションです。
皆さんでフライング福笑いをして年明けに大笑い、良い1年にいたしましょう。
顔のパーツを考えて投げることで空間認識力があがります。
認知機能が向上すると生活能力も改善されます。
実際の生活場面で言いますと、
例えば、
衣類の上下や前後左右の認識力が向上し、更衣動作の改善になります。
袖に腕を通しやすくなったり、ズボンの着脱がスムーズにできるようになったりと
日常生活に役立ちます。
それと以前の記事で飛ばすレクリエーションをご紹介しています。
こちらも合わせて読んでいただくとレクリエーション提供のバリエーションが広がります。
他にもレクリエーション動画をご紹介していますので、あなたのレク・レパートリーに加えてもらえてもらえるように下記にリンクを添付しておきますね。
今回の記事があなたのレクリエーションに役立ちますよう願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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